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(回答先: 中国の人民元切り上げで円急騰、対ドル109.87円/ユーロ133.58円まで急落/ニューヨーク外国為替市場概況(フィスコ 投稿者 愚民党 日時 2005 年 7 月 22 日 07:16:42)
2005.07.22 Friday
人民元為替制度の改革の国際経済への影響
author : Kaisetsu
http://blog.kaisetsu.org/?eid=94062
◆◆ 中国の動向という視点から見たアジアの政治経済は、基本的に、次の枠組みに沿った形で流れていることが、また、明らかになりつつある。
(参考1)
2005.07.22 Friday
人民元通貨バスケット移行 通貨政策が中国にコントロールされる懸念も出てきた。
author : Kaisetsu
http://blog.kaisetsu.org/?eid=92813
(参考2)
2005.07.22 Friday
人民元通貨バスケット移行への参考資料
author : Kaisetsu
http://blog.kaisetsu.org/?eid=93356
基本的に、米国と中国の利害は一致する点が多いのであり、表面上の対立姿勢に目を奪われてしまっては、深層の動きはつかめない。中国の人民元改革は、まず、中国経済の発展に寄与するための措置であることは、当然である。
そこで、その間接的影響について述べる。
これは、基本的に単純である。つまり、中国経済が国際経済に与える影響は、少なくなく、この中国経済が資本市場においても、影響力を行使できる土壌を整えることになる。
中国が、資本市場においても、プレーヤーとしての役割を主体的に行うということは、中国国内の諸制度が国際的な平準化・均質化するとともに、既存のプレーヤーに対しても、「中国的なるもの」が浸透し、相互に影響しあう状況を生む。つまり、他の諸国も、中国を含めた国際経済秩序の再構築を市場で迫られることになる。
この局面で、現れる顕著な現象は、世界標準から見て「歪んだ」構造の破壊である。
アジア諸国において、最も、均整の取れている構造は、シンガポールや香港であろう。韓国も、徐々に、構造改革を進めている。
この面で、最も、出遅れているのは、日本であり、円高その他、あらゆる局面で、これらの矛盾が試される展開を生むだろう。
ODA ウォッチャーズ
(資料)
更新時間 :2005年07月22日14:01 (北京時間)
人民元為替制度の改革(1) なぜ改革するのか
中国人民銀行(中央銀行)の報道官はこのほど、人民元レート決定システムの改革に関して、記者の取材に応えた。
――なぜ人民元レート形成システムの改革を行う必要があるのか。
人民元レート決定システムの改革推進は、対外貿易の不均衡の緩和や内需の拡大、企業の国際競争力の向上、対外開放水準の向上への必要によるものだ。ここ数年来、中国(の対外貿易収支)は経常項目、資本項目ともに黒字が拡大し、国際収支のアンバランスを激化させている。2005年6月末現在、中国の外貨準備高は7110億ドルに達した。今年に入り貿易黒字は急速に伸び、貿易摩擦がさらに深刻化している。
人民元レートの水準を適切に調整し、レート決定システムを改革することには、次のようなプラス点がある。
(1)内需を中心とする持続可能な経済発展戦略の徹底や、リソース配分の改善にプラスになる。
(2)通貨政策の独立性強化、金融調整の主体性と有効性の向上にプラスになる。
(3)輸出入の基本的バランス維持、貿易条件の改善にプラスになる。
(4)物価の安定維持、企業コストの縮減にプラスになる。
(5)企業の経営体制の転換促進、自主開発能力の強化、貿易成長のモデル転換を加速、国際競争力とリスク対応力の向上にプラスになる。
(6)外資導入構造の改善、外資の利用効率の向上にプラスになる。
(7)国内・海外両方のリソースと市場の十分な利用、中国の対外開放水準の向上にプラスになる。(編集KS)
「人民網日本語版」2005年7月22日