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ディーゼル毒性の正体解明 環境研、長年の謎に答え
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1293900/detail?rd
ディーゼル車から出る粒子(DEP)に含まれ、血圧低下や心拍の異常などを引き起こす化学物質の正体が、ニトロフェノール類と呼ばれる物質であることを、国立環境研究所、北海道医療大、東京農工大などの共同研究グループが21日までに突き止めた。
このうちの1つは、3−メチル−4−ニトロフェノール(PNMC)で、日本など各国で広く使われている有機リン系のフェニトロチオンなどの農薬が分解されることによっても発生。日本の大気中などからも広く検出される物質だった。
ニトロフェノール類が女性ホルモンに似た働きを持つことも確認され、今後、ディーゼル車や農薬使用に対する規制強化を求める声が高まりそうだ。
DEPが、生物の循環機能や生殖機能に悪影響を及ぼすことなどは分かっていたが、その正体は長い間の謎だった。(了)
2005年07月21日09時59分
共同通信
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