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(回答先: 40歳以上は全員健診 健保・自治体に義務化へ (asahi.com) 投稿者 彗星 日時 2005 年 10 月 10 日 20:07:00)
小生は場末の医者で、族議員や医師会トップではないので、念の為。こういう投稿に目を光らせて、利益誘導を測っているという向きも疑われるかもしれないが、患者サイドと日々直接接しているので、「医療は会議室で行われているんじゃない!」との思いから書いてます。
まずは、検診は自由診療ですから、国保・社保の懐は当面痛まない。
が、雇用主は検診受診者増えた分、検診代負担するので、難色でしょう。
更に、国保も社保も異常が見つかれば、精密検査や治療分保険からおろされます。
25年には(平成?)2兆の医療費が浮くというのが本当なら、総合すると、喜ばしい事なんでしょう。
自治体は、検診受診者増えれば、インカム増えるが、忙しくはなるでしょう。料金も税金を使って、低く設定しているので、薄利多売になるかもしれません。その税金を補填している部分が大きければ、財源の問題もあり、反対?税金負担で逆ざや料金設定だと、更に強く反対か?
医療機関は検診受診者も「飯の種」でもあり、異常が見つかれば、精密検査、治療で、歓迎。元々、逆ざやになるような料金設定もしていないし。
市民は・・・、社保入っている人は、雇用主が費用負担してくれるから、異常がなければOK。自営業経営者や専業主婦は、義務化され、健診受ける分は自己負担だから反対。
どちらも、異常見つかれば、精密検査や治療は保険の自己窓口負担分支払い増。
よって、今回は、(統計試算が正しければ、)、国・財界賛成、中小企業反対、自治体反対(投入税金割合による)?医者賛成、市民反対という事になるか?
昨今珍しく、当方に有利な試案ですが、資金繰りの苦しい中小企業や市民が負担増は変わりないでしょう。
しかし、利害を無視して提言させて頂きます。
さすがに40歳以上は健診「義務化」は乱暴ではないか?しかも、「罰則」とは?
政府公報などで、「強く推奨」くらいでいいと思う。
また、どうしてもやるなら、費用対効果を充分吟味して、肥満症傾向と急なやせだけ糖尿検査。各種癌の疫学データから、行う検査を限定する。尿検査を紙を個人に渡して、自分で判定させる。乳ガン触診も指導して自己申告にする。晩酌するひとやウィルス肝炎疑いある、輸血歴や肥満症だけ肝機能。通院中のひとは改めて同じ検査は免除とか。
詳細な問診と、簡単な診察で、個人毎に必要な検査を定め、個人が自分でできる事は自己申告にするのだ。うそを申告するような場合も有るかもしれないが、そういう検査は自己責任にする。
それには、稀なケースで、あとから何か発症しても、検診施行者を告発せず、自己責任としてもらう事も必要。
また、精密検査行く、行かないも自己責任にして、義務化しない、よって、そのため何か発症しても、自分以外の責任を問えない。
例えば、大便に血液反応があれば、大腸カメラを勧められるが、自分で症状もないし、痔のせいだと思う人はうけなくてもいい事にする。
あとは、極力、医療ではなく、指導でやっていく方法を取る。カロリー・塩分・糖分・脂肪制限や運動療法など。
あと、下の北かばさんの一行だけに敢えて反論
>検査は、症状を自覚してからで十分である。
癌というものや、肝臓・腎臓・肺病・心臓などともに、症状が出てから診断では遅い。生死に関わる場合も多いし、抗ガン剤や手術や入院など、医療費も時間的犠牲も多大になります。
北かばさんのお父さんの大腸癌死も、検診でポリープの段階で発見できれば、日帰り手術で助かったかもしれません。生成発展プログラムさんの、40歳で発症、即入院、翌日死亡のかたも、検診で、不整脈など見つけ、あらかじめ原因を除いておけば、そうならなかったのではないでしょうか?
読者の皆さんの周りにそういう方はいらっしゃらないですか?自分の頭で判断してみてください。小生はどこかのえらい医学者が書いた論文や製薬会社が独自に出した臨床データはさっ引いて理解しておりますが、そんな方としょっちゅう遭遇しております。
医者と患者の信頼関係にかけて提言します。
早期診断、早期治療、健康維持のためにも、発症しなくても定期的に検査を受けて置く事が重要
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