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(回答先: テレビの有名人病 投稿者 さすれば 日時 2005 年 10 月 14 日 08:45:53)
有名人病は、確かにありますね。
しかも、テレビがまた有名人を創り出すから
始末が悪いですね。
例えば、政治的に一般的には無名だった安部晋三を
小泉が幹事長に指名した時のマズゴミのはしゃぎっぷり。
その取り上げ方に違和感を覚えませんでしたか。
新しい有名人の一丁あがり。その時のおばさま方のはしゃぎぶりも
異常でしたね。
私の個人的理解ですので、全く根拠はないのですが
所謂、マズゴミ的有名人（著名人でもいいが）に関しては、
少し感じることがあるのです。
日本人の幼児性への回帰です。
私は、ボンクラなのでしょうね。
最近、「女・子供」とセットにした言葉の意味がようやく
分かった様な気がするのです。
この二つの共通点はヒーローを求める点にあるのではないでしょうか
マズゴミ的「有名人」とは現代のヒーロ−なのでしょう。
女の場合には、ヒーロ−はおとぎ話の「王子様」です。
王子様というのは、無条件に社会的地位のトップです。
社会の不平等など余分なことは一切考えない。
「王子様」であること、そのことに魅せられる。
ヒーローは女にとってのセックスシンボルでしょう。
だから現代においても、女はその人自身であることよりも、
「有名人」＝ヒーローであること、その事実に魅せられる。
血筋が良い、魅力的、セクシーなどの表現は
全てその流れですね。
だから、小泉のいかがわしさをいくら女に言っても、
なかなか納得しない。理解はしても納得しないと言うところでしょうかね。
小泉は日本のトップ、権力者ですから明らかにヒーロ−です、女にとっては。
しかし、これは責めても仕方がない。生物的な問題が絡んできますから。
問題は子供にとってのヒーローです
子供には自我（意識）の発達の投影対象として
ヒーロ−が存在するようです。
しかし、いわゆる「創世伝説」の中のヒーローは
必ず死ぬ運命になっているとのこと。
（創世伝説のヒーローは意識の起源と関係があるようです。
大昔に読んだユングの素人解釈）
これを私なりに解釈すると、自我（意識）が十分発達し自立し始めれば
ヒーローはもはや必要ないと言うことだと思います。
子供の頃はヒーローを絶対視しますが
成長してからはそのヒーロー自身を人間として相対視できる様になりますので、
この考えは全く的はずれではないと思いますが。
（自信があるわけではない）
この観点から現代社会を見るとどうでしょうか？
現在はマズゴミによってマズゴミ的ヒーローが
大量生産され続けられています。
その結果、政治、経済、スポーツから
ヒーローがこれでもかと言うぐらい出てきます。
スポーツ新聞はあまり読みませんが、ヒーローで満ちあふれていませんか？
そして、テレビでマズゴミ的ヒーロー作りが盛んに行われていませんかね。
社会がヒーローの持つ無条件の善を受け入れれば、
同時に、無条件の悪として投影される悪人が必要になる。
大人社会にヒーローがたっぷり生存し、社会がそれを受け入れているという事は、
子供と変わらぬ心性がずっと残っているということではないでしょうか。
（有名人になりたがる、テレビに出たがるのも子供がヒーローに憧れる心性かも）
その結果、大人自身が最早まともな判断ができなくなりつつあり、子供と同様
人や物事を絶対視しやすい、或いは正義の味方と極悪人という単純な色分で
判断する傾向にあるのではないかということです。
今回の選挙でも、内容の吟味をマズゴミがロクにしないで、
小泉に対して、改革＝正義の味方＝善
のヒーロ−作りをやった。
「信長」「信念」「殺されても」「変人以上」このような言葉を
テレビで聞いた様に記憶していますが、日本人好みのヒーロー的言辞です
当然、法案反対＝＞改革反対＝極悪人＝悪の流れが起きる。
そして、いったんこの流れが起きてしまえば、
いくら法案の不備を主張しようが、マニフェストの内容を競おうが
勝負は既についています。
内容は最早どうでも良いのです。善か悪かです。これは動かない。
さすればさんの「有名人」という「キ−ワード」から
自分なりの現代的有名人の意味を書いてみました。
かなり的がはずれているかもしれませんが、
これが現在の私の理解の限界。
ご指摘の通り、ニュースの内容と取り上げ方も問題ですね。
現在の取り上げ方は無批判な垂れ流しですから。
ＴＢＳの筆頭株主が楽天になるというニュースを流すならば
ニュースとしての重要性が何処にあるかを示さないといけないですよね。
そこを指摘しなければ、「そうなのかい？」程度のニュースでしょう、やはり。
楽天という名前は記憶に残るでしょうが・・・。
しかし、これは無理でしょうね、やる気も意気地もないでしょう。
ＮＨＫの午後の番組だと思いましたが、ニュース解説のコーナーで
取り上げた話題が、郵政法案に反対した議員の処分についてです。
これが、ニュース解説する程の事かいな？
馬鹿らしくてチャンネルを変えましたが、
これがＮＨＫのレベルですもの。
水戸黄門が印籠かざして、「きつく仕置きするから謹慎しておれ！」と悪代官に
申し渡すのと同じ様に、
小泉が「きつく仕置き申し渡す」かどうか視聴者が固唾を飲んで待っているとでも
ＮＨＫは考えているのでしょうかね。
健全なジャーナリズムが欲しい、本当に。
しかし、ジャーナリズムは既に重く病んいる気がします。
だから健全とは言わない、もう少しまともなジャーナリズムが欲しい。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。