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(回答先: Re: 権力の腐敗と衆愚、マスメディアの堕落を前提とした政治制度は可能か 投稿者 如往 日時 2005 年 9 月 15 日 22:45:27)
如往さん、レスありがとう。デラシネさんの「自発的服従論」もいろいろ参考になりました。少し前になりますが一鍼多助さんにも、この場を借りてお礼を申し上げます。何を書こうかと迷っていたら、政治選挙欄にうすらぼんやりした民意をウーパル−パにたとえた藤原信也さんのトークが転載されており、ホームページには面白い写真が載っていました。電車の床に足を投げ出し座り込んで化粧かなんかをしている女子高生らの写真の上に、「日本をあきらめない」という民主党の選挙スローガンをつけたものです。これは確かに小泉の「郵政民営化」より数段インパクトがあります。民主党も藤原新也さんのような人に頼めばよかったのでしょう。民意のレベルを考えれば、選挙なんて所詮その程度のレベルで戦えばいいので、「カラマーゾフの兄弟」を愛読書にあげた岡田前代表は、国民を買いかぶりすぎたようです。 ところで藤原さんの写真は、日本の未来の希望のなさをあまりにストレートに示していて、言いようのない空しさを感じさせます。しかしこれを消費と物欲のはてに現れた光景と考えれば、知性と品性の衰弱を示すこの日本の現実こそ、人類の将来を黙示しているのかもしれません。選挙の後も人々は何事もなかったかのように、「豊かで平和な」日本を浮遊していますが、視点を換えればこれほど空虚な存在もありません。パフォーマンスだけで思考停止のような首相を頭にいただいて、この先一体何が待ち受けているのだろうか、想像するだに恐ろしいです。いやはやこんなことを書くつもりは全くなかったのですが。