★阿修羅♪ > 雑談専用14 > 294.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: えへへ。 失礼します 投稿者 すみちゃん 日時 2005 年 7 月 31 日 23:16:53)
> 馬場さま、ごぶさたしてます。
ちえちゃん!
生きてたのー.なつかしー.(はぐはぐ) いい子にしてましたかぁ?
> 久しぶりにこちらを覗くと懐かしい人がおりましたので。
いつもはどこにいるんですか?更衣室じゃないよね?
> 民主党の岡田氏はイオン一族でしょう?
お恥ずかしながら,そのイオンを知らないんですよ.
私はいま,善・悪二元論に収束する見取り図(曼陀羅)を描こうとしている
のですが,善人・悪人で区分すると岡田氏はどちらに入るのでしょう?
小泉は単純に悪であるとして,岡田氏は善人に入るのかなという感触もあ
るのですが...ロボットと呼ばれるくらいですから,マジメなんでしょうね?
それとも冷血なんでしょうか?あるいは,誰かにコントロールされていると
いう意味ですか?次の選挙で総理になる可能性のある人物ですから,
知ってることがあったら何でも教えてください.
> ○岡田克也のプロフィール
> 1976年 4月 通商産業省入省。
> 1988年 7月 大臣官房企画官を最後に通商産業省を退職。衆議院選挙に三重県から出馬を表明。
> 1990年 1月 衆議院解散
> 1990年 2月 衆議院議員選挙に初当選。自民党政治改革を実現する若手議員の会の中
> 心メンバーとして政治改革の実現に奔走。
>
> 岡田卓也:イオン株式会社 会長 (岡田元也・克也・昌也の父親、岡田屋・ジャスコ創業者)
> 岡田元也:イオン株式会社 社長 (長男)
> 岡田克也:元通産官僚 現・民主党 代表 (次男)
> 岡田昌也:東京新聞・中日新聞 (三男)
>
> なんだそうです。
なるほど,要は「ジャスコ」と思えばよい訳ですね?
> イオンができたら後にはペンペン草も生えません。
私の街にはヨーカ堂がありますが,似たようなものですね.
> それなのにイオン誘致のために自治体は多額の出費をしています。
雇用を創出するのなら意味があるとは思いますが...
> 商店街をつぶしたのは小泉首相と岡田氏との共同作業です。
善悪二元システムという論理系を考えてみましょう.このシステムの公理として
「善人は弱い」を導入します.これは長期的な観察の結果とかなりよく一致する
ので,自然法則の一部と考えることができます.我々の論理は通常の命題論
理の推論規則に従うものとし,特に排中律を認めます.つまり,人間は善人で
あるか,でなければ,悪人です.商店街をつぶすという行為は力が無ければ
できないことですから,これから容易に「岡田は悪人である」が帰結されます.
で結局,小泉と岡田という2人の悪人が結託して悪を為したという結論ですね.
> この国には対立政党はないようです。
ものごとがうまくゆくのなら,別にそれでもいいわけですが...
> これじゃ1955年体制の方がマシだったんじゃないかと思います。
私は1955年体制は日本人が独自に創案した優れたシステムだったのでは
ないかと思っています.国民には自覚が無かったかもしれませんが,Japan
as NO.1 という目標をクリアできる直前まで行っていた可能性があります.国
力を比較する尺度は人口,GNP,軍事力,情報発信力,などたくさんありま
すが,多くは国土の大小その他基本的に変更できないファクタに束縛されて
います.その意味で国民生活水準の分布に注目すると,
『日本の独自システムは米国型自由経済システムをむしろ凌駕しつつあった
のではないか?』 と改めて問うことができます.
強調しておかなくてはならないのは,このとき日本は仮に世界チャンピオンに
なることがあったとしても,世界の覇権国になるという野望をまったく持っていな
かったという点です.(実現したとすれば,これは人類史上極めてまれな事象が
起き得たことを意味します.)もし,アメリカが日本の意図を誤解することがあっ
たとすれば,その要因として,確かに石原慎太郎という著述家がものした(共著
ですが)『一冊の書物がアメリカの深部に与えた衝撃はことによると911に匹敵
するレベルのものであったのではないか?』という大胆な仮設が可能です.
アメリカは直ちに何のためらいも無く反撃を開始した.まさにアフガンの異教徒
たちに対してしたように.それがバブル崩壊という水爆級破壊で終わることに
なる大陰謀(経済破壊)の発端ではなかったのか?グローバリズムという理論
武装がこのとき初めて(独自システムの排除を目指して)同時進行的に行われ
たような気もします.アメリカが日本の意図を誤解していたとしても,そのような
誤解を解く努力はまったくなされなかった.ぷち姉の用語を使えば,ノータリーン
な日本の政治家はむしろそれを助長するような無責任な発言さえ辞さなかった.
しかしもし,アメリカの反撃が「ねたみ」によるものであったとすれば,それを解
くことは誰にもできなかったかもしれませんね.つまり,自分たちの国は1時間
に1件の殺人事件が起こるような国であるのに,極東のイエローモンキーの国
がなぜ豊かさと平和を両立させることができるのか?許し難い!ということでし
ょうか?もし,そのような邪悪な動機ないし犯意があるとすれば,現状の日本,
今日のF市のような情況を見ればあのWTCの大惨事を見て小躍りしていたユ
ダヤ人グループのように,屋根に登って踊り狂っていることでしょう.
