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(回答先: 『ホロコースト産業』著者フィンケルシュタイン「偽の友」と確認 投稿者 木村愛二 日時 2005 年 8 月 31 日 19:54:48)
「ホロコースト教左派」と言えるでしょう。「信者」である訳者による誘導も。
この点は、オプス・デイなどの「カトリック右派」に対する中南米の「カトリック左派」いわゆる『解放の神学派』の関係とよく似ています。(しょせんはどちらもカトリック教の範囲内です。)
『ホロコースト産業』の訳者あとがきによれば、フィンケルシュタインの最も尊敬する人物としてチョムスキーの名が挙げられています。まあ、そういうことでしょうね。
以前に私はこの「ホロコースト教左派」の信者さんに絡まれたことがあります。
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(参照)
http://www.asyura2.com/0406/war57/msg/978.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2004 年 7 月 23 日 08:02:39
「ホロコースト教信者」満漢全席氏にまとめて一回だけ返事しておこう
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この人はどうやらレンニ・ブレンナーを「聖人」とあがめているようで、フィンケルシュタインを「聖人」とするこの本の訳者の立木勝氏といい勝負でしょう。ブレンナーはチョムスキーやフィンケルシュタインと同様に政治的にも左翼であり、シオニストとナチスの関係について様々な事実やデータを挙げて分析、シオニスト批判をしていますが自らは他の者たちと同様に、ホロコーストを固く信じて、微塵も疑っていません。
私に絡んだ「ホロコースト教」左派の信者さんも、自らは熱狂的な反シオニストを称していますが、ブレンナーが調べた事実関係を「リヴィジョニスト」に引用されることを極端に嫌う傾向があります。根っからヒネクレ者の私なんぞ、こうなったら意地でも引用したくなってしまう。(笑)
同様のことは「目には目を」のジョン・サック、あるいは先ごろ私がシリーズで翻訳した「シオニストと対決するユダヤ人」でも言えることです。ただ「イラクのユダヤ人」を書いたナエイム・ジラディがホロコーストに対してどんな態度をとっているのか、は今のところ私は知りません。
カトリックでもそうなのですが、「右派」がもろにCIAと手を組んで中南米での米欧資本の謀略活動を積極的に担っている以上、どうしても心情的に「左派」の方に同情的になってしまいますし、「左派」とその同調者がもたらす事実関係に関する情報には、やはり公式発表では無視されている貴重なものが多いため、そちらからの引用が多くなってしまいます。
しかししょせんは第2バチカン公会議で作り上げられた「世界統一宗教=世界政府作り」への方向に向かうものであることに変わりは無く、弾圧され虐殺される『解放の神学派』の僧侶たちが「悲劇の英雄」として神格化し祭り上げられることは、「左右」を操る「雲の上」にとっては有益なことでしょう。
この点で相当に注意しながら情報を扱わねばならず、事実関係を「左派」の文脈から離して再構成しなければなりません。このような醒めた読み方をすることは通常は極めて難しいでしょう。同様のことはいわゆる「ネオナチ」「陰謀論」に関しても言う事ができ、事実関係を彼らが作りたい文脈から引っぺがしながら確かめていく必要があります。通常は非常に困難であり、こちらがどんな再構成の仕方をしても、引用するだけで非難(場合によっては勘違いの賞賛)の対象になってしまいます。
『ホロコースト産業』にはADLやブナイブリスなどのユダヤ右派がホロコースト・プロパガンダをばら撒いては利権漁りをしている、数多くの実例が実に詳しく書かれており、その例示と分析には注目すべきものがあると思います。しかしこれらは他の方向からも検討して、読む人間が自らの頭で事実関係とデータを再構成していくべきものでしょう。
それが出来ない場合には「信者さん」になるしかないでしょう。訳者はあとがきに、フィンケルシュタインがホロコーストを否定していないこと、チョムスキーを尊敬していることなどを強調して、読者をその方向に誘導しているようです。こういう連中こそどうしようもなく厄介でしょうね。
いずれにせよ、米国では出版は押さえられていても、欧州や日本では訳本が大手出版社から出されて、しかもベストセラーになっているのですから、「何か」ありますよ。シオニストの力が欧州で弱いわけは無いですから。