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今回の選挙において特筆すべきは、マスコミの果たした役割・影響です。特に、テレビの影響は大きかったと言えます。その小泉礼賛フィーバーは、常軌を逸していたと言うべきです。大新聞も、冷静な解説や掘り下げを放棄した紙面作りが目立ちました。マスコミ界全体の現状分析能力が低下していると思わざるを得ません。日本の、そして世界の現状をどう理解したら良いのか分からなくなっているということでしょう。感覚的に一般受けするかどうかが全ての基準となっているかのようです。
しかし、こうしたマスコミの姿に対して、一方で強い批判も広がっています。選挙が終わった途端、新聞の一部には掌を返したような論調も現われました。マスコミ批判の広がりを無視できなかったのでしょう。
いずれにしろ、現状をどのように認識し、どのように対処すべきかについて、確たる立脚点を見失っているマスコミの姿は、実のところ、現在の日本社会そのものでもあると言えます。小泉のような無責任な政治家が4年以上も首相の座にあること、それが何よりの証拠です。