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(回答先: 板橋・夫婦殺害 親の一言の重さ 衣食住バラバラ 子だけの世界築き 【東京新聞】 投稿者 愚民党 日時 2005 年 6 月 24 日 08:42:10)
両親殺害後の長男 行動、極めて冷静 薬局へ…包帯購入 凶行時の傷治療
逃走前に池袋で映画観賞も
東京都板橋区の社員寮管理人夫婦殺害事件で、逮捕された都立高校一年の長男(15)が、殺害の際にけがをした手の治療のため一度寮を出て、近くの薬局で包帯などを購入し、自ら手当てしていたことが二十四日、警視庁高島平署捜査本部の調べで分かった。その後、証拠隠滅のため、「発火装置」を仕掛けて実際に爆発させ、映画観賞もしていた。捜査本部は極めて冷静に行動している点に注目。事件の全容解明のため、犯行当日の長男の心理状態も調べる。
長男の供述や調べでは、長男は二十日朝、母親(42)が仕事で室外にいる時間帯を狙い、管理人室で仮眠をとっていた父親(44)を殺害。その後、母親は部屋に戻り、家事のために台所に立ったが、振り向いたところを包丁で襲った。
母親は逃げ回るなど激しく抵抗。母親の傷は数十カ所にも及んだが、その際、長男は手にけがを負った。このため、長男は、返り血がついたTシャツとジーパンを着替え、歩いて近くの薬局に行き、包帯や消毒薬などを購入。両親の遺体が残されている管理人室に持ち帰って手当てした。
手当てを済ませると、ガス爆発させるための細工を開始。電熱器にタイマーをセットし、リュックサックに携帯ゲーム、犯行に使われた凶器の包丁を入れ、「二度と帰らない」と、正午すぎに寮を出た。
長男は「両親が一緒だと抵抗されるので、父親が一人のときを狙った。母親も最初から殺すつもりだった」「いずれ捕まるのではないかと思ったが、それまでは逃げようと思った。自殺や自首は考えていなかった」と話している。
家を出た長男は最寄り駅から地下鉄で池袋へ。午後二時前に「ちょっと映画でも見よう」と映画館に入場し、「バットマン ビギンズ」を観賞。幼いころに両親を殺害された主人公が放浪の旅に出て、その後バットマンになるまでを描いたものだった。その後、上野駅から軽井沢へ向かった。
人を殺害した直後は興奮状態に陥るケースが多いが、捜査本部は傷の手当てや爆破工作など、十五歳の少年が冷静に行動した点に注目。事件前日だけでなく「日ごろから父親には『お前はおれより頭が悪い』といわれていた」と供述している長男の心理状況も解明するため、専門家の意見を聞きながら調べを進める。
http://www.sankei.co.jp/news/morning/25na1001.htm