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(回答先: memento moriさん、お久しぶりです。 投稿者 hou 日時 2005 年 5 月 15 日 23:25:38)
houさん
興味深いデータを有難うございました。勉強不足を痛感いたします。
>大多数に貨幣がいきわたらず、少数の高齢世帯に多くの貯蓄がたまり消費性向が少ないという点に行き着くはずです。
まだ純資産としてこんなに残ってたのですね。納得いたしました。
「若者が金を握っている」といっておだてて消費を誘っても、そろそろ、彼らは稼ぎ出すことができなくなってきた。子供の数の減少も、社会板で書きましたが、若年層が経済的に圧迫されている(と感じている)反映だとおもいます。
高齢の「金主様」の資産運用は、若者の収入を増やすような企業(起業?)には向かわず、たとえば、ノンバンクを通して(あ、今はおおっぴらに)サラ金やローンやパチンコ、スロットに流れ、乏しい若年層の可処分所得をさらに「こそげ取ってる」ような気がします。金融の自由化なんていっても、こんなことにしか、ならないのか、と思ってしまう。これって偏見ですか?
>では、なぜ彼らは預金するのでしょうか?それは、日本の資産回転率が下がっているからです。
>理由はなにか?
>最大の理由は、おそらく年金や健康保険などからくる不安なのでしょう。
ここも腑に落ちます。
>ほかにも、不良債権しか発生させない銀行を救うために実施した日銀の低金利政策、その背景に、生産性の低い産業が、土地担保主義により固定化された中小企業の動きを助け、失業率の上昇を抑えている点にあるとおもいます。
この最後のセンテンスが、引用されていた俵屋コメント中の「弱者を誤って認識して保護している」という主張に相通ずるのでしょうか。
マクロ経済学とおっしゃられても、一給与生活者、消費者としては、それがどのように実現されるかが真っ先に気になります。俵屋氏は、「もっとアングロアメリカ流(ここではユダヤ流という人も多いかも)グロバリズムを受け入れろ」、とおっしゃる。「ユニークな新しい日本流は「戦争」でも起きなければ出てこないから、あきらめろ」、とおっしゃる。アメリカ流の大嵐を起こせば、お年寄りの金主様の資金が今よりはましに運用されるようになるのでしょうか。
より具体的には、不動産担保依存をやめて、もっと資金を流動化させて、失業率をもっと上げるような競争をして、中小企業の生産性をもっとあげろ! するとお年寄りの金主様の資金が動くのですか? やはり、腑に落ちません。 具体策に敷衍したら俵屋コメントの繰り返しになるのでしょうか? これには納得できません。