★阿修羅♪ > 国家破産40 > 405.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: こちらこそ。勉強させていただいております。 マクロを現実にどう実現させるか? 投稿者 memento mori 日時 2005 年 5 月 17 日 08:20:39)
合理性が重要というのです。
では?日本はなぜ合理的ではないのか?
@ジニ係数が高い
A労働人口の流動化がないため、市場が熟成時代に入りつつあるのに長期雇用をあらゆる産業で活用されている。
B金融資産が国債に吸い上げれている
C金融資産は、財政が主に主導権を握っている
D財政が強いために、それらの利権は強固な護送船団を組み、それらの雇用もまもられている。不公平が発生している
グローバルとは、おもに海外からみた指標の国際会計基準やオランダに発する、ワークシェアリング、税制の直接税拡大
海外との生産調整を容易にし、環境汚染の防止というキーワードがある。
特に、年金会計などの運用は最大のテーマである。
年金運用は、各国とも抱える高齢化社会を養うためにも国際化しなくてはならず
それは、日本にもいえることである。
これは、グローバル経済と環境保護というキーワードを浮かび上がらせる。
そして、中小企業では、小売業と建設業の縮小ということがでてくる。
これは、日本に多くの弊害をもたらしていると同時に雇用を支えている
しかし、高齢化とともに制度疲労が著しい状態だ。普通、民主主義(福祉国家)か市場原理により是正されるが
それらは機能していない、それらを日本が合理化するために必要なのだ。
この場合日本は、福祉国家という道を選ばず、市場原理に頼ったことになる。
(しかし、どちらを選んでも国家に健康体を戻す努力が必要でグローバルな物差しが必要だ)1例、スウェーデンの不良債処理 2例、イギリスの不良債権処理
とくに小売業は、商店街の活性化投資が意味のないものになりつつある。
それらを保護できるような制度は、もちろん財政からの資金が頼り綱になっている
日本のGDPにしめる、財政割合は200兆円だといわれている(たしかな資料はどこかみつからに)
あまりにも日本は、高齢資産→銀行→国債→小売・建設業の雇用維持という
資産の流れができすぎているのである。
では、国家は他にやることはないのか?
また、貿易黒字は国内に還元するやり方はないのか?
日本のプラザ合意以降の最大のテーマはまったく実行されないでいる。
それは、中小企業が明快な会計制度がいきわたっておらず、莫大な貿易黒字が還元されない。
国家の機能として、やることは、もっと減らして良い、そうでなければ民間の企業が動けない、特に保険、金融の分野である。
なぜか?この業界は、上に逆らえないという空気がまだあるからだ、金融庁ができてから変わってきたが、やはり大手に右にならえである。
そのなかで、郵貯の存在は、世界一の金融機関としても無視できない存在である。
それらの、重圧がなくならないかぎり、大手を振ってサービスを提供しづらいということは
証券会社も銀行も保険もこれ以上、金融資産の分割に手を貸せないという状態になる。
たとえば、信用組合・信用金庫と銀行の(IYバンクなどは将来資金の貸し出しをおこなえば更なるサービス向上として普及すると考えれる。マイクロクレジット参照)競争これらをもっと推し進めれば、中小企業はもっと恩恵をうけるであろう、しかし、銀行の給与はもっと下がるとおもう。
それらの動きを通していけば、物価価格を押し下げる日本は潜在的に不良債権が多くあり、それらを日銀の金融緩和で支えているというわけだ。
中小企業がつよくなれば、配当金の分配も増加し、供給面から日本の支えになり、民間主導の供給体制になる。
このように、国家がおおくを担ってきた、資金分配を民間主導にして、必要な資金を必要なだけ供給する体制に移行することが重要ということである。
これらの、道具にグローバルな、物差しが重要であるということである。
なぜグロバールな物差しか?それは、世界の資源は有限であるということに起因する
なぜ、南北問題が解消しないのか?それは先進国の問題である。
その問題は、資源の分配が不公平だからだ。日本は世界に責任を持つ経済の規模である
経済はつながりをもっているため、日本の問題だけと思っているとそうではなく世界に波及している、これが対アメリカなどの経済紛争ならそんなに問題はないが、南アフリカ・アフリカなどの国にあたえる影響は大きい。
例えば、アメリカ・イギリス・フランス・ドイツなどの先進国は、海外にもいろいろな民間主体を通じ海外に資金の還元をおこなっているが
日本の場合、貿易黒字を溜め込んでいる。その資金は、アメリカの国債には流れるが
日本の投資には回らない。ましてや、世界へ還元されることはほとんどといってよい
これは、世界の富を握って平然として、貧民各国を見ているだけの行動なのだ。
それらの、行動をなくすために、グローバル経済が重要なのである。
それらには、多くの弊害を生むが、おおきな課題としては、世界の資源は有限であるという事実である。
それらを分配する意味でも、一人勝ちの日本を見直す必要性があるのである。