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(回答先: 犠牲者意識を持たない生き方 投稿者 風のように 日時 2005 年 4 月 21 日 21:28:31)
人事を尽くして天命を待つ、というコトバの意味を、最近まで誤解していた。
天命というのは、試験の結果のような「ごほうび」だと思っていたのだ。
しかし、天命というのは「天の命令」だから、次の行動への指針ということだ。
何でもよいから、目標を持って実行してみる(人事を尽くす)と、その過程で、自分の置かれた状況とその問題点が見えてくる。自分の行動と結果との関係も見えてくる。どのようにすると成功し、どのようにすると失敗するかも見えてくる。
したがって、人事を尽くせば、次に何をなすべきかも次第に見えてくるようになる。それが「人事を尽くして天命を待つ」の意味だろう。
人事を尽くすことがなければ、自分が何をすべきかも分からないし、何もしないまま状況に流されて、自分は状況の犠牲者だという思いにとらわれていくだろう。
生きるというのは、自分が世界を試すことだ。自分が世界についての仮説を立て、実験し、検証する。その繰り返しだ。