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(回答先: 雑考 投稿者 蘭心竹性 日時 2005 年 6 月 28 日 08:02:00)
蘭心竹性さん、こんにちは、はじめまして。
長らくの勤務お疲れさまでした。
蘭心竹性さんの雑考に雑感を寄せたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
>民間企業に就職し、自分の採算性を意識すると、民間企業は地方公務員程度の採算性よりずっと優秀に感じます。自分の仕事を恥じてしまいました。
ある種の内部告発と言えるのかも知れませんが、そう気づかれたことは蘭心竹性さんにとってよいことなのかどうかは推断が難しいです。ただし、そう認識されたことには蘭心竹性さんの良識が感じられ、好感がもてます。
>主幹(課長職)を最終に退職したわけですが、どんな取り繕いをしても、その仕事の質において、民間以上の仕事はしていません。退職後、民間を見ての雑感ですが、役場(役所)の事務仕事は、最低賃金でも仕方ないくらいの採算性しか見出せないでしょう。
私は自立した社会生活の第一歩を民間企業で始めましたが、入社5年を経ての主任職のときには上司(課長)から己のコストパフォーマンスを十分意識して業務に励むようにと訓戒を受けたことをよく憶えています。さらに、課長になったときには部長からは自身で仕事を創り出すように求められました。これは、民間企業で碌を食む人達の極一般的な姿ではないでしょうか。
それから、常に日常業務以上の成果を上げるべく自身を駆り立てていたようにも想えます。ルーティンを減らすべく合理化に努めれば努めるほど自分の首を絞めることになるような、非常に自己矛盾的な感覚に襲われたものです。
>現場の特殊技能を必要としない職員の給与は、民間と照らして、絶対に多い。それこそ、給与を半分にして、職員を倍にし、一人当たりの採算を向上させ、余剰人員には、公共の場でのボランティア的職務を与えればいいのではないかと思うようになりました。民間と地方公務員の年収比較ではなく、仕事量の比較にこそ意味があるのではないでしょうか?
仕事量を比較することができれば、逆に民間と地方公務員との間にある仕事の定性的格差が浮き彫りなってくるでしょう。しかし、既得権者である公務員が格差の埋め合わせのために自ら俸給を返上することはないでしょうし、何よりも法的には自主返還はできないはずです。残念なことですが、人員削減といった手段を採らなければ公務員が自身の役務に関するコスト意識に目覚めることはないでしょう。それならば、当分の間は公務員の皆さんには蓄財に励まず、可処分所得部分の全てを費消することによって民間経済に貢献して欲しく思うのです。
>どうして、ボーナスがもらえるのかを考えたことも無かったのですが、自分の仕事を振り返ると、そんな価値もなかったのではないかと考えさせられます。
日本では民間のボーナスであっても調整手当的な意味合いが強く、とりわけ公務員のボーナスにはそうした傾向が色濃く残っています。
>公金を所得とする者が、その採算を無視し、高給とステータスを得るのは間違いではなかったかと考えてしまいます。
もうすでに享受されたことにたいし他人からは何も申し上げることはできないでしょう。しかし、もし本当にそう考えられるのならば、時間的に余裕のあるかぎりにおいて、蘭心竹性さんには身近な人やホームレスの人達の自立支援に是非一役かって欲しく思います。断じて財を施すのが最善の策ではありません。たとえ5年かかろうとも創意工夫に満ちた蘭心竹性さんのご尽力によって人一人が自立できたとすれば、それは蘭心竹性さんの気づきの成果であると想われるのです。(既に取り組み済みでしたら、身の不明を恥じてお詫びいたします。)
また、会いましょう。