このシナリオがナショナリズムの言語Eで書かれていたのか?マネタリズムの
言語Hで書かれていたのか,あるいはその混合か?ということが問題になりま
す.この2つには今のところそれほどの齟齬はないように思われるので,混合
という把握でよいのかもしれません.仮に我々の最初の仮設,つまり慎太郎の
著作が日米経済戦争の口火を切る某重大事件であったとすると,その著作物
の著者本人の言動を分析する限り,米国の過剰反応が誤解に基づくものであ
ったとしても,彼らにはそう信ずるに足る根拠があったと承認せざるを得ません.
慎太郎はこの著作をまったく主観的な「気分」で書いたに過ぎず,背後にはど
んなシナリオも用意されていなかったと断定してよいと思います.もちろん慎太
郎は政治家である前に文筆家であり,あらゆる表現の自由を享受することが
許されるとしても,それが引き起こしたと推定される甚大なる国民的損害はほ
とんど計量不能です.彼の放言癖は『一冊の書物が与えることのできる衝撃』
に味を締めた狼文学少年に似ています.私には彼はそれに病みつきになって
止めることができなくなってしまったかに見えます.つまりほとんどビョーキです.
このようなデマゴーグを選出して喜々としている東京都民の良識を疑います.
彼のナショナリズム(偏狭なと付け加える必要があります)がこの本を書かせ
たのであり,それがなければ彼がこの本を書くことは起こらなかったとすれば,
彼がこの本を書くこととそれがもたらすことになる結果は不可分であった,つ
まり必然であったと見るしかありません.この時上掲著作の共著者となった
井深大作のSONYが,日本という故地を捨てて,すでに米国型自由経済シス
テムの発展系であるグローバル資本主義というシステムに完全に移転する
ことになるのは,あまりにも辛らつな歴史のしっぺ返しと言うべきでしょうか?
> 日本は、50年ではなく、10年以内にかなりのインフレーションになると確信しています。
> そのきっかけは、おそらく国債先物市場ではないかと考えています。
私が50年と言っている真意は,「50年間はインフレは起こらない」ではなく,
「起こしてはならない」です.国内には基本的にインフレ要因はありません.
起こるとしたら何かしら外部要因が絡みます.国債先物がその国の将来を買
うという意味を持つとしたら,この先国債に値が付くということはあまり考えら
れませんが,他に買うものが無くなれば買われるかもしれませんね.国債に
は株式のような支配権は含まれてませんから,買い占めてもあまり意味がな
いような気もするし..日本は米国債を何の意味もなく抱え込んでますが..
> 1990年の株式暴落のときと同じです。
まだ私は生まれてませんが^^;,何があったんでしょう?株式が暴落し,その
煽りで余剰資金が国債に雪崩れ込み,それが引き金になって,ハイパーイン
フレに突入した,みたいな感じでしょうか?もし,この10年以内にある一線を
越えるインフレが発生したら,ほとんど確実に暴動が起きますよ.まぁ大正7
年の米騒動を考えてもらえばいいと思います.つい最近M町で起きた2人組
強盗事件なんかだって,市民はほとんど反応してませんからね.つまり,何の
不思議もない「起きて当たり前」の事件というクールな受け取り方をしています.
この辺りがTOKYOというマネーの血溜まりでぬくぬくと安逸を貪っている高級
会員制クラブの面々にはまったく見えていないところではないでしょうか?
> 元の切り上げをしない本当の理由は、中国からの資本逃避だと考えます。
> 現在のレートですら、中国共産党の上層部はかなりの資本を海外に逃避させているよ
> うです。 非公式に。
一説には次はベトナムでアメリカはすでに着々と移転準備を始めているとも.
> 元のレートはそもそも1994年以降、歴史的な低水準にあり、切り上げ圧力がか
> かっているのは当然です。 食料やエネルギー源の輸入費用がますますかさむ状況
> で、この歴史的低水準を維持することは経済的にナンセンスと言えます。 それを切
> り上げできないのは、そうとうの理由があると見るべきです。
私は中国は非常に賢く行動していると評価しています.彼らは相当学習した
と思いますよ.私は中国の内情は分かりませんが,(優秀な)学者・理論家が
現物の政治・経済システムに非常に近いところで働いているような気がします.
中国はアメリカの押し付けるグローバリズムその他の既成モデルに拘泥せず,
まったく新しいシステムを独自に創案しようとしているし,それが許されるポジ
ションをキープしています.(日本には禁じられたポジションです.)
> 我々がノーリターンポイントを超えたのは長崎への原爆投下時ではないかと思います。
一応これをP1,私の言ってるポイントをP2として区別したいと思います.とい
うのは,P1とP2では国民のモラルがまったく逆向きになっているように見える
からです.P1では正ないし善,P2では邪ないし悪に向かって反転した(する)
と私は把握します.経済の問題とモラルの問題をミックスして論じるのは土俵
の上で卓球をやるようなものだと思われるかもしれませんが,私は今,それも
直ちにその作業に取り掛からなくてはならないのではないか?という気がして
います.手遅れかもしれません.確かに,米国への完全な従属という意味では
P1で起きたことがP2で増幅されるという以上のものでないことは認めます.
モラルという視点から述べると,P1では,不十分であった(まだ足りない)とい
う批判はあるものの,少なくとも我々はどこと特定はできないにしてもある時点
で,何と特定できないとしても何かしら,誤った決定を行い,誤った路線を進ん
できたという反省を持ちました.一億総懺悔と呼ばれるものです.この時点P1
では少なくとも大多数の国民は戦争肯定から戦争否定に180度方向転換した
と思います.P2はこのようなクリアポイントにはならないかもしれませんが,暴
力否定から暴力肯定に反転します.これが私の言うノーリターンポイントです.