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和訳連載:シオニスト・イスラエルからの内部告発――共産主義とファシズムの国(3)
http://www.asyura2.com/0505/holocaust2/msg/904.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2006 年 5 月 05 日 07:09:40: SO0fHq1bYvRzo
 

和訳連載:シオニスト・イスラエルからの内部告発――共産主義とファシズムの国(3)


これは次の投稿に続くものです。

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http://asyura2.com/0505/holocaust2/msg/888.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2006 年 5 月 01 日 07:27:48
和訳連載:シオニスト・イスラエルからの内部告発――共産主義とファシズムの国(1)
http://asyura2.com/0505/holocaust2/msg/900.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2006 年 5 月 03 日 06:21:26
和訳連載:シオニスト・イスラエルからの内部告発――共産主義とファシズムの国(2)
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【 】の中は訳者による注記、また《 》でくくられる箇所は原文では大文字で強調されている部分です。

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http://www.worldnewsstand.net/history/Zionist.htm

人種主義・マルクス主義イスラエルにおける、米国ユダヤ人の人生
ジャック・バーンシュタイン著(1985年)(翻訳:第3部)


●1982年レバノン侵攻

 イスラエルでは大部分のユダヤ人がイスラエルの戦争政策と攻撃的な行動に疲れている。そして平和を望んでいる。戦争を望んでいるのは共産主義者一派だけなのだ。悲しいことにイスラエルで権力を握っているのがこれらの共産主義者たちなのである。

1982年のイスラエルによるレバノン侵攻はイスラエルの人々をさらに分裂させてしまった。もっと軍国的なユダヤ人内部でも分裂が起こっている。

 イスラエルの指導者たちがレバノンに攻め入るために掲げた理由は、パレスチナ解放軍(PLO)を根こそぎにすることであり、彼らのイスラエルに対するテロ攻撃をやめさせることであった。多くのイスラエル人は敢えて声をあげその理由が《嘘である》と非難している。そして、イスラエルとの平和達成の努力としてPLOが11ヶ月間イスラエルへの攻撃を控えてきたことを指摘した。

 レバノンへのイスラエルによる攻撃の真の理由は次の通りである。

1.永久戦争を実行することがイスラエルのシオニスト/マルクス主義指導者たちの意図である。レバノンに対する攻撃は単にイスラエルの「侵略戦争」政策の新たな一面に過ぎない。

2.中東には、特にイスラエルには水が少ない。イスラエルが国家となって以来、イスラエルはラタニ川の水を自分の使用のために求め続けている。そしてそれを手に入れる唯一の方法は軍事的に侵入して奪い取ることである。

 イスラエルの指導者たちと将軍たちは、戦争はたった数日で終わるだろうと計算した。しかし、装備の上ではるかに勝るイスラエル侵略者に対抗して、パレスチナ人と他のアラブ人たちは英雄的に戦った。勝利の見えない数ヶ月が経ち、そしてイスラエルの兵士たちがますます多く母国で埋葬されるようになって、イスラエル内に異議が広がった。イスラエル軍の中にも、多くの兵士が辞めたり命令の実行を拒否するようになった。その命令が無実の一般市民を殺すことを意味したからである。
【注:1982年9月に、レバノンにあるサブラとシャティラのパレスチナ難民キャンプを襲撃して2千人のパレスチナ人虐殺を計画し命令したのは、当時国防省であったアリエル・シャロンである。なお、首相はメナヘム・ベギン、外相はイツァーク・シャミール。すべて“ゼエヴ”・ジャボチンスキーの流れを汲むファシストである。】

 レバノンで任務についていた米国海兵隊員250名の死はアラブ人の責任にされている。これは米国のシオニストがコントロールするメディアによって報道されている。しかし《これには何の証拠も無いのだ!》 実際に、レバノンからの信頼できる報道によると、米国海兵隊基地へのテロ攻撃はイスラエルの軍部、あるいはイスラエルの秘密諜報機関であるモサドによって計画された。この場合、誰が攻撃を実行したのかは重要ではない。イスラエルの人間が計画を立て攻撃をそそのかしたのである。秘密作戦を計画して汚い仕事を誰かにやらせるのは、シオニスト/マルクス主義者たちの常套手段なのだ。
【注:1983年10月にレバノンにある米国海兵隊基地に突っ込んだ自動車爆弾によって米兵241名が死亡、同日フランス軍基地でも同様のテロで297名が死亡した。同年の4月にはベイルートの米国大使館で自動車爆弾によるテロがあり60名が死亡している。全て背後関係は「不明」とされたが、平和維持軍は撤退を迫られた。次を参照のこと。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%A4%A7%E4%BD%BF%E9%A4%A8%E7%88%86%E7%A0%B4%E4%BA%8B%E4%BB%B6
ウイキペデイア:アメリカ大使館爆破事件:1983年事件】

