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(回答先: Re: 統一戦線は最低限の一致点でするもの 投稿者 ジャン 日時 2005 年 9 月 15 日 07:29:31)
だから、争点は法案にしぼるべきで、「民営化か公社のままか」というところまで踏み込むべきではなかった。
しかし、小泉がしつこく「民か官か」を繰り返したので
それにうっかり答えてしまい敗北したのだ。
小泉の術中に見事に引っかかった。
「現在の法案に反対」の議員の方が「民営化に反対」の議員より多かったのだ。
当然有権者もそちらの方が多い。
多い票を最小限の候補者に集める事によって選挙は勝利するのだ。
まじめだから問われれば答えた。
それがアダになったのだ。
対する小泉は民営化したらどうなるのかの詳しい内容を示さず。
「民間にできる事を民間にさせるのが官の肥大化を是正する改革だ。」
との一般論で有権者を騙したのだ。
しかし、民間とは利潤追求を原理で動いている組織だ。
官は国民から預かった金を私服を肥やす為に利用してきたので問題だが
民間とは元々「私服を肥やしていいじゃないか。」という世界なのだ。
官がやれば叩かれる事を批判を受けずにやれるのが民間。
官のチェックを国民がする事が必要なのであり、官のチェックをあきらめ民間に丸投げしたらもはやその内容は国民のチェックから自由になってしまう。
しかし、民主党はこのような論理は展開しない。
民営化の方が望ましいという方向に傾いている。
法案を争点にしたら互角に戦える所を「民営化一般」を争点にされてしまった為、
中途半端な政策しか出せない民主党は頼りないと国民は判断したのだ。
>Re: 統一戦線は最低限の一致点でするもの
>http://www.asyura2.com/0505/dispute21/msg/932.html
>投稿者 ジャン 日時 2005 年 9 月 15 日 07:29:31: tV9DFzLB7Zpg6
>(回答先: 統一戦線は最低限の一致点でするもの 投稿者 ワヤクチャ 日時 2005 年 9 >月 14 日 23:04:53)
>単純に民主党の作戦負けでしょう。
「小泉法案に賛成か反対か」が争点だと繰り返せばよかったのだ。
そして、法案の問題点(荒井さんが詳しい)を丁寧に国民に伝えればよかった。
それをやれば勝てたはず。
「法案を作り直してこい。」という結論さえ国民が出せばよかった。
>国会内では、もちろん小泉法案反対で共闘できていたのでしょうが、
>選挙では、「真の民主化」という立場をとった。
そんな一般論を争点にしたら有権者の理解が得られるハズが無い。
観念論に陥ったのだ。
>そこを自民党からは、労組の支持のある民主党は、真の民主化はできず、本音は民営>化反対だと揶揄され、公明党からは、真の民主化をやれば労働者はもっとひどいこと>になるといった感じで挟撃された。
郵政の人員削減をする事が改革という話になってしまい。
民主党もそれに乗った。
自民党との違いが分かりにくい。
よく似てるんなら自民党の小泉の方が実行力があるだろうって感じだったのでは?
> そしてタイミングよく、郵貯限度額引き下げなどというものだから、まったくツボ>にはまったようなもの。庶民の票は逃げるばかり。
郵貯の金をどうやって市場に回すのか?をめぐっての議論になってしまった。
ほとんどの有権者にとって「何ほどの違いがあるのか?」という感想だったに違いない。
> 反対派を追い出して、旗幟鮮明であるかにみせる自民党に対し、民主党は組織も主>張も不鮮明であるかに印象づけられた。
自民党内の内ゲバが真の対立であり、自民と民主の対決はそれに比べたら何で対立しているのか不鮮明だった。
民主党が自民党の分裂という敵失によって政権に就けると「漁夫の利」を得ようとウハウハしているみっともない姿ばかりが目立った。
民主党は政権にありつく事を自己目的化しているように見え、
政権を取ったら何をするのが国民にとっては分かりにくかった。
小泉の方が「守旧派粛清」という分かり易い姿に見えたのだ。
>一方共産党は、確かな野党というスローガン、これもまた、最大野党の票を減らすに>は効果はあっただろう。
内ゲバだ。
共産党の主敵は民主党であって自民党小泉は共産党にネタを与えてくれる引き立て役といった逆転した見方なのだろう。
小泉が主敵なのであれば小泉を打倒する為に民主党に協力するのが筋だ。
>共産党に戦術が稚拙というのはたやすいが、民主党側自身の選挙戦術はもっと稚拙だ>ったといえるのかもしれない。
共産党は内ゲバ
民主党は自民党に政策に擦り寄って敗北
という事。
民主党が「確かな野党」で無いのは当たり前。
問題は最悪の政権である小泉政権を打倒する為にまだマシな民主党を勝たせるかどうかなのだ。
>ともあれ、マニュフェスト時代にあっては、単純に反対というだけでの共闘はくみに>くい点もあろう。
小選挙区制は二大政党化を強制する制度であり、
自公の協力に対して反自公の一本化で対抗しなければ勝ち目は無いだろう。
自公が勝つ事がどのような結果を招くのか野党のアホ共はよく分かっていないらしい。
これから結果が出てくる。
イラクの自衛隊の撤退時期を最大限先延ばしにしようとするだろう。
自衛隊が攻撃を受けたという報道が最近でもあった。
ヘタすると戦闘をやっているのでは無いか?
自衛と称して。
>反対の先に真の民営化があるのか、反対の先に公社存続なのかといった点で攻撃をう>けやすい。
そこに争点を持っていきたいのは小泉の方だ。
法案は不備だらけで法案を争点から外したのだ。
法案が否決されたから行った選挙で法案を争点から外すというトリックを小泉はやったのだ。
>宗教が母体であれば、マニュフェストの違いなど取るに足らないことなのだろうが。
小泉相手にマニフェスト選挙をやるのは高尚過ぎたのだ。
「法案の否決でした解散なのだから、法案の是非を問う選挙だ。」という点からビタ一文ぶれるべきでは無かった。
論点をずらして小泉は票を騙し取ったのだ。