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(回答先: Re: 人間を助ける事が一番大事なのでは・・・→「とても深い考察に感謝」 投稿者 ODA ウォッチャーズ 日時 2005 年 9 月 07 日 02:27:33)
ODA ウォッチャーズさん、貴方は人間を大事にしたいと思っている方のようですね。
嬉しいです。
「人間が大事」そんなの当たり前という感じですが、
経済を論じる時に人間はどこかへ消えて「景気をよくする事」が最優先のような論議になりがちだと思います。
「景気をよくする為のリストラ」というのが残酷だという感覚が乏しいと思います。
人間が経済の為の手段になってしまっているのですね。
実はマルクス(主義?)の論の中にも「労働者階級は生産をしているから偉いのだ。」
というニュアンスを多く感じ、これは人間の道具化の1パターンだと思います。
「小さな政府」や「財政再建」という事が政治の目標になっている事に非常に違和感を覚えます。
財政が破綻した原因を論ずる事無く
破綻した事を前提に論を進めているだけです。
政治とはどこから金を取りどこへ回すかの問題です。
この事を国民的議論にしなければならないのです。
今政府がやっている事は、「どの歳出を削るか?」について国民に判断材料を充分に与えない形で、恣意的に「郵政民営化」を持ち出しているのです。
「民間ができる事を民間に回して何が悪い。これに反対するのは守旧派だ。」とだけ言っているのです。
全体像はもやの中にいるままです。
これは非常に限られた判断材料だけを国民に与えておいて選ばすというやり方です。
「今までのままで郵政は利権の温床にしておく」か
「民営化し利権を解体する」か
のいずれかを選択せよ。
と言えば誰でも後者を選ぶでしょう。
郵貯・簡保の金をそっくりアメリカ資本にくれてやるのが民営化だと思えば皆反対するでしょうが。
>Re: 人間を助ける事が一番大事なのでは・・・→「とても深い考察に感謝」
光栄です。
>http://www.asyura2.com/0505/dispute21/msg/869.html
>投稿者 ODA ウォッチャーズ 日時 2005 年 9 月 07 日 02:27:33: ilU7eLmFtsv5I
>(回答先: 人間を助ける事が一番大事なのでは無いのですか? 投稿者 ワヤクチャ 日>時 2005 年 9 月 06 日 23:11:41)
>思わず、コピー、ペイストして、自分の書庫に仕舞い込みました。
>とても、温かい信条の溢れた、文章です、ね。
>名文だと思います。
久々にこんなに褒められ嬉しいです。
>基本的に、同じスタンスです。個々の政策において、調整していきたいと思います。
そうですね。
今後共よろしくお願いします。
>ここで、特に、コメントしたいことが、あります。
>児童相談所の相談員についてのコメントに触れて、昔のことを思い出しました。
>私も、児童相談員の方々の、内面の苦悩に直に触れさせて頂く機会を何度か持ちまし>た。
>それは、人間の「不幸」と「幸福」を、どのように捉えるか?
>自分を、どこまで、客観的に扱うことが出来るか?
>他人と、どこまで、客観的に扱うことが許されるか?
>限られた資源(物理的、時間的、精神的、組織的、予算的、風習、慣習、ドグ>マ・・・)の中で、如何に、現実とりそうをに、折り合いを付けるか?
姉は崩壊している家庭に接し、とてもショックを受けたようです。
そして、とても事務的に処理する事などできなくなったのです。
私はこういう姉に人間味を感じました。
また、こんな人間に無理難題を押し付ける行政に腹が立ちました。
児童相談所にできる事は実に限られています。
家族崩壊に至る原因は何か?
これこそ、社会の価値観などの根本的な問題です。
>公共土木事業に湯水のように金が行き、こうした『地道な』分野が切り捨てられる世>の中を背景にして・・・
金儲けには巨額の援助があるのに人間に対しては微々たる援助したありません。
「壊れた人間は捨てろ。」がこの社会の原理です。
つまり「役立たずは死ね。」という事。
これは、市場が神であり人間は市場の為の道具になり下がっているからです。
政治は人間をそれ自体価値あるものとして扱うものでなければなりません。
>これは、農業改良普及員、営農指導員、中小企業指導員、給食改善員、肢体不自由児>等のコロニーの職員などの職種でも、同じような苦悩が付きまといます。
>ODAの現場でも、同じです。
>20年間、アジアの僻地の同じ地域で、村落の難民定着に従事している日本人も居ま>す。
本当はそういう人こそ生きた意味があると思いますね。
人間の為に生きた人なのです。
人間の為の政治でなければ意味はありません。
>ここでの、小さな世界が、大きな宇宙と、直結しています。
>「マルコビッチの穴」でしょうか。
あらゆる場所、あらゆる時において人間らしくある事は可能です。
その「人間らしさ」を多くの人が感じるようになっていければいいと思います。
>当時、私も、思わず、「海が見たくて」、休暇を出してしまうことも在りました。
>潮風に吹かれて、急に、感傷的になったりもしました。
何か分かる気が。
俺は何をやっているんだ?
こんな事をやって成果はあるのか?
なんて気分では?
しかし、恐らく、どんな場所で何をしようとも
人に知られる事になると思います。
今回の選挙の情勢に対する危機感でブログで宣伝しているクエスチョンさんの焦りもすごく理解できます。
私も焦りはあります。
しかし、ここで貴方と対話する事も何かの力になっているとは思います。
充分に練られた論理でなければ外に出しても効果は乏しいでしょう。
「阿片王」というインフィクションの本があります。
中国人に阿片を売って大日本帝国が軍資金を稼いだという話のようです。
東條英機も関わっていたとの事。
これを読めば東條英機の靖国神社への合祀とその靖国神社への首相の参拝が如何に中国人を愚弄するものであるかが分かるとの事です。
昨夜、友人から教えていただきました。
関係ない話をして済みません。
じっくりやっていこうと気分になっているのです。
貴方との対話で。
ありがとうございました。