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(回答先: 「衝突気づかず」 根室の漁船転覆でコンテナ船社長会見 [朝日新聞]【コンテナ船は事故直前に大きく針路変更】 投稿者 あっしら 日時 2005 年 10 月 05 日 02:05:19)
北海道根室市のサンマ棒受け網漁船「第3新生丸」が大型コンテナ船「ジム・アジア」と衝突し7人が死亡した事故で、イスラエルの船会社「ジム」のゴダー社長が4日、捜査への全面協力を明言したことで事故の全容解明が急進展する可能性が出てきた。コンテナ船は衝突に気付きながら逃げたのか、気付かずに航行を続けたのかが今後の捜査の焦点になる。
海上保安庁がコンテナ船の航跡を記録したGPS(全地球測位システム)を分析した結果、北米航路を航行していた同船は歯舞諸島・勇留島(ゆりとう)の南側でいったん北側に膨らんで弧を描き、再び元の航路に戻る不自然な動きをしていた。根室管内8漁協の漁場監視レーダーが記録していた大型船の航跡ともほぼ一致。コンテナ船が新生丸の存在を認識し、衝突を回避するために右にかじを切った可能性を示す証拠だ。新生丸の前方を航行していた第13伏見丸の見張り役の甲板員によると、レーダーの画面上で新生丸と思われる漁船が大型船と交差するのが分かったという。
しかし、ゴダー社長はコンテナ船が右にかじを切った理由について「新生丸以外の船から距離を取ろうとしたため」と話し、新生丸の存在を認識していた可能性を現時点では否定している。海難事故に詳しい村上誠弁護士(東京都)は「右にかじを切る何らかの必然性があったはずで、かじをなぜ切ったのか、解明が焦点になる」と話す。
ゴダー社長は衝突についても認識はなかったとしている。コンテナ船が衝突に気付かなかった可能性について、北大大学院水産科学研究科の芳村康男教授(船舶工学)は「当たり方による」と指摘。「(コンテナ船の船尾付近にも接触していれば)船尾の操舵室にいる船員が音などに全く気付かないことはないだろう」と話している。
一方、根室海上保安部は4日、新生丸の衝突個所とみられる右舷などを調べ、この日で実況見分を終えた。【本間浩昭、佐野優、鈴木勝一】
毎日新聞 2005年10月5日 1時10分
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20051005k0000m040167000c.html