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(回答先: ヘーゲル的世界とグローバリズムの折衷 投稿者 ジャン 日時 2005 年 9 月 26 日 00:32:13)
そこで、歴史教科書の西尾幹二氏が、郵政民営化に反対しているのは、ヘーゲル的世界観からアメリカ式グローバリズムを嫌悪しているのだとも想像できるし、民族主義の立場からアメリカの経済侵略を警戒したというふうにも見ることができる。
それでは、グローバリズムにも、ヘーゲル主義にも依拠しない左派はいかに行政改革に対峙すべきなのであろうか。
民営化に国有化を対置するのか、逆に完全民営化を対置するのか、あるいは事業廃止をうたうのか。しかし、どの道を選んだところで税金が安くなるわけではなく、設けるのは企業なのである。
もし、左派が真の公益という立場にたつのなら、その結論は何なのか。
未来を労働者階級に見るのなら、ワーカーズのいうように、労働者による企業管理への呼びかけるのも一つの選択であろう。
市民に未来を見るのであれば、情報公開の徹底と企業のコントロールとを求めることになろう。
いずれにせよ、公共部門の労働者と市民とは、真の公益が何かについて、ともに考える場をもつべきであろう。郵政の労組や官公労はいったい、何をしているのだろうか?