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私は、滋賀県○○○に住む44歳の男性です。最終更新日時: 2002/10/21 【日経ネットビジネスプラス】
http://www.asyura2.com/0505/hasan41/msg/671.html
投稿者 hou 日時 2005 年 7 月 29 日 23:54:40: HWYlsG4gs5FRk
 

(回答先: 残高    あと   17兆9千億円        【読売新聞】 投稿者 hou 日時 2005 年 7 月 29 日 20:54:24)


http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/colCh.cfm?i=t_kimura18

Eメールで皆様からのお便りをお願いしたところ、様々な情報が舞い込んでくるようになった。以下は、ある男性からの告発である。
    前略、私は、滋賀県○○○に住む44歳の男性です。私は、今回、貴殿に初めてお手紙をお書きします。私は平成7年まで、当時の△△△銀行の子会社である□□□に勤務しておりました不動産鑑定士であります。私は、□□□において、△△△銀行が不良債権処理に際して必要とされる書類を作成しておりました。当時の大蔵省は、担保価格の査定のために不動産鑑定評価書の提出を要求していたからです。


 銀行が求めた不動産の大幅な水増し評価

 要するに、不良債権処理の現場に居た方なのだ。その方がこう証言している。

    貴殿は、銀行が大幅な引当金の不足に陥っているとたびたび著書において指摘されております。また銀行は不良債権処理において真実を隠しているとも指摘されております。私は、実際に△△△銀行の不良債権処理の実務に携わっており、貴殿の指摘は全面的に正しいものと思います。・・・・・・不良債権処理(間接償却)において、その時点における担保不動産の現在価値の査定が必要です。そのために不動産鑑定評価書が必要とされるのですが、現実には、大幅な水増し評価が行なわれております。同封した不動産鑑定評価書がご覧になればよくわかるように、架空の想定条件(これを鑑定評価条件)につけて、大幅な水増し評価が公然と行なわれております。貴殿がこれまで著書において指摘されていた、銀行の引当金不足は真実です。ただしそれについてマスコミも監督官庁も容認していたことは確かです。


 これが、もし、真実であるとしたら大変なことである。

 その方が綴られている△△△銀行の実態に関する説明を以下にお示しするので、是非、読者の方で真偽のほどを判定していただきたい。

    私は、△△△銀行の子会社である□□□において不動産鑑定士として、△△△銀行が不良債権処理手続に際して、当時の監督庁である大蔵省に提出する不動産鑑定評価書を作成しておりました。銀行が行なう不良債権処理に当たり債権償却特別勘定への繰り入れは、融資案件の損失金額から担保不動産による保全分を査定する作業が、不動産鑑定評価なのです。同封の書類は、私が、平成7年に実際に作成した不動産鑑定評価書の写しです。この当時私は、□□□大阪支社に勤務しておりました。そして主に△△△銀行の不良債権処理の仕事をしておりました。今から実際に行なわれていた不動産鑑定評価の作業についてご報告致します。
 まず対象となる担保不動産の不動産鑑定評価額を不動産鑑定士自身の判断で決められません。△△△銀行の場合には本店に融資管理室という部門があり、「本件は、この金額で、書類(不動産鑑定評価書)を作ってくれ。」という形で具体的な指示があります。△△△銀行の子会社の□□□では、銀行の指示に基づいて不動産鑑定評価書を作成しております。最初から決められた鑑定評価額で不動産評価書を作るためには、いろいろな不適切な操作を行ないます。同封した書類に基づいてご説明します。実際より不動産鑑定評価額を水増しするために、現実とは違う架空の鑑定評価条件を設定します。本件では、対象不動産の土地と建物の所有者が違うにも関わらず、土地と建物が同一の所有者であるとして、「自用の建物及びその敷地。」としての価値を査定します。土地と建物の所有者が違う場合には、借地権が発生しており担保不動産の価格が下がるからです。ですからこのように事実と反する鑑定評価条件を設定して、この場合では、権利関係の付着していない自用の建物及びその敷地として価格を査定し、鑑定評価額を大幅に水増ししております。△△△銀行ではこのようなやり方で貸し倒れ引当金の計上を意識的にコントロールし、不良債権処理額を実際より少なくしておりました。平成7年当時の監督官庁は大蔵省でしたが、△△△銀行と□□□は共謀して意識的な不適切な操作を行ない、虚偽の書類を大蔵省に提出しておりました。

 本件以外にも暴力団が賃貸ビルを不法に占拠している場合、現況有姿のままでは対象不動産の価格が大幅に下がってしまいます。△△△銀行ではこのような場合には貸しビルとしてはでなく、自社ビルとして鑑定評価を行い、その価格を査定します。□□□ではこのような現実とは明らかに違う架空の鑑定評価条件を設定し、△△△銀行の不当な要望をお答えしておりました。その事実はこの書類でも明らかなように、「お申し出により」と明記されており、△△△銀行の強い要望であることは明らかです。

 私は、□□□に在職中、△△△銀行の不良債権処理のために多数の不動産鑑定評価書を作成しておりましたが、どの仕事においても、必ず本店の融資管理室という部門から「この案件は、この価格で、不動産鑑定評価書を作ってください。」という指示がありました。その指示というのは対象不動産の担保価格をかなり水増ししたものでした。△△△銀行は□□□の親会社であること、また不動産鑑定士といっても所詮サラリーマンであることにより結局△△△銀行の言いなりに不動産鑑定評価書を作成しました。今から考えると自分の信念に従い、△△△銀行の要求を断れば良かったと思います。

 不良債権処理において間接償却を行なう場合には、実際に担保不動産を売却しないため、不動産鑑定評価書のような書類に頼らざるを得ません。その不動産評価鑑定書が、銀行の子会社の不動産鑑定士によって作成され、不良債権を過小に粉飾しております。もちろんこのようなことは明らかに問題があるのですが、これまで全く問題にされませんでした。今日、不良債権がかえって増加しているのは、一つは債権の分類に関する査定の甘さです。もう一つは、担保不動産より保全させる債権の査定の甘さです。この二つが本来の不良債権を過小に査定したものと思います。

 今回、私は、実際の不動産鑑定評価書の写しを同封致しました。この書類は金融庁の専門の皆様が御覧になれば、「△△△銀行が不正な書類操作により、不良債権隠しをやっている。」という事実がよくお分かりになると思います。このような書類を御覧いただき、不良債権発生のメカニズムについて解明されることを念願しております。


 隠された不良債権の数字はいったい……

 実際、この方は、不動産鑑定評価書の写しを同封されており、上述した証拠として提示されている。不動産鑑定士の登録についても証明書のコピーをいただいた。その資料を見る限りにおいては、この△△△銀行の不良債権処理には、かなりの問題が混入しているように見受けられる。

 いつまで経っても解決しない不良債権問題の背後には、ひょっとすると、この告発が示しているような裏事情が少なからずあるのではあるまいか。そうであれば、銀行が表に出している不良債権も数字自体が信じられなくなる。

 良心を失っていない銀行員の方々、元銀行員の人々、不良債権処理の関係者にお願いしたい。もし、この告発のような事実があるのであれば、是非メールで教えていただきたい。不良債権問題を解決するためのソリューションを描くためには、不良債権の実態を直視しなければならないからだ。それが、もし、いかに汚れきって腐臭に満ちたものであったとしても……。

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