海兵隊基地への攻撃をやらせることによって、イスラエルの「戦争の鷹ども」は、この攻撃が米国人を反アラブに向かわせ米国が戦争に巻き込まれていって、アラブ人に対する侵略の更なる手助けをするだろう、と期待をかけていた。しかし幸いなことに、米国国民がその罠に陥ることはなかった。

 シオニストがいかにして他に責任をなすりつける意図でテロ攻撃をやってのけるかという格好の例が《ラゴン事件(the Lagon Affair)》である。
【注:この「ラゴン事件」は正確には『ラヴォン事件the Lavon Affair』である。これに関しては拙稿およびWhat Really Happened誌記事を参照のこと。
http://www.asyura2.com/0505/war70/msg/622.html
「シオニズムと対決するユダヤ人たち」からの翻訳:『イラクのユダヤ人』(第3部)
http://www.whatreallyhappened.com/lavon.html
The Lavon Affair Is History Repeating Itself? 】

 1954年にイスラエル人の1グループがエジプトの米国施設を連続して爆破した。その中には米国大使館を含む。彼らは、エジプトがこの爆破事件で非難され、米国とエジプトの関係が壊れる原因となることを期待したのだ。

 幸いなことに、エジプトの当局者が、爆弾を仕掛けようとしている最中のイスラエル人エージェントを捕らえ、イスラエルの陰謀の全容が明らかになった。

 シオニストがコントロールする米国のニュース・メディアがこの報道をしなかったため、大部分の米国人はこの卑劣な《ラゴン事件》を知らない。ちょうど米国メディアがイスラエルによるU.S.S.リバティ攻撃を取り巻く事実を報道しなかったのと同じである。

 イスラエルが新たな戦争を引き起こすのはいつなのだろうか。予告するのは難しい。しかしイスラエルが新たな戦争の原因を作ることは確実である。米国国民がシオニスト/マルクス主義イスラエルに関する真実を学び、ワシントンの政治家たちが米国のシオニストにひれ伏すことをやめさせるための行動をし、そして米国納税者のお金をイスラエルの軍機構の資金に利用することをやめさせない限りは。


●イスラエル軍の弱点

 イスラエルが強力な軍事力を持っていることは間違いない。イスラエルの軍事力の基礎は米国によって供給され米国納税者によって支払われる巨大な量の最新鋭の装備である。

 しかし深刻な弱点がイスラエル軍の中に広がりつつある。弱点が現れてくるのは人的な面での構造においてである。これには二つの主要な理由がある。

1.イスラエルがずっと戦争を行い続けあるいはその準備をし続けてきたために、イスラエルの青年の優秀な部分がイスラエルを離れ、あるいは軍に勤務しないための口実を探している。イスラエル軍の新兵があまりに不足したため、軍はイスラエルにいくらでもあふれている《同性愛者》を公式に徴兵している。実際に1976年にイスラエル軍の士官がクネセット(イスラエル議会)で次のように証言した。もし我々が同性愛者を徴兵しなかったならば我々は各階級を満たすに十分な人力を確保できないだろう、と。同様に、イスラエルは最後の手段として外国の傭兵(雇われ兵士)を雇わなければならなくなっている、ということが知られている。

2.もう一つの弱点は、イスラエル軍の中でアシュケナジ・ユダヤ人とセファラディ・ユダヤ人の間の敵意が増大しつつある、という点である。これは、ほとんど全ての士官クラスがアシュケナジ・ユダヤ人であり、実際にほとんどの戦闘を行う下級兵士の大多数がセファラディ・ユダヤ人であるために、増大していることである。軍内部でのアシュケナジ・ユダヤ人のセファラディ・ユダヤ人に対するひどい扱いのために、セファラディ・ユダヤ人による反乱の可能性が大きいのだ。


●米国の男性、女性、少年、少女に対する警告

 イスラエルを支配するマルクス主義シオニストたちと、米国にいるマルクス主義シオニストたちは、米国をイスラエルの側で中東での戦争に引き込むために罠を仕掛けようとしているのだ。彼らは1982年に米国海兵隊がレバノンに派遣されたとき、それにほとんど成功しかけていた。レバノンで死んだ250名の米国海兵隊員の血が、イスラエルと米国にいるシオニストたちの手から滴り落ちている。

