★阿修羅♪ > ホロコースト2 > 333.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 『ホロコースト産業』著者フィンケルシュタイン「偽の友」と確認 投稿者 木村愛二 日時 2005 年 8 月 31 日 19:54:48)
「古代アフリカ・エジプト史への疑惑」という本のことを知り、これが1974年にすでに書かれていたことに大変驚きました。日本人がこのようなことをお書きになるのは、珍しいことではないでしょうか。
人類学者、L.S.B.Leakeyが約200万年前の物と推定されるHomo Habilis(ヒトの直系の先祖とされる)の化石発見を発見したことから、東アフリカが人類発生の地であり、文明発祥の地であるとされています(但し、Leakeyの化石発見は1959年ですから、その後,雲南省やヒマラヤ、南アジア等で更に古い化石が発見されているようで、新説は色々と出ていますが、現在のところこの定説は覆されていません)。
木村さんがおっしゃるように、世界史は文字を持った白人学者たちによって歪曲されていると私も思います。
エジプト文明を築いたエジプト人やエチオピア人がコーカソイドに属するのか、それともネグロイドに属するのかということに関しては意見が分かれていますが、黒人学者達は木村さんも書いておられるように、ネグロイドであったとしています。
これは古代ギリシアのホメロスが「オデッセイ」や「イリアッド」、プラトンが「ファイドロス」などでも書いていますし、エジプト人は自分たちのことを「Kemet Nur(黒い土から生まれた黒い人という原住民語)」と呼んでいたということからだと黒人学者達は言っていますよね。
サハラ以南のアフリカは無文字社会でしたので、アフリカ人自身による文書の類が残されておらず、従って彼らの歴史も白人の交易人達の記録や、民族や王の系譜を歌いながら語るグリオによってしか分からず、なかなか大変な作業のようです(グリオの家の出身で世界的に有名なミュージシャンにサリフ・ケイタやユッスー・ウンデゥルーなどがいます)。
日本人のアフリカ学者といえば、川田順三さんしか知りませんが、彼もどちらかといえば歴史というよりアフリカ文化の方に造詣が深い様に思いますが、いかがでしょうか。
アメリカでは、この黒人学者が最もラディカルで有名です。中には彼の説はラディカルすぎるという人もいますが、一応御参考までに。彼の書いた本「Introduction to Black Studies」は、黒人学(African American Study)を学ぶ人たちの間で有名な本です。
Ron Karenga
http://en.wikipedia.org/wiki/Maulana_Karenga
またこのような研究センターのサイトもお役に立つかと思います。
African Studies Association
http://www.africanstudies.org/
AFRICAN STUDIES ASSOCIATION LINKS PAGE
http://www.africanstudies.org/asa_linkspage.html
何かありましたら、またお知らせします。