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ヒトゲノムの個人差を網羅 日米英など解析(朝日新聞)
http://www.asyura2.com/0505/gm11/msg/490.html
投稿者 熊野孤道 日時 2005 年 10 月 27 日 22:33:21: Lif1sDmyA6Ww.
 

(回答先: 「ヒトゲノム地図」完成、オーダーメード医療実現へ道(読売新聞) 投稿者 熊野孤道 日時 2005 年 10 月 27 日 20:43:25)

朝日新聞からhttp://www.asahi.com/science/news/TKY200510260338.htmlより引用

ヒトゲノムの個人差を網羅 日米英など解析
2005年10月27日

 人のDNAには個人ごとにわずかな違いがあるが、DNAのどの場所に違いがあるかを多くの人で網羅的に調べたデータベースが日米英などの協力でできた。03年に完了したヒトゲノム(人の遺伝情報全体)解読に次ぐ医学・生物学の基盤情報になる。糖尿病やがん、心臓病などの病気に関連する遺伝子の効率的な発見や、遺伝的な違いに応じた薬の使い方をして副作用を防ぐ「オーダーメード医療」に役立つ。27日付の英科学誌ネイチャーで発表する。

 解析したのは理化学研究所遺伝子多型研究センター(中村祐輔センター長)、英サンガー研究所など。日米中とナイジェリアの住民計269人から同意を得て血液を提供してもらい、DNAを構成する部品(塩基)の中で、個人差があると報告された個所約110万個を分析した。個人差にはパターンがあり、全部を調べなくても、適切な代表個所を調べれば残りは予測可能になる。

 今回の解析で「代表」を25万個に絞り込んだ。25万個を調べれば、日本や中国では個人差の98.5%を判別できることが分かった。米国で94.1%。ナイジェリアでは70.1%だった。結果はインターネット経由で公開される。

 ヒトゲノム解読で約30億個の塩基から成る全体像が分かったが、病気の遺伝子を調べるために全体を解析するのは効率が悪い。今回判明した代表的な個人差を調べれば、病気になる人とならない人のDNAの差を早く容易に見つけ出すことができるという。

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