 もっと多くの米国人がシオニスト/マルクス主義イスラエルの真実を知らされないならば、あなたは遅かれ早かれ、神が選んだ民族であると主張する無神論者たちが、米国を罠に嵌めて、昔から米国の最も良い友人であり続けるアラブ人たちに敵対する中東戦争に引きずり込むだろう。

 もっと多くの米国の若者がこのような狡賢いシオニストの殺人のために死ぬことになるだろう。この連中は、ついでに言えば、朝鮮戦争やベトナム戦争と同様に、米国を第1次と第2次の世界大戦に米国を追いやった責任を負ってきたのである。

 シオニストの国際的な銀行家たちとその他のシオニスト・ユダヤ人たちがこれらの戦争による利益を数えている間に、米国の母親や父親、兄弟と姉妹たちがその息子と兄弟の死を嘆いていたのだ。

 シオニストの欺きのために、いつの日か、あなたの息子や兄弟を失って嘆き悲しむ《ことになるのだろうか?》
【注:お気づきの通り、この部分は9・11以後の状況に対する見事な予言になっている。】


●イスラエルでの犯罪

 イスラエル(以前のパレスチナ)が、かつてモーゼとイエスとモハメッドが歩いた地であるがゆえに、ここの住人たちは、この聖なる土地とそこに存在する宗教的な場を何らかの尊敬でもしているかのように見えるのかもしれない。

 ほぼ全てのアラブ人イスラム教徒とアラブ人キリスト教徒はこの地の神聖さに対して確かに敬意を、そして崇敬の念さえ持っている。しかし、ユダヤ人ではごくわずかの少数派だけが同様の敬意を持つに過ぎない。95%のユダヤ人は無神論者あるいは世俗的な人間主義者であり、十戒やその他の罪深い人間的な行為に対する戒めを気にも掛けない。

 シオニスト/マルクス主義ユダヤ人たちが「聖地」のコントロールを勝ち取ったとき、あらゆる形の犯罪がこの地に浸透し始めた。2、30年の間にこの聖地は現代のソドムとゴモラとなった。麻薬密輸、麻薬使用、不法な武器取引、売春、ギャンブル、違法労働、殺人、搾取、脅迫、保険金詐欺、高利貸し、そして政府高官と警察の贈収賄が、イスラエルの日常生活の一部になったのだ。

 イスラエルは、テルアヴィヴ近郊のバッ・ヤム(Bat- Yam)に、高度に組織化された犯罪シンジケートの本部を持っている。このシンジケートのメンバーの大部分は、元イスラエル軍の関係者とコマンドであり、武器と爆発物の使用には高度に洗練された技術を身に付けている。

 このイスラエルの犯罪シンジケートは、政府と警察組織の腐敗のおかげで、おおっぴらに活動する。警察と政府高官の一部がこの犯罪シンジケートからカネを支払われ、そして一部の高官たちは犯罪行為に積極的に加担している。

 平均的な米国人はこのイスラエルの真実の面を聞くことがない。なぜなら、シオニストにコントロールされた米国の新聞やラジオやテレビがそれについて無視する態度を貫いているからだ。しかしイスラエルではいくつかの新聞が真実を報道している。たとえば2年前に、ヘブライ語新聞の中の一つでその一つのページのちょうど真ん中に、イタリア・マフィアが40年かけて出来なかったことをイスラエル・マフィアは5年で成し遂げたという内容のことが書かれてあった。マフィアは中東で最も巨大な不法麻薬輸送ルートを発達させたのである。それは主要にドイツと米国に麻薬を売っている。そしてドイツと米国の中においてさえその販売ネットワークを持っているのだ。

 イスラエルの神聖な場所と感情的で宗教的なつながりを持っている少数のユダヤ人、およびここを去るための資金を持たない下層のユダヤ人たちを除いて、他の真面目なユダヤ人たちはすでにここを去ったか、あるいは立ち去ろうとしている。その最も大きな理由は、イスラエルの社会と生活に実際に浸透している犯罪が真面目なユダヤ人たちにとって耐え難いほどひどい、ということである。


●イスラエルの軍需産業

 テロリズム、暴力、そして戦争が、イスラエルでの生活の道であるからには、軍装備と武器を製造する産業がイスラエルの主要な産業と輸出になっているのが至極当然のことといえる。

 建国後の数年間、イスラエルはその軍事的な需要を米国と共産圏の国々から手に入れていた。しかし次第に《米国の力を借りて》イスラエルは自らの兵器産業を発達させた。

 米国政府に対するシオニストの支配は「イスラエル優先」政策を導いてきている。この「イスラエル優先」政策は米国の経済を激しく傷つけている。

 ある種の軍需物資を米国で作って米国人労働者に仕事を供給する代わりに、《それらの製品を製造するための米国による資金と技術の援助》を伴う工場がイスラエルに作られるのである。

