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2005年10月26日11時23分
平和記念公園(広島市中区)内にある原爆死没者慰霊碑の一部をハンマーなどで傷つけたとして、器物損壊の罪に問われた同市安佐南区祇園7丁目、無職嶋津丈夫被告(27)の判決が26日、広島地裁であった。飯畑正一郎裁判官は「世界の恒久平和の願いを込めた慰霊碑を傷つけることによって、先の大戦で未曽有の苦しみを味わい、どん底から復興した社会に大きな影響を与えた」として、懲役2年8カ月(求刑同3年)の実刑を言い渡した。
判決によると、嶋津被告は7月26日夜、慰霊碑を用意したのみとハンマーでたたき、碑文の一部を削り取った。
嶋津被告は事件後の取り調べに対し、「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」と書かれた碑文の内容が「原爆投下の責任が日本にあるかのようにとれて、気に入らなかった」などと供述していた。
広島市は事件後、削られた部分に粘土を盛るなどの応急措置を施したが、耐用年数に不安があることなどから、今月、慰霊碑を新しい石で作りかえる方針を打ち出した。
http://www.asahi.com/national/update/1026/OSK200510260032.html