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(回答先: 「ユダヤ」の陰謀は大英帝国主義である(ヘンリー・マコウ著:全訳) 投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2006 年 5 月 15 日 07:55:31)
このマコウの作品に対する私からのコメント
「薔薇十字会」とか「メーソン」「ブリティッシュ・イスラエル運動」とか、『結論』の信仰告白などは、ちょ、ちょっと、堪忍してくれ、と言いたくなるのですが、しかしマコウは、ユダヤ系資本家ともう胴体のほとんどがくっついたシャム双生児になっている英国と欧州の支配階層の姿を、的確に指摘しています。
日本にいる人にはピンと来にくいでしょうが、ジモジモの一人として欧州にいると、本当に底知れない「雲の上の高さ」を感じるときがあります。スペイン語で王族・貴族を表現する「サングレ・アスル(青い血)」という言葉があるのですが、「血」が異なるのですね。
(参照)
http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/681.html
スペイン語「青い血(sangre azul)」の意味(欧州を覆う「高貴な血のネットワーク」)
彼らは単に資本で世界を支配するだけではなく、その狂気を現実のものにすべく世界改造を行いつつある、とまあ、こんな言い方をすると立派な「陰謀論者」になってしまうのですが、私はスペインで「雲の上にいるチェスの指し手」の指先を垣間見る機会を与えられました。そして無自覚にそのコマとして動く「左右」の人士たちの姿も。
(参照)
http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/215.html
コンクラーベ:超巨大カルトの首領=教皇選出の鍵【第2部:オプス・デイの正体】
カネと血統による「青い血」の流れる者達は、たとえば自分の庭に虫が多くなってきたら庭師に殺虫剤を振り掛けて処分せよと命令するように、地球を「浄化」しようとするでしょう。自分が歩きづらくなってきたら庭師に改造を命令するように、世界の作り替えを行おうとするでしょう。彼らには彼らの欲求と利益の追及があるのみです。
その「青い血」の重要な一部分としてユダヤ人の支配階層が存在しており、その起源はルネサンスにさかのぼる、ということです。彼らは一般のユダヤ人を出汁にして世界改造の陰謀を実行している、ということなのですが、その要がパレスチナの地、というのも、奇妙な話です。
イスラエルが「植民地」的な作られ方をしたのは明らかで、ジャボチンスキーなど「鉄の壁」の中ではっきりと「植民地作り」を語っています。しかし、植民地なら「本国」があるはず。その「本国」とはどこなのかな?
ここでマコウが「イングランド銀行は英国の法には従わない」と言っていることが注目されます。つまり「イングランド銀行」は英国の中の「一つの独立国」ですね。これは同様に、米国のFBR(あるいはその奥にある大資本家家族の集団)についても言えることかもしれません。イスラエルの「本国」が見えてきたのではないでしょうか。
彼らは英国人としての立場とユダヤ人としての立場を場合に応じて使い分けているだけです。「国民」は欧州に大勢いたユダヤ人たちですから「ナチ印の箒」で掃き集めて「シオニスト印の塵取り」ですくい取ればよかったわけです。
しかしそれにしても、もし英米資本が単純に中東の覇権を狙って植民地化を進めたとしたら、パレスチナではなくてペルシャ湾岸にしたはずでしょう。なぜ石油地帯から離れたあの地でなければならなかったのか。なぜユダヤ人でなければならなかったのか。
ベネディクト16世の弟子でバチカンの大物であるカトリック・シオニスト、クリストファ・シェンボーンが興味深いことを語っています。2005年3月31日付のエルサレム・ポストの記事です。
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『ヨハネ・パウロ2世の跡を継ぐと見なされる枢機卿は水曜日の夜に、この聖なる土地【イスラエルのこと】のユダヤ殖民のための強いメッセージを送った。彼は、欧州のキリスト教徒がイスラエルを支持するのはホロコーストの罪悪に基づくものだ、という主張をはねつけ、キリスト教徒はシオニズムをユダヤ人に対する聖書の命令として承認しなければならない、と語った。
オーストリア司教区の一部であるウイーンの大司教クリストフ・シェンボルンは、エルサレムのヘブライ大学の場所にある「神が土地を選んだ」という言葉について論評したのだ。』
(参照)
http://www.asyura2.com/0502/war69/msg/605.html
新教皇を支えるシオニスト枢機卿シェンボルン【イスラエルが喜ぶはずだ!】
