★阿修羅♪ > 国家破産41 > 528.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: もう少しじっくり考えられたらどうですか。 投稿者 あっしら 日時 2005 年 7 月 16 日 17:28:29)
>あっしらさん、どうもです。
あっしらさんの主張は「家計の可処分所得(消費に回せる能力)」は急激には高まらないので通貨増刷は即ハイパーインフレとはなり得ないという単純なモノだと気付きました。
現在のデフレは心理学的要素が高いから「経済学の講義のような部分は斜め読みで十分」との認識から「タダ見ていた(読んだだけで考えていなかった)」事は認めたいと思います。(汗)
【ところで、「「増刷しない」場合より高い」と考えたのなら、簡単でいいから、どういう経済論理で「取り返しの付かない事態」が生じるのか、また、増刷しない場合はどのような経済論理でそれを緩和することができるのか述べるべきであろう。】
との事なので、Kの考えを書いておきます。
Kは「通貨の適正流通量」というようなモノが「イメージ」として誰でも持っていると思います。これは幻想でもあるでしょうが、100円の物品は100円で買う価値があるわけです。これは100円で売っても良いという判断があると言うことです。
金本位体制の概念は今でも漠然としてですが、残っていると仮定すれば、日本の国に許された発行残高はGDPなどや国際競争力などを総合的に評価した上で「世界が認めた範囲内で行われる」という暗黙の了解事項というようなモノがあり、その上で1ドル120円とかの交換為替レートが成り立つのだと思っています。
あっしらさんは「既に増刷している」とされていますが
http://www.indb.co.jp/graph_new/html/KINYU101.htm
を見てみれば、日銀券の平均発行残高は安定した常識の範囲内での緩やかな右肩上がりだと思われます。
もしか、すれば、裏があるのかもしれないですが、あるならば「政府も危険なので隠蔽している」事になるでしょう。事実「赤字国債の残高は危険域に達するまでは、あきらかに隠蔽されていたと思われる側面があります」
心理面から判断すれば、GDPや国際競争力に見合わない「日銀券(通貨)」を所持していると判断する人の数、外国の数によって「イメージとしてのインフレ予想」からインフレが実体化する。とKは考えています。
つまり、発行残高と物品の交換において、100円硬化に100円の価値が無い(明日使用するときには80円くらいの物しか買えないという予測)と思うようになる訳です。
そこは「気分次第ですし」「個人的妄想」かもしれませんが、そのような人が一定数になれば「売り渋り」的な在庫調整から「家庭の可処分所得」に関係なくインフレになる可能性はあります。
これが、外国からの輸入食料品においてなら「かなり深刻な事態も予想できます」
買い手(家庭の可処分所得の限界)に絶対の自信を持つことは「売り手の心理」の考察の見落としをしている可能性があります。
トイレットペーパー事件ですが、Kの聞いた話ですと「石油ショック」とは相関関係がない「デマ(噂)」から買い需要が供給を凌駕したと聞いています。心理的なインフレの実例で適当ではないかと思っています。
>【「実際の通貨流通量も物品の総量は関係なく」インフレになるというのは超能力の世界です。】
それは、売り手と買い手の間に何の打算も予測も無く、正常に取り引きされている場合にのみ言えることでしょう。
例は適当とは限りませんが、七並べというゲームにおいては「全てのカードが揃っているのでキチンと並ぶか?と言えば、「打算と作戦によって、勝利を目指すために、そうはならない」事で潰れます。
勿論、Kの予測など当たるも八卦、当たらぬも八卦のレベルです。
しかし、可能性の指摘はされても良いはずだと思っています。