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慎重論多く 難航か (毎日新聞)─ 慎重論ではなくこれが日本の常識(見識)
http://www.asyura2.com/0505/gm11/msg/127.html
投稿者 天木ファン 日時 2005 年 5 月 25 日 08:21:51: 2nLReFHhGZ7P6
 

(回答先: 米産牛の安全性諮問 (東京新聞) 投稿者 天木ファン 日時 2005 年 5 月 25 日 08:10:32)

牛肉輸入:
食品安全委に諮問も、審議の先行きは不透明
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20050525k0000m010071000c.html

 政府は24日、米国とカナダ産牛肉の輸入再開の是非を食品安全委員会に諮問し、早期再開を求める米国の圧力が高まる中、ようやく国内手続きが始まる。ただ、消費者や畜産農家の輸入再開反対の声は根強く、食品安全委内にも政府の姿勢を批判する声が出て、審議が難航する要素は多い。政府は輸入再開時期を9月ごろと見込むが、先行きはなお不透明だ。

 「(調査会は行政に)ある意味、利用された」。諮問を実質的に検討する同委の下部組織、プリオン専門調査会の山内一也委員(東大名誉教授)は今月20日、参考人として出席した衆院農林水産委員会で、政府を痛烈に批判した。

 政府は「BSE(牛海綿状対策)の国内基準緩和(全頭検査放棄)と輸入再開は別問題」と説明してきた。しかし、同委が今月6日に「基準緩和容認」を答申した直後から、輸入再開の諮問に向けて作業は急ピッチで進んだ。山内委員の発言はこうした対応への批判。

 他にも、国内BSE研究の第一人者、品川森一委員(動物衛生研究所プリオン病研究センター所長)は、既に長期間、調査会を欠席。座長代理の金子清俊委員(東京医大教授)も今月に入り、山内委員と同様の理由で、今後の審議を欠席する意向を表明した。

 調査会の審議は、「色など肉質に基づく牛の月齢判別法」の有効性や、米国の飼料規制の安全性に対する評価が焦点。専門家の間でも意見が割れている難しい問題だ。

 消費者や畜産農家にも慎重論が根強い。北海道農協中央会は「信頼感がない米国牛肉が入ってくれば牛肉全体の人気がなくなる」と警戒。日本消費者連盟の富山洋子代表運営委員は「十分な審議もなく輸入再開となったら米国牛肉の不買を全国に呼びかける」と語る。

 同委は答申案をまとめ次第、意見募集(4週間)を経て答申する。しかし、委員12人のうち3人が政府を批判する状況では審議長期化も「十分に考えられる」(政府筋)状況だ。【望月靖祥】

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