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ゴールドマン・サックス、西武鉄道グループに照準 (夕刊フジ)
経営再建中の準大手ゼネコン、フジタの筆頭株主になることが8日、決まった米投資銀行ゴールドマン・サックス(GS)。貪欲に日本の大型投資対象を探すGSは、次は本命の西武鉄道グループ買収に乗り出す。
GSと森トラストを中心とする投資ファンドが総額410億円の増資を引き受け、フジタの55%の株式を握る。
フジタは3月末に再建計画を発表した際、米投資会社ローンスターを増資引き受け先とする意向だった。だが、入札による選定の結果、GS連合がスポンサーの座を奪った。
「GSとローンスターのガチンコはゴルフ場争奪戦ではおなじみ」(外資系証券)ながら、今回の逆転劇でちらつくのは、フジタのメーンバンクで、GSとも親密な三井住友銀行の影だ。
フジタ側は「三井住友の仲介はなく、アドバイザーは野村証券」と否定するが、「フジタは今回、債権放棄の要請額を80億円増やしたが、これを三井住友が負担する可能性が高い」(銀行筋)との声もある。
三井住友はこれで懸案だったゼネコンの不良債権処理が一段落することになるが、GSにとっても、ゼネコン再生に乗り出す意味は大きい。
GSは今年4月、総額85億ドル(約9100億円)の買収ファンドを立ち上げ、有力な投資先を探っていた。
フジタ支援の資金も大半は、このファンドから出たとみられるが、最大の買い物と見込んでいるのが西武鉄道グループだ。
当初はみずほコーポレート銀行主導で再建計画が作られたが、GSをはじめ、モルガン・スタンレーやリップルウッド、ジョージ・ソロス氏の投資ファンドから村上ファンドまで、内外10社以上が西武グループ買収に手を挙げた。
「ここにきて西武側は、すべての買収提案を検討する方針を固めたようだ」と関係者は明かす。
「GSは当初、9000億円で提案し、その後買収金額を1兆5000億円から2兆円まで釣り上げているようだ」(前出の銀行筋)。
豊富な資金力をバックに、GSの“日本買い”がますます加速しそうだ。
[ 2005年6月9日18時0分 ]
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/business/seibu.html?d=09fuji56244&cat=7&typ=t