★阿修羅♪ > 日本の事件17 > 207.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: JRの安全問題に関する見解(2002年4月2日、JR総連) 投稿者 竹中半兵衛 日時 2005 年 7 月 18 日 17:09:59)
安全への挑戦
http://www.jreu.or.jp/anzentyousen.html
<東中野事故>
http://www.jreu.or.jp/anzen/higasinakano.html
<大菅踏切事故>
http://www.jreu.or.jp/anzen/ohsuge.html
<JR貸切バス事故>
http://www.jreu.or.jp/anzen/JRkasikiri.html
<大月事故>
http://www.jreu.or.jp/anzen/ohtsuki.html
<山手貨物線事故>
http://www.jreu.or.jp/anzen/yamate.html
--------------------------------------------------------------
JR西日本福知山線事故
http://www.jreu.or.jp/opinion/anzen.html
さらなる゛職場からの挑戦゛で安全第一の企業文化を築くためのアピール
(全文コピペ、行アケしました)
4月25日9時18分に発生したJR西日本管内の福知山線塚口〜尼崎駅間での快速電車(5418M、7両編成)の脱線・転覆事故は、死者106人、負傷者458人という大惨事となりました。(4月28日18時)現在も救出活動が続けられています。事故で亡くなられたお客さまのご冥福をお祈りするとともに、負傷されたお客さまに心からお見舞い申し上げます。
同じ鉄道輸送に従事する私たちにとって、事故は他人事ではなくまさに我が身の問題です。その立場から中央執行委員会は直ちに現地に責任者を派遣しました。この大惨事を他山の石として、JR東日本の安全輸送確保のためにこれまで以上の努力を重ねていくことを明らかにします。
事故の直接の原因は速度超過に他の要因が加わった「複合脱線」ではないか、などと報道されていますが、いまだ明らかでなく、現在、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会が原因究明をすすめているところです。
ところで、事故やミスで遅れた時間の短縮を目指す「ダウンタイムの短縮」を経営目標に掲げるJR西日本は、運転士の責任で運行が遅れた場合、減給などの処分を規定しているとマスコミは報道しています。このような厳しい管理のなかで、オーバーランのために1分30秒の遅れをだした運転士が、速度超過をしてまで必死になって回復運転に努めたことは十分に考えられます。したがって事故の背後要因は、厳しい管理をすすめる経営体質とそのなかで受ける「運転士の極度のプレッシャー」にあります。
これまでもJR西日本は、安全よりも運行と利益を優先させる立場をとり、事故の責任を現場社員に転嫁する姿勢をとり続けてきました。このJR西日本の安全体質について、2002年11月のJR東海道線での救急隊員触車死亡事故にたいして、「ややもすると列車ダイヤの早期正常化に関心を傾け過ぎて運用されていたJR西日本の指令業務体質」と大阪地裁が厳しく指摘しています。
また、些細なミスを口実にした「日勤教育」という締めつけ的社員管理のなかで、尼崎電車区の運転士・服部匡起さんは自殺に追い込まれました。この日勤教育は今も続いています。
JR東労組は1988年の東中野事故を契機に、鉄道輸送に携わる労働組合として安全を最も重視してきました。そして事故から学び、「責任追及から原因究明へ」「運行よりもまず安全」を掲げて努力を重ねてきました。そして組合員の絶え間ない「職場からの挑戦」と労使の真剣な議論の連続のなかからJR東日本の安全哲学を築いてきたのです。
しかしこのJR東労組の挑戦はまだ道半ばです。安全を確保してからとの問題意識は持ちつつも、現実の場面ではその逆の行動をとってしまう例が多く報告されています。また今年3月23日、京浜東北線の車両故障の際にお客様を2時間30分も窓の開かない車両に閉じこめ大変な苦痛を与える事態が発生しました。JR西日本の今回の大事故は私たち自身への警告と受け止め、足下をしっかり見つめ直さなければなりません。
中央執行委員会は、運行優先の残滓を払拭し、安全第一の職場風土をつくるために、さらなる「職場からの挑戦」=労働組合らしい「安全総点検」を直ちにすすめることを明らかにします。
2005年4月28日
東日本旅客鉄道労働組合
第19回中央執行委員会