★阿修羅♪ > 日本の事件17 > 484.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 根室沖事故 転覆、午前1−3時半か 2人の消息なお不明 【北海道新聞29日】 投稿者 Sちゃん 日時 2005 年 10 月 02 日 09:54:40)
<写真:転覆した第3新生丸。かじが左に切れた状態になっている=29日午前9時、根室沖(本社ヘリから)>
北海道新聞(バックナンバー)
http://www.hokkaido-np.co.jp/
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20050929&j=0022&k=200509292145
根室沖漁船転覆、衝突直前に左へ回避か レーダーに大型船の航跡 【写真】 2005/09/29 16:17
【根室】根室市納沙布岬沖で二十八日、同市の落石漁協所属のサンマ棒受け網漁船「第3新生丸」=一九トン、中村明美船長ら八人乗り組み=が転覆し五人が死亡した事故で、新生丸が転覆直前にかじを左に切って衝突を回避しようとした可能性の高いことが二十九日、根室海保などの調べで分かった。同海保は事故当時、同市内の漁業監視レーダーに、現場海域で大型船とみられる船の航跡が記録されていたとの情報も入手し、衝突との関連を調べている。
転覆した時間は新生丸と僚船との交信状況などから、二十八日午前一時半から午前三時半ごろの間の可能性が高い。二十九日午後一時現在、不明者二人の消息は分かっていない。
転覆が発見された際、新生丸の船底にあるかじは左に切られた状態だった。船体の衝突痕は右舷にあるため、根室海保は新生丸が衝突を回避するため左にかじを切ったが間に合わず、右舷から衝突し、転覆した可能性があるとみている。
第一管区海上保安本部(小樽)は衝突時の状況などから新生丸と衝突したのは大型船とみて、特定を急いでいる。
外国船の可能性もあり、近く近隣のロシアや韓国に照会を依頼する。さらに、世界中を往来する船舶名や寄港地が分かる英国の保険組合の検索システム「シー・サーチャー」に情報提供を要請することを検討している。
同本部は衝突相手の船に対し、業務上過失致死などによる立件を視野に入れているが、事故現場は国内法が及ぶ領海(一二カイリ)の外側とみられ、相手の船が外国船の場合は原則として日本の法律による立件は不可能になる。一般的には相手国に対して捜査を依頼し、相手国の法律を適用する。
根室海保の巡視船による新生丸のえい航作業は二十八日夕、ロープの切断で中断していたが、二十九日朝、再開し、同日午後一時十分、根室・友知湾に到着した。
根室海保は不明の二人が船内に取り残された可能性が高いとみて衝突痕の確認とともに船内捜索を行う。
二十九日午前三時二十分ごろ、漂流中だった新生丸に根室漁協所属のサケ・マスはえ縄漁船(七・三トン)が接触。新生丸にへこみができたが調査に支障はないという。