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(回答先: ハゲタカ外資に乗っ取られつつあるゴルフ場の現状を報告する。 副島隆彦 投稿者 TORA 日時 2005 年 6 月 13 日 04:39:16)
株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu96.htm
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ハゲタカ外資に乗っ取られつつあるゴルフ場の現状を
報告する。こういう事を、なぜ新聞は書かないのだ。
2005年6月13日 月曜日
(私のコメント)
日本のバブルの崩壊の現状は、最近では新聞や雑誌でもあまり見かけなくなりましたが、90年代の頃はテレビなどでも見かけました。最近はハゲタカ外資がゴルフ場を買い漁っているとは知っていますが、マスコミではあまり見かけなくなっている。しかし現状が回復していると言うのではなくて、90年代よりも今のほうがいっそう落ち込んできているのだ。
10年位前なら日曜日の帰りの特急などではゴルフバッグを持った数人のグループが缶ビールを開けながら盛り上がっているのをよく見かけましたが、最近ではゴルフバッグを持っている人たちを見かけない。日曜の夕方の特急電車でもそうなのだ。それだけゴルフをやる人は減っているのは確かだ。
2000年頃のITバブルがあった頃は多少持ち直しましたが、最近はまたひどくなってきている。政府の発表する経済指標は本当なのだろうか。株価にしても最悪の時よりかは上げていますが、ゴルフ会員権の相場は一層ひどく落ち込んでいる。ゴルフどころではなくて会員権を手放す人が多いのだろう。また買う人もいない。
80年代のバブルはゴルフ場開発で日本中が湧きかえったことが一番象徴的だ。なにしろゴルフ場を作るだけで会員権が飛ぶように売れてそれで開発費をまかない、ゴルフ場会員権は有価証券のように値上がりしていった。その頃のゴルフはサラリーマンの嗜みだったしゴルフが出来ないと仲間はずれになるほどだった。
ゴルフをやると病み付きになると言いますが、銀行でもゴルフ焼けで真っ黒な顔の支店長もいたし、平日でも接待ゴルフで出かけていた。高額所得者は趣味と実益を兼ねてゴルフ場会員権を買っていたし、ローンで買っても値上がり益でプラスになる勘定だった。それが副島氏が指摘するように借金返済で苦しんでいる。
本当にゴルフが好きなら5000円でプレイできるのだからいい世の中になったといえるのでしょうが、5000円でも出来ないほど今のサラリーマンは状況が厳しい。ゴルフ場会員権を持っているような人は自宅もローンで買ったであろうし株式投資もしていた人が多い。それらが全て借金の塊になり返済で苦しんでいる。
日本のゴルフ場の多くが潰れて、山を切り崩して作ったゴルフ場は再びススキの生い茂った野原に戻ってゆくのだろう。景気が回復するまでどれだけのゴルフ場が生き残れるのだろうか。地方も観光の目玉としてゴルフ場やスキー場やレジャー施設を作った。それらが二束三文で転売されて解体されてゆく。
これらが現在の日本の現状なのだろう。ところが新聞やテレビはこのような悲惨な現状を伝えないのはどうしてだろう。90年代より現在の方が確実に悪化している。大企業の業績は上がっても輸出企業が多い。国内の観光業やホテルや旅館など廃業が相次いでいるが、ゴルフはもとより観光旅行すら出来なくなってしまっている。
マスコミでこのような現状を報道すれば景気対策に国民の関心が向くから、マスコミは報道を自粛しているのだろうか。小泉・竹中内閣は長期間緊縮財政で日本の国内経済を破滅させるつもりなのだろうか。銀行も金融庁が締め上げているから動きが取れずに融資は低迷したままだ。ゴルフ場の会員権が売れるようになる日はいつの日になるのだろうか。