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(回答先: なんと言ったらええのでせうか?(笑) 投稿者 デラシネ 日時 2005 年 8 月 20 日 09:12:16)
>デラシネさん どうもです。
Kは思うのですが、人間を理屈だけで割り切ろうと言うのは無理だろうと思っています。
例えば不安感を払拭するのに「不安感を持つな」と言うだけで払拭などできません。
例えば、アメリカでは「進化論より聖書の方が真実に近い」と信じている人が過半数を超えていると言うデーターがあります。
そのアメリカ人を日本の多くの人が「我々より合理的で進んだ考え方をしている。」と盲信しています。
「日本と同じ黄色人種のインディアンを駆逐して建国し、キリスト教を信じていて、それ以外の宗教をどう考えているのか分からないのに」信頼の全幅を置いているのです。
ここは一種の宗教なのだろうと思います。高い小泉氏への支持率も「流行・流感」とも呼べる物でしょう。
ここをぶち抜くのは限りなく困難ですが、それをしない限り、日本の生活者の暮らしは良くならない。という憑き物にKを含め多くの阿修羅の住民も憑かれているのでしょう。
今回、デラシネさんの書かれたレスは「合理的には説明が付かない、なにかモヤモヤした不満とか焦燥感」によって書かれた物と言う事なのでしょうが、そのような『割り切れない感情を持っているのが人間という存在」なのです。
その部分は変えていかなければいけないという反面で「全く無視するのも、無理に変えさせようと言うのも危険」なのだろうとKは思っています。
小泉氏の手法は「無理に変えさせる」という種類の物ですが、同時に「民営化ありき」という個人の思い込みが原動力になっているのです。
だから、合理的な説明ができないし、パフォーマンスと強引な手法のみしかない訳です。
小泉氏の唯一の回答は「前から、民営化が私の政治信条である」と言うだけです。
郵政民営化に賛成の国民世論は「産経新聞」では63%に達しました。もう少しで「三分の二」です。
これが、正常な判断によって出された結論であるなら、それは尊重するべきでしょうが、全ては「民営化すれば、良い方向に行く」という何の根拠もない『希望的観測』によるものではないかとKは考えています。
その背景には「自分自身の雇用不安、将来不安への焦燥感とか、労働過密状態にある自分の生活から逃れたい」という気持ちも多いのでしょうが、これは、大戦前のドイツのナチ台頭と同じ様な状況とも言えるでしょう。
政治が「閉塞感を生む政策を行い」「その閉塞感が過激な即効性の期待できる政策を求める」という悪循環になってしまっています。
前にKは「ファンタ・ゴールデン・アップル」という幻のドリンクを研究したことがあります。日本には「これを、絶対に飲んだ」と公言する人は多いのですが、そのドリンクは「販売されていません」
結論とすれば「人間は容易く、集団幻想」に陥る(錯覚を信じ込む)という生物なのです。
そこは、認めて、考えていかなければいけないのでしょう。
ミスは許される社会という方向性に進むべきなのです。(勿論、無原則に全てが許されると言う意味ではありません)