 米国はまた、イスラエルが電気製品、医薬品、化学製品、室内設備など、本来なら米国内で作ることが出来たはずの製品を製造する工場を立ち上げる手伝いをしている。

 イスラエルがこれらの「イスラエルを助けよう」産業で利益を上げている間に、米国の労働者は失業者の列の中に立っている。


 ある種の戦争用資材の製造が極めて巨大な量にのぼるため、それらはイスラエルの主要な輸出品となっている。この「中東で唯一の共産主義の砦」として描かれてきた《戦争製造》国は、その戦争用の製品を、カネを持つ者なら誰にでも売りつける。その中には《ファシスト》や《共産主義》という抑圧的な独裁政権を含む。

 イスラエルは自国製の武器を売るだけではなく、同時に米国からイスラエルに提供された武器を売ることさえする。

 アフガニスタンでソ連軍によって使用された武器の一部が《米国製》であり元々はイスラエルに運ばれたものであったことがすでに分かっている。

 同時にまた、アンゴラでキューバ軍によって使用された武器の一部が《米国製》であり元々はイスラエルに運ばれたものであったこともすでに分かっている。【注:1970年代から80年代にかけてキューバはソ連の戦略に沿ってアフリカ諸国に派兵したが、ポルトガル領アンゴラではアンゴラ人民解放戦線のバックアップを行った。】

 これは皮肉なことなのだが、米国は共産主義の拡大に対抗して生きるか死ぬかの戦いをしており、にもかかわらずシオニストに支配された我が米国の政府は《イスラエル経由で》共産主義勢力に軍需物資を運ぶことを許しているのである。


●イスラエルの人種主義政策

 一人のアシュケナジ・ユダヤ人である私がセファラディ・ユダヤ人と結婚したときに始まったイスラエルでの困難に関する私の話を思い出してほしい。アシュケナジ・ユダヤによる反セファラディ的な対応は、むしろ政府の公式な政策でもある。この人種主義派イスラエルに非常に深くしみこんでおり、ユダヤ人たちを激しく引き裂いている。

 ある日私はテルアヴィヴの喫茶店に入った。席がいっぱいで私は一つだけ空いた席に座ることになった。このテーブルにはモロッコ出身の5人のセファラディ・ユダヤ人が座っていた。彼らは私がヘブライ語を勉強している最中であることを知り、私の勉強を手伝ってくれていた。そのときである。青い目のナチ・タイプの警察官が喫茶店に入ってきたのだ。

 彼は私に「この“Kooshim”どもから離れろ。」と命令した。“Kooshim”というのはヘブライ語で「黒んぼ」"Niggers"の意味である。

 私は答えた。「食事を食べ終わったあとで。」

 その警察官は携帯のピストルを抜いて言った。「動け!今すぐに!」

 「言うことを聞いた方がいい。」喫茶店の店主が私に注意して、私は立ち上がった。

 警官は私の側に立って私の顔にピストルを突きつけ、そして命令した。「お前のコーヒーとパンを床に捨てろ。」

 拳銃を突きつけられては逆らうすべも無かった。私はコーヒーとパンを床に捨てた。

 そして彼は言った。「ここを出て行け。戻ってくるな。」

 後になって、私が幸運だったことを知った。その警官は、もしその気があったのなら、私を逮捕することが出来たのだ。そして彼はいい加減なイスラエルの法律のもとで私を撃ち殺すことすら出来たかもしれない。

 米国ではもし誰かが警察官の横暴や不当な行為に不満を持つならその調査が行われる。しかし《イスラエルではそれが無いのだ》。不満を表す者には警察官の実力行使が待っているのだ。しばしば激しく殴られることになる。

 私がセファラディ・ユダヤ人と結婚していたためにまともな住居とましな職業を拒否されたのに加えて、私は人種的な嫌がらせの標的になった。私がセファラディ・ユダヤ人と結婚していたという理由で、何回もアシュケナジ・ユダヤ人たちの《攻撃を受ける》ことになった。

 イスラエルに来てセファラディ・ユダヤ人と結婚した他の米国出身のアシュケナジムたちは、私と同様の仕打ちを受けたのである。

 セファラディ・ユダヤ人が人種主義的行為の犠牲者であったために、私はイスラエルで、セファラディ・ユダヤ人が欧州出身のアシュケナジ・ユダヤ人に対して次のように言うのを何度も聞いたのである。「ヒトラーはお前たちのようなクソ野郎どもをよくも殺さなかったものだ!」

