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(回答先: 米国の牛肉検査は穴だらけ 安全確保へ独立機関つくれ 米紙がBSE対策批判[しんぶん赤旗] 投稿者 feel 日時 2005 年 8 月 16 日 00:36:57)
アメリカのメディアもまだ捨てたもんじゃない!
>牛海綿状脳症(BSE)問題について、米農務省が消費者の安全よりも食肉産業の利益を守る側に立っていると批判し、「農務省から独立して食品の安全を確保する機関をつくるべきだ」と主張しました。
ここからアメリカの中を覗けた思いがします。
本日「東京新聞」が久々に取り上げています。
◆米BSE対策の問題点 現地専門家は―
「9月までに」と米国が日本に要求を強める牛肉の輸入解禁。米政府は「安全」と主張するが、牛海綿状脳症(BSE)対策については米国内からも不十分との声が出ている。2002年まで米農務省のBSE対策のチームリーダーを務めたリンダ・ディトワイラー博士もその一人だ。問題点を聞いた。 (聞き手=ニューヨーク支局・池尾伸一)
――米国でのBSE感染二例目のケースでは、「シロ」判定から七カ月もたった今年六月になって、日本や欧州で主流の精度が高い「ウエスタンブロット」という方法で検査したところ「クロ」と分かった。
「私が農務省でBSE対策を担当していた三年前までは、ウエスタンブロット法と免疫組織化学法の両方を使ってきた。どんな検査にも一長一短があり、ある検査で病気が見つからなくても、別の検査で発見できるというのはよくあるからだ。その後、なぜか農務省は併用をやめてしまった。だが、使える道具はすべて使うべきだ」
――米政府は六月になってウエスタンブロットも使うと発表した。
「この点ではよい方向に動きだしている。農務省は今後も最新の科学成果を取り入れていくことが不可欠だ」
――BSEの予防対策は万全か。
「改善の余地は大きい。今の科学ではBSEは、脳に達した段階でしか検査で発見できない。従って、検査だけでなく、食用に牛を解体する際には脳、脊髄(せきずい)、腸の一部など、リスクの高い部分はすべて取り除き、廃棄することが重要だ」
「ところが、月齢三十カ月以上の牛から脳などを除去することは義務づけられているが、それを肉骨粉として飼料に加工し、ニワトリやブタに与えている。ニワトリやブタはBSEに感染しないが、農場で牛が誤って食べたり、飼料工場で混入したりしたら、BSEに感染する恐れがある」
「このため牛の肉骨粉を飼料に転用することを全面的に禁止する必要がある。欧州や日本では禁止されている。私は飼料への転用の禁止を農務省にいた時から主張してきたし、昨年八月にも政府の食品医薬品局(FDA)に文書を送った」
――なぜ、政府の動きが鈍いのか。安い飼料が手に入らなくなる畜産業界が反対しているのか。
「それは政府自体に聞いてほしい。まっとうな疑問だと思う」
――日本では、牛の登録制度があり、BSE感染牛が見つかれば、いつどこで生まれたかを追跡できる体制を整えた。
「わが国では、耳にタグを付けている場合はあるが、法律の義務づけはない。このため、いつどの牧場で生まれたかを容易に特定できない。登録制度の全国的な導入は極めて重要で、私も必要性を繰り返し主張してきた。しかし、畜産農家が政府や競争相手に自分の農場の状況を知られるのを嫌がっており、進まないのが実情だ」
――日本は月齢二十カ月以下の牛に限っての米国産輸入解禁を検討しているが、登録制度がなければ月齢も分からないのでは。
「月齢三十カ月以上の牛から危険部位を除去する際には、歯の形状を使っており、これはかなり慎重な判断だ。二十カ月以下かどうかを判断するのには肉の色などを使うと聞いているが、信頼性については専門外なのでコメントできない」
リンダ・ディトワイラー 1984年、オハイオ州立大学で獣医学博士号を取得後、米農務省に入省。96年から2002年5月まで同省のBSE(牛海綿状脳症)対策チームリーダーを務め、検査や予防対策の指揮を執った。現在、メリーランド大学準教授。
■米BSE牛発生の経過
2003年12月にカナダから米国に輸入された牛の感染が確認されたのが1例目。今年6月に米テキサス州産の12歳の牛がBSEと確認された。3例目と疑われた今年4月死亡の牛のケースでは、英国の研究所がシロ認定したが、獣医師が農務省に組織を送るのを3カ月忘れるなど、ずさんな取り扱いがみられた。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kakushin/20050816/mng_____kakushin000.shtml
なんか、煮え切らない記事でした。
またこんな怖い記事もあります。
◆ヤコブ病で5人相次ぎ死亡 米、BSEと関係なし
【ロサンゼルス12日共同】米アイダホ州でクロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)の症例が今年2月以降に計6件発生、5人が死亡していることが12日分かった。ロイター通信が伝えた。
牛海綿状脳症(BSE)とは別の種別で、州当局は狂牛病と関係はないとみている。しかし、100万人に1例の発症率といわれるCJDが人口200万人に満たない同州で相次いだことを受け、米疾病対策センター(CDC)と州政府は原因調査を始めた。
米国では年間に300前後の症例が見つかっており、1988−92年にはニュージャージー州の競馬場の労働者ら13人がCJDで死亡した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050813-00000087-kyodo-int
同じ消費者として相変わらず、目が離せないBSE問題です。
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