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(回答先: スペイン風邪のウイルス、鳥インフルエンザから変異(朝日新聞) 投稿者 熊野孤道 日時 2005 年 10 月 06 日 18:25:46)
10/06 02:22 強毒性のウイルスを再現 世界で猛威のスペイン風邪 新型の流行
【ワシントン5日共同=吉本明美】一九一八―一九年の世界的大
流行で二千万―五千万人が死亡したとされるインフルエンザ「スペ
イン風邪」のウイルスを、遺伝子工学の手法を使って再現すること
に、米疾病対策センター(CDC)などが五日までに成功した。
マウスへの感染実験で、これまで謎だった強い毒性の発揮に関与
する遺伝子も絞り込んだ。現在アジアで猛威を振るい、人間での大
流行も「時間の問題」と懸念されているH5N1型ウイルスと共通
する遺伝子変異があることも分かり、研究グループはワクチンや治
療薬の開発で新型インフルエンザの大流行に備えるための重要な成
果としている。
だが一方、危険なウイルスの再現が可能となったことで、悪用や
流出を懸念する声も高まりそうだ。CDCは「厳重な管理下で実験
した」としている。
スペイン風邪は流行当時の完全なウイルスが保存されておらず、
アラスカの永久凍土に埋葬された犠牲者の肺からウイルスの遺伝子
を回収、解読を進めてきた。八種類ある遺伝子のうち、米軍病理学
研究所のチームが残っていた三種類の解読を終了。CDCはこれら
の遺伝子配列を基に、遺伝子からウイルスを丸ごと合成する手法で
再現した。
強い毒性に関与していたのは、ウイルス表面にある糖タンパク質
の遺伝子一種と、ウイルスの増殖に不可欠な「ポリメラーゼ」と呼
ばれる酵素の遺伝子三種。
この酵素の遺伝子は鳥のインフルエンザウイルスがわずかに変異
したもので、変異の一部は、H5N1型ウイルスと共通だった。研
究チームは、いずれもウイルス増殖の効率が上がり、強毒性につな
がるのではないかとみている。
研究結果は、六日付の英科学誌ネイチャー、七日付の米科学誌サ
イエンスに掲載される。
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[2005-10-06-02:22]
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