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"【492】原子力空母の受け入れへ――県知事のアリバイづくり？
松沢成文知事は8月16日、「県民の安全安心に関する政府の確信」などを確認できたとして、横須賀への原子力空母配備を認めることを表明しました。蒲谷亮一横須賀市長が受け入れを発表して２ヶ月。この間、原子力空母の安全性について新たに分かったことは何もありません。
知事の言動を見ると、安全航行・防災対策について国の姿勢を「評価」しようとするためのアリバイづくりをしてきた感があります。
6月21日、知事は首相官邸で、原子力空母の安全性などについて、小泉首相が自らの言葉で説明すべきだと申し入れました。
7月14日、「空母キティホーク後継艦に関する要望」を提出、外務省は８月４日に回答。
8月14日、知事はシーファー米国大使と会談し、通常型空母の配備を求めましたが、答えは「100％ない」。
知事は、４日の外務省の回答とその後の政府とのやりとりにもとづいて判断したと述べましたが、政府からのきっちりした言質はまったくありません。しかも県独自に調査したものはないことも明らかになりました。
日米政府の「安全の確信」に、今度は県が乗っかり、乗せられてしまった格好です。（び）
新かながわ 第1915号（2006年8月27日）より"
http://www.kengidan.com/base/html/1156516696.html
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