など鉱業株主導で上昇していたが、ロンドン市内で新たに爆発事件が生じ
たことから下げに転じる場面もあった。 中国当局が人民元の対ドルペッグ制を廃止したことを受けて、ロンドン株は中国経済か
ら新たな需要が出てくるという期待感から買われていた。
爆発事件が発生すると、株価は下げに転じた。FTSE指数は5256.0の高値近辺
から5180.2まで落ち込んだ。ただその後、この日の爆発が7日の攻撃よりも小規模
でほとんど負傷者もいないと伝えられると、売りの勢いは衰えて再び上昇に転じた。
欧州株式市場は、まちまち。
ロンドン市内の地下鉄やバスで再び発生した爆発事件や、中国が人民元切り上げに踏み
切ったことに加え、さえない企業決算内容を消化するため、投資家が様子見となっている
ことから、値動きの荒い展開となった。
下落が最も目立ったのは、フィンランドの携帯電話機大手のノキア で、10
%下落。この日同社は投資家を失望させる第3・四半期の利益見通しを発表したことが嫌
気された。
この日、ロンドンの地下鉄やバスなど4カ所で発生した爆発事件は、50人以上が死亡
した爆発事件から、まる2週間目の出来事となった。
ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)は、旅行客減少の懸念が高まり、下落。
しかし、事件の全容が次第に明らかになり、死者がでなかったことが確認されたことから
、市場は終盤にかけ戻した。BAは一時2.5%下落したが、終値は0.4%安だった。
中国の人民元切り上げは、米小売大手ウォルマートをはじめとする米主要輸入業
者に、商品原価の上昇をもたらす可能性があるとの見方がある一方、中国への重機輸出を
促すとの見方もある。 しかし、人民元切り上げを背景に、輸出業者が大半を占めるドイツ株式主要30銘柄指
数 は上伸。
総計約6億ユーロとなる複数の契約に合意したドイツの総合電気大手シーメンス
は上昇。ドイツのエネルギー大手エーオンも、同社の英国支部がエ
ネルギー価格を値上げすると報じられたことを背景に上昇した。シーメンスとエーオンの
上昇は、同指数の上昇分の約半分を占めた。 ノキアのやや軟調な決算内容が、ハイテク株を圧迫する一方、スウェーデンの通
信機器メーカー大手エリクソン は、2.7%上昇。第2・四半期決算で、純利
益と売上高がともにアナリスト予想を上回ったことから、同社は携帯電話ネットワーク部
門の見通しを引き上げた。
<ユーロ圏債券> ほぼ変わらず。
中国による人民元切り上げやロンドンの地下鉄などで発生した爆発事件などの影響を受
け上下に振れる展開となった。
関係者の間では、今回の人民元の措置について、中国がドル資産を保有する必要性が薄
れたことにより、ユーロ債券よりも米債券への影響が大きいのではないか、といった指摘
も聞かれる。
CDC―IXIS証券のストラテジスト、ルネ・デフォセ氏は、「爆発を受けて債券へ
の逃避買いが見られたものの、その後の相場への影響は軽微」と話している。
[東京 22日 ロイター]
(ロイター) - 7月22日6時58分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050722-00000670-reu-brf
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