 どうか次の段落を注意深く読んでもらいたい。

 私は米国で生まれ、公立の学校に通い、米国のいろんな場所で働き、そして米国陸軍で2年間勤務した。その間一度たりとも、私がユダヤ人であるということでの人種的な攻撃を受けたことなどなかったのだ。イスラエルに行ったばかりに、いわゆる「《全ての》ユダヤ人の天国」に行ったばかりに、《ユダヤ人である》私が人種主義のために苦しむことになったのだ。

 シオニストにコントロールされる米国のメディアは、イスラエルが激しい人種主義の国であるというニュースを、米国人に伝えないようにしている。米国にいる大部分のアシュケナジ・ユダヤ人はイスラエルの人種主義に気付いていない。イスラエルを訪れるユダヤ人ですら、人種主義的な出来事の証言から用心深く遠ざけられているため、これに気が付かないのである。

 しかしながら、米国のセファラディ・ユダヤ人たちはイスラエルでのセファラディ・ユダヤに対する人種主義的行為の事実を伝え広めている。これを知っているから、セファラディ・ユダヤ人たちは米国からイスラエルへの移民の中に加わっていないのだ。

 私が今までに書いてきたことから、今やあなたはユダヤ教を実践するユダヤ人がほとんどいないことを知ったはずだ。大部分のユダヤ人は無神論者、あるいはアンチ・ゴッドの宗教である人間主義の支持者である。だからユダヤ人のことを、イスラエルが聖書による予言の成就であるとみなしている宗教的な民族であるかのように描くのは、一つの神話なのだ。同様に、ユダヤ人が一つの人種であるかのような描き方も神話である。セファラディ/アシュケナジの分裂が何よりの証拠だ。

 イスラエルで行われている人種主義は、イスラエルが遅かれ早かれ自己崩壊するであろう理由の一つである。


●イスラエルでの共産主義

 シオニストにコントロールされる米国のメディアは、米国人たちに、イスラエルが中東で共産主義を食い止める唯一のバリアであると信じ込ませている。もしこれが米国にとっての深刻な連座ではなかったとしたら滑稽なことなのだろう。

 私が今までに語ってきたことから、あなたは今や、イスラエルが基本的にある種のナチ的なファシズムと混ざり合ったマルクス主義の国であることに気付くに違いない。このことについて大きな本を書くことができるのかもしれないが、現在のところ私は、以下のことを付け加えるにとどめたい。

1.イスラエルは共産主義政党が活動することを許している中東で唯一の国である。そこには三つの政党がある。皮肉なことに、共産主義政党の活動を禁止しているのはアラブ諸国なのだ。(例外は北イエメンで、ここは卑劣な手段によって共産主義者たちに奪い取られた。)

いくつかのアラブ諸国は共産主義圏の国々から軍装備を購入するが、それは彼らが、米国がイスラエルに供給する莫大な量の兵器に見合うだけのものを、米国から手に入れることが出来ないからなのだ。ただしそれも、アラブ/ソヴィエト関係が続いている限りにおいて、である。

2.ソヴィエト連邦は、イスラエルに向かうという約束があれば大量のユダヤ人に国を去ることを許している。そして《イスラエルはこれらの共産主義が身に付いたユダヤ人たちを歓迎するのだ》。次の点は注目しておかねばならない。いったんソヴィエト連邦を離れたからには、たとえ大部分と言うわけではなくても、ソヴィエトのユダヤ人はイスラエルの代わりに米国にやってくるのだ。次の点にも注目しなければならない。建国以来、何十万人ものユダヤ人がイスラエルを去っている。一部の情報はその数を《百万人》とする。それらのユダヤ人の一部は、イスラエルで暮らすよりもむしろソヴィエト連邦に戻ることを求めているのだ。これらのユダヤ人の生活はソヴィエト・ロシアでのほうがましなのである。

3.米国がイスラエルに与えている最近の科学的な進歩がソヴィエト連邦に横流しされている。科学的な情報が通り抜けていく中心地は、テルアヴィヴから50キロメートルほどのレフーヴォット(Rehoovot)という町にあるワイツマン研究所である。

4.クネセットのメンバーのおよそ3分の1が、イスラエルの共産主義、社会主義、あるいは他のマルクス主義起源の政党に属している。これだけでも、イスラエルが中東で共産主義を防ぐ唯一のバリアであることが嘘に過ぎないことは明らかなはずだ。《実際には、中東で共産主義の拡大を食い止めている防御壁を形作っているのはアラブ諸国なのである。イスラエルは、共産主義の背後にあるニューヨーク/モスクワ/テルアヴィヴ三角形の一本の足なのだ。》


【翻訳、第3部終り;第4部(最終回)は数日中に投稿の予定】

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