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(回答先: 闇の中、船体たたき6時間 救出の藤里さん 【北海道新聞29日】写真あり 投稿者 Sちゃん 日時 2005 年 10 月 02 日 09:50:06)
北海道新聞(バックナンバー)
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根室沖漁船転覆、大型船が衝突か 一管が全国手配 不明2人捜索続く 2005/09/29 08:37
【根室】二十八日早朝、根室市納沙布岬沖のロシア主張排他的経済水域(EEZ)で、同市の落石漁協所属のサンマ棒受け網漁船「第3新生丸」=一九トン、中村明美船長ら八人乗り組み=が転覆した事故で、根室海保は同日夕、船内から収容した五人の遺体の身元を特定した。同日昼に救出された一人は、命に別条はないことが確認された。残る二人は依然消息がわからず、巡視船など三隻が捜索を続けている。一管本部(小樽)は、新生丸の船首部の傷などから大型船と衝突した可能性があるとの見方を強めており、業務上過失往来妨害と業務上過失致死容疑での立件を視野に、全国に「船舶手配」を出して相手船の特定を急いでいる。
死亡が確認されたのは船長兼漁労長中村明美さん(55)=根室市落石西六七=、甲板長新酒博さん(55)=同市落石西=、甲板員佐藤寿則さん(60)=同市宝林町五の一の三=、同高野勝二さん(36)=渡島管内鹿部町本別七五、同中本信広さん(30)=釧路市堀川町三の二五=。二人が船橋部分、残る三人は後部船室から見つかった。
行方不明は、機関長小笠原一夫さん(62)=小樽市オタモイ一の一五の一五=、甲板員得能久志さん(43)=根室市宝林町一の一三=。
後部船室から救助された甲板員藤里要さん(53)=宮城県気仙沼市=は市立根室病院に入院中で、会話ができる状態だ。
藤里さんは「寝ていたら突然船が転覆した」と証言。現場付近を大型船が航行していたという情報もあり、一管本部は新生丸より何倍も大きい船と衝突したと見ている。新生丸は全長一九・五メートル、全幅四・一メートル。船首から右舷側にかけて他の船と接触した際に擦れたり、へこんだりしたとみられる衝突痕と長さ約一メートルの亀裂が見つかった。
同本部は航空機で海上から該当船を探したが、同日夜までに見つかっていない。
落石漁協などによると、新生丸は根室・花咲港から南東約百二十キロの水域で操業し、事故当時は帰港中だった。現場海域は海上濃霧警報が発令されていたが、二十八日午前一時すぎに僚船と交信した際には異常はなかった。
新生丸の船体は、根室海保の巡視船がえい航していたが、午後六時半すぎにロープが切れたため中断。二十九日早朝から作業を再開する。また、一管本部はえい航作業終了後、船体を調べ、衝突痕に相手船の塗料が残っていないかなどを確認する。