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(回答先: ディーゼル毒性の正体解明 環境研、長年の謎に答え(Livedoor) 投稿者 ああ、やっぱり 日時 2005 年 7 月 21 日 11:29:39)
ディーゼル粒子 毒性の正体解明
「ニトロフェノール」で血圧低下・心拍異常
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20050721/eve_____sya_____000.shtml
ディーゼル車から出る粒子(DEP)に含まれ、血圧低下や心拍の異常などを引き起こす化学物質の正体が、ニトロフェノール類と呼ばれる物質であることを、国立環境研究所、北海道医療大、東京農工大などの共同研究グループが21日までに突き止めた。
ニトロフェノール類は血圧低下などを起こすほか、生殖機能に悪影響を及ぼすホルモンに似た働きを持つことも判明。今後、ディーゼル車に対する規制強化を求める声が高まりそうだ。
ディーゼル粒子には発がん物質などが含まれていることが分かっているが、血圧などに影響を及ぼす物質の正体は長年の謎だった。
グループは、DEPに含まれる多数の化学物質をさまざまな溶剤などを使って分けながら、血圧低下などを引き起こす物質の抽出に成功。構造解析によって、この物質が、3−メチル−4−ニトロフェノール(PNMC)などのニトロフェノール類であることを突き止めた。
動物実験などでは、PNMCにラットの血管の収縮力を弱めたり心拍数を低下させたりする作用があることが確認された。雌のラットに与えると子宮の重さが増え、雄のウズラに与えると精巣が委縮するなど、女性ホルモンに似た作用をすることも判明した。
PNMCは、日本など各国で広く使われている有機リン系のフェニトロチオンなどの農薬が分解されることによっても発生することが知られており、大気中などからも広く検出される。
グループの鈴木明・環境研主任研究員は「農薬の使用を含め、ニトロフェノール類の発生源や汚染実態、健康や生態系への影響を調べることが急務だ」と指摘している。
<メモ>ディーゼル粒子
ディーゼル車の排ガスに含まれる黒煙の正体で、炭素の小さな粒子の周囲にさまざまな化学物質が付着している。ぜんそくやアレルギー、肺がんなどの発症のほか、心電図や血圧の異常、流産の増加、精子数の減少などが多くの動物実験で指摘されてきた。最近では粒径が非常に小さく、肺から血液中にまで入り込む微小粒子(ナノ粒子)による汚染や生物への影響も注目されている。
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