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(回答先: 「政治家はやらない」(著書で堀江氏)─「東京新聞」 投稿者 天木ファン 日時 2005 年 8 月 20 日 19:22:07)
自民マドンナ
女性の評価は?
衆院選で、自民党が「マドンナ作戦」に打って出ている。全国11ブロックの比例代表名簿1位に女性候補を押し立て、郵政民営化関連法案に反対票を投じた前職の選挙区にも、刺客として女性を擁立している。「世界標準」に比べて、女性の国会議員の比率がかなり低い日本。果たして政権与党の作戦は、女性の地位向上に寄与するものなのか。東海地方の女性たちの評価は−。
◆歓迎「議員増えれば」
「大歓迎。こんな状況を待っていた」と歓迎するのは、愛知県・江南市女性連絡協議会の高田朝子代表(57)。「少しでも女性の声を国政に届けるためにはともかく立候補した方が」と話す。
三重県四日市市の民間非営利団体(NPO)「家庭危機管理・ひまわりの仲間たち」の関本蘭子理事長(53)も「結果的に女性の国会議員が増えるのであれば、大いに評価したい。小泉さんは、女性の感性が時代に必要だと感じているのではないか」と評価。岐阜県飛騨市の会社社長、牧田礼子さん(45)は「地位向上につながるかは分からないが、社会現象として女性が注目されるのは歓迎できる」とみる。
◆反発「人気取り、安易」
三重県久居市の辻美津子市議(59)は「女性が出るのは賛成」としつつも、「ただ有名人ばかりで、苦労して当選までこぎ着けた側からすれば、本当に今回の選挙の意味が分かっているのか疑問」。愛知県豊橋市の渡辺則子市議(58)は「小泉首相に選ばれたから出るという受け身の人が多い。名前が売れているだけの単なるお飾りの印象」と否定的で「だれでも政治参加ができる時代。性別よりも、どのようなスタンスで立候補するかが大切だ」と強調する。
「女性だからというだけで候補者を選ぶのはいやな感じ」と顔をしかめるのは、三重大人文学部4年の那須恵里さん(23)。「能力がある人が女性だった、ということで女性議員が増えるのは歓迎だが、人気取りのために清潔なイメージを武器みたいに利用するのは賛成できない」と厳しい。
名古屋市千種区の医療法人職員、田宮麻衣美さん(23)も「女性を立てれば勝てるという考えは単純すぎるし、馬鹿にされているよう」と指摘した。
自民が、女性を地元に縁のない「落下傘候補」に起用していることへの、反発もある。岐阜市の主婦田中幸子さん(60)は「女性だからといって、地元と縁もゆかりもない人が東京から突然やってきて立候補するのは有権者のためになるとは思えない」とばっさり。
名古屋市瑞穂区などの愛知4区には「料理と政治は同じ」とアピールする料理研究家の藤野真紀子さんが自民公認で出馬するが、同区内の主婦高井真理子さん(33)は「私も料理、子育てをしていますが、そういうもんかなあ」と首をかしげた。
◆マドンナ戦術、とっていない
<自民党総裁・幹事長室の話>まず自民党は「マドンナ作戦」なる戦術はとっていない。街の女性の声は当然だが、小泉改革に共鳴し、出馬を決めた候補者は、男性も女性もそれぞれ素晴らしい経歴、意見を持った人材だと確信している。政治には、少子化問題や教育問題など女性ならではの視点を生かせる課題も数多くある。多くの女性が名乗りを上げていることを心強く思っている。
■女性の国会議員比率■ 世界的な議員交流団体「列国議会同盟」(IPU)の4月末まとめによると、下院(衆院)の女性が占める比率の国際比較で、日本は185カ国中で102位(7・1%)でケニアと並ぶ。1位はルワンダ(48・8%)で、2位はスウェーデン(45・3%)。上位には北欧諸国が目立つ。上位には、女性議員の最低比率を法で定め、男女格差の是正を図っている国もある。
http://www.chunichi.co.jp/wtok10/
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