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(回答先: 民営化とは何か? 投稿者 ワヤクチャ 日時 2005 年 8 月 28 日 21:33:44)
郵政のことは別として、一般的に行政改革で述べられていることは、次のような論理かと思います。
○公共部門にとっての外部環境の変化
ア NPO及びボランティア等の成熟
イ 民間事業者による公共的事業への参入の拡大(交通事業その他)
→新たな公共的空間の形成の認識(公共サービスは官だけで行うものではなくなった)
○公共部門の内部環境認識
ア 公務員制度の存在による人件費の非弾力性
イ 過去の公共事業等に伴う借金の増加
ウ 高齢化・総人口減少による経済規模の縮小懸念と税収の減少
エ 高齢化等に伴う社会保障費の高騰
○公共部門以外に関する認識
・経済低迷
○行政改革としての戦略
ア 公的部門の縮小による新たな民間参入機会の拡大
イ 負担の見直し(増税を含む)
ウ その他
※仮に、国家独占的企業によって収益があがっていたとしても、行政改革の論理を教条的にあてはめるなら、民業を圧迫していることになり、分割民営化とか事業廃止が有効といった結論になります。
※基本的に民営化するということは、行政としての全体の行政サービスは縮小し、いわゆる小さな政府、小さな地方政府になりますが、税金自体は変わりません。本来のスリム化であれば、減税につながらなければならないのに、むしろ過去の借金返済等のために増税せざるをえない。これは、ある意味で、失政かくしともとれるものです。