★阿修羅♪ > 国家破産41 > 508.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 様々な視点があります。 投稿者 考察者K 日時 2005 年 7 月 14 日 21:19:04)
こんな銀行と郵貯のテイタラクによって、私達の預金(1300兆円)の内の0.07%(91兆円)しか民間企業で活用されていないのです。
http://members.jcom.home.ne.jp/u333/ithink030226ginkouyuutyo.htm
「既に巨大な資金を活用できるのは、国家規模の経済政策」以外には、ほとんど無いと思います。
例えばKは「中小零細業に『低金利融資』をする」という政策が「現在の不景気脱却には有効」と考えています。
>弱い産業保護は、結果的に他の産業から見ると、差別されているようにみられ
勤労意欲の低下とモラルの低下が予想されます。
社会主義の問題点は、上の二つに言及されます。
そして、その分野を金融機関が開拓しなかった、もしくはできなかったたため。(大蔵省による護送船団方式で)
弱い企業の代表になってしまった。
そして、その保護のおかげで、産業別でも新規開業がすくなく、日本の中小零細は世界にくらべて、新規企業の開業が減っています。
その影響で、銀行や信用金庫が弱っています。
彼らは、自分たちの得意分野というのを作ることができなかったのです。
では、まったく資金需要がないのでしょうか?
いままでの、貸し出しである土地担保主義では、資金需要に限界があります。
それが、需要開拓に結びついていないという理由でもあります。
では、資金需要は低金利で供給すれば、中小企業の発達につながるでしょうか?
中小企業でも、財務がしっかりしたところであれば、こまっていないでしょう。
財務が弱いから、借りにくるのです。
そして、そういう企業こそ、産業全体に生産性の問題や日本の産業構造がのしかかっています。
建設業 3,856 874,284
製造業 2,102 575,018
卸売業 2,073 743,294
不動産業 502 1,444,970
http://www.tsr-net.co.jp/new/zenkoku/year2/1174194_1027.html
今日本に問題ある産業、それは、土地にかかわる問題です。
そして、商店街や小売業など事実上低金利に保護された産業とモータリゼーションにおくれた小売そして、直販の進出によってその地位を追い落とされた卸売業
第一次・第二次下請けに代表される、生産性の低い建設業と各都道府県ごとに発注され重ねて生産性に問題がある。土木工事
これらにかかわり、財務の弱い中小企業が、低金利の融資に飛びついてくるのです。
これは、日本の経済構造の問題なのです。
そして、その問題は、財政政策に頼りすぎた経済に言及されるのです。
中小企業こそ国家の基幹であり、ノウハウの塊である
銀行業は、成長産業というエンジンであるが、アイデアだけで前進できる
いままでにない、業態なのです。
その業態は、何も大きければ良いというわけではないのです。
ようするにスケールメリット=収益の拡大につながらないのです。
決め手は一にも二にも、人材なのです。
郵貯が大きくなるとことさら不安のようですが、それは各金融機関が優秀な人材を
そろえることができればの話です。
いまの郵貯にそれができるとは思えません。ましてや上場せずにそのような人が自動的にあつまるわけでもないのです。
郵貯がうまく大きくなるならそれでも良いのです。
日本のオーバーバンキング状態をなくすことができれば、この改革は成功です。