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http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-06-16/14_03_2.html
太陽光、風力など新エネルギーの潜在量(電力量換算)が、十二兆四千九百五十一億キロワット時にのぼることが、十五日の衆議院産業経済委員会での日本共産党の吉井英勝議員の質問で明らかになりました。このうち、再生可能な太陽光、風力、マイクロ水力発電、バイオマスを合わせたエネルギーの潜在量は約十一兆キロワット時で、原子力発電の総発電電力量(約三千億キロワット時)の三十七倍にあたります。
資源エネルギー庁の検討データなどをもとに吉井議員が作成した資料によると潜在量は、太陽光発電が八兆三千九百二十七億キロワット時、風力発電が二兆五千七百八十五億キロワット時です。
もとになったデータについて、同庁側は「日本の未利用地全部に発電装置を置いた場合など、太陽光発電と風力発電で新しい試算を示した」と説明。二〇〇〇年の同庁の試算と比べて、今回の試算で新エネルギーの潜在量の合計は約十四倍に急増しました。
吉井議員は「潜在量を100%引き出せるわけではないが、技術開発など政策的に力をどうつくすかが問われている。意欲的な数値目標をたてることが入り口になる」と政府の姿勢をただしました。
中川昭一経産相は新エネルギーの普及について「ブラジルやオーストラリアやヨーロッパに比べて日本は低い。積極的に取り組む必要がある」としながらも、数値目標については「具体的にはもっていない」と答えただけでした。
吉井議員は、ヨーロッパのように電力会社に固定価格で買い取る義務を課す制度を確立するなど、新エネルギー普及への施策が大切だと迫りました。
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