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(回答先: トランクに夫婦遺体/東村高江・数日前に行方不明/殺人容疑で捜査(沖縄タイムス) 投稿者 シジミ 日時 2005 年 8 月 17 日 22:21:00)
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200508171300_01.html
右足だけスリッパを履き死体遺棄現場付近を歩いていた男と女、全身を執拗に殴られた遺体、目立った汚れのない着衣―。東村高江で車のトランクから夫婦の遺体が発見された事件は、県警特別捜査本部などの調べで、解明に向けたいくつかの手掛かりが浮かび上がってきた。
関係者によると、不審な男女が死体遺棄現場を歩いていたのは十三日午前六時ごろ。付近住民が車で通りかかると、乗せてほしそうなしぐさをしたため車を止めた。男性が「車が壊れた。バス停まで乗せてほしい」と話し、住民が「東村役場近くまでしか行かない」と返事すると、「それでいい」と答えたという。
男性は右のスリッパしか履いていなかった。「スリッパがない」と告げ、役場までの約十五分間、車中で「助かった」「ありがとう」と、しきりに感謝した。
役場前のバス停から男女二人を乗せた路線バスの運転手らの話では、男女はバスの中央付近に通路を挟んで座った。特に会話のない様子だった。
同日午前八時すぎに名護十字路のバス停で降りると、道路の反対側に渡ったことが確認されている。運転手は「早朝に東村からバスに乗る人は珍しいが、盆の時期なので買い物にでも行くと思った」と話した。
一方、司法解剖の結果、妻の玉村庸子さん(69)は頭、顔、首を除く、体のほとんどの部分に「数え切れないほどの殴られたあと」があった。県警関係者は「顔見知りの恨みによる犯行では」とみている。
夫の昌二郎さん(71)に致命的な外傷は見当たらず、死因は不詳。県警は夫婦の遺体の状態に差異があることも、事件と何らかの関連があるとの見方を強めている。夫婦はいくつもの事業に失敗し、数百万円を超える借金があったことが分かっている。
殺害場所については、自宅や車内、死体遺棄現場周辺に争ったり、荒らされたりした跡がないこと、血液反応がないことなどから、それ以外の別の場所で殺されて車で運ばれ、車ごと雑木林に捨てられた可能性が高いという。
また、昌二郎さんは靴下で、庸子さんははだし、ともに着衣に乱れや汚れがなかったことや、夫婦の遺体が毛布に包まれた状況から、室内で暴行され、複数の人間によって、トランクに乗せられたとの見方が出ている。
被害者アパート県警が現場検証
県警特別捜査本部は十六日午後、玉村さん夫妻が住んでいた西原町内のアパートを現場検証した。周囲は学生アパートや畑に囲まれた静かな住宅街。県内外から報道陣が詰め掛けるなか、六人の私服の捜査員が室内に入った。
検証は約二時間半で終わり、捜査員は黒マジックで「寝室」と書かれたごみ袋や、手提げ袋に通帳や茶封筒、ノート、座布団などを詰め、足早に現場をあとにした。
同捜査本部は十六日午後、殺害された妻の庸子さんが経営していた宜野湾市内の飲食店も捜索した。午後一時すぎから始まり、同三時四十分に終了。店内に従業員がいる様子だったが、取材陣の呼び掛けには応じなかった。