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シオニズムが「ユダヤ人に対する聖書の命令」だ、そして「神が土地を選んだ」ということです。「聖書の命令」はおそらく黙示録の現世的解釈によるものでしょうが、その解釈を教えた「神」ってのはどこのどなた様のことかいな? まさか「イングランド銀行」の神とも言えないでしょうが。
(ついでに、ですが、ここでシェンボーンは『欧州のキリスト教徒がイスラエルを支持するのはホロコーストの罪悪に基づくものだ、という主張をはねつけ』た、と書かれてあります。ひょっとすると、将来「ホロコースト」の嘘がばれるような事態が発生する可能性を考えて、「ホロコースト」とは無関係だ、と予め釘を刺しているのかもしれません。)
エルサレムの第3神殿再建に関して、ラルーシュ派の歴史学者であるScott Thompsonが、米国ネオコン・シオニストのコーディネーターであるマイケル・レディーンについて次のように書いています。
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「神殿の丘」謀略
レディーンと彼の妻バーバラは、イスラム教徒にとって第3の聖地であるエルサレムのアル・ハラーム・アル・シャリフ(アラビア語で「神殿の丘"Temple Mount"」)の上に、ソロモン第3神殿を再建する『ハルマゲドン・プロジェクト』に参加し続けている。聖なる岩のドームの上にあるアル・アクサ・モスクの破壊計画は、中東での止めることが不可能な戦争を勃発させるかもしれない。バーバラ・レディーンは最近まで「聖書考古学誌(Biblical Archeology Review)の編集幹部を務めていた。この雑誌は、英国フリメーソンリーのthe Quatuor Cornati ("Four Crowns")とともに、その第3神殿が置かれるべき場所を決定する中心的な役割を果している。
(参照)
http://asyura2.com/0505/holocaust2/msg/398.html
ユダヤ・ファシズムの系譜:ジャボチンスキーからシャロンまで(4)嘘で世界を操る野郎ども
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ファシスト・シオニストがきっちりこの狂気に参画していることを知らせています。さらにラルーシュはジャボチンスキーを英国のエージェントと見なしています。
例の「シオン長老の議定書」とかも、一般ユダヤ人を狩り立てるために、内容の多くを故意にばらしておいてその作者を「シオン長老」に仕立てたものではないのか、実際の原稿は案外と英国のどこかの豪邸で作られて、こっそりロシアかどこかで流しておいて欧州各地で大騒ぎして話が広まるように仕組んだのではないのか、という気がします。
実際にあの「議定書」に書かれてあることとほぼ同様の事態が世界で進んでおり、20世紀を理解し21世紀を読み取るのに非常に参考になる内容です。そして、一方でそれが欧州からのユダヤ人追い出しに使われ、一方で「アンチ・セミティズム」の罵声の中でまともな研究の対象にしにくい状況が作られてきました。実に巧みな情報操作です。このことが真の作者がどこにいるのか、を示しているのではないか、と感じています。
マコウや、またラルーシュ派の歴史学者たちが言うように、その狂気を世界に実現させようとたくらむエリート階級、というような発想をすると「陰謀論者」と言われるのですが、人間は決して「経済的条件」や「政治的圧力」などといった物理的要因の『関数』ではありません。同時に自らの内からの能動的な要求や意図に基づいても動くものです。そして経済的・政治的に権力を手にする者はその能動的な要求や意図を実現できる立場にあるわけです。実現できる、となれば、実現しようとするのは当然のことでしょう。彼らはニーチェのいう「超人」なのです。
人間をいくつかの計測可能な要因の『関数』として取り扱う「人文科学」こそ、あの支配者のエージェントが発明した奴隷操縦技術でしょう。
別に「エイリアン」や「爬虫類人」を仮定する必要は無く、人間は人間のままで十分に「エイリアン」であり「爬虫類人」です。十分に悪魔なのです。彼ら支配者の意図が黙示録の実現と彼らが解釈する「地上天国」の実現である可能性は、私は高いと考えます。シオニスト・ユダヤ人もキリスト教シオニストも、しょせんは操られた「道具」に過ぎません。そしてその意図に気付き暴こうとする者に「陰謀論者」の罵声を浴びせる者達も、ユダヤ人、非ユダヤ人に関わらず、道具と成り下がった人間なのでしょう。
だからと言って私はマコウのように宗教に立ち戻る気はサラサラありません。私は本能のままに生きます。「本当のことを知りたい」という欲求も、また人間の本能だからです。