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(回答先: Re: 先に進むために3点の質問 投稿者 GOKAI 日時 2005 年 8 月 27 日 23:42:51)
GOKAIさん、どうもです。
>★3000兆円は福祉に使います。
「プライマリーバランスのとりやすさに関する計算は変わってくる」のではという疑義ですから、福祉か公共事業かといった具体的な使途は関係ありません。
福祉に使うということは新しく借り入れた3000兆円が一般会計で歳出されるわけですから、前回のレスで書いたようにプライマリーバランスの算式が違ってくるのではないですか?
>>2)「個人金融資産−徴税額」が税負担の軽重を考える指標として意味があるので
>>しょうか?
>★例えば4000万円の資産を持っている人が25%の徴税をされて1000万円を納税したと
>き、残額は3000万円です。・・A
>★一方1000万円の資産しかない人は同じく25%の徴税で、250万円を納税したとき、
>残額は750万円です。・・B
>★AとB・・のどちらの立場になりたいかを考えればあきらかではないでしょうか。
どちらの立場にもなりたくない、所得税や消費税を納めた後に残った自分の資産に課税されるのはイヤだという考えも成り立ちます。
4000万円の資産を持っている人は、たぶん、ひとより多く所得税を納めているのに納税後の金融資産にまで課税するのは理不尽と思うでしょう。
個人金融資産は現在の課税ベースではないと既に説明しています。
個人金融資産に課税する税制改革を行うということですか?
>>ほとんどの民間金融債務は不動産や生産設備といった固定資産になることでバラ
>>ンスがとられています。
>★↑これは同意できません。
理由を書かないまま同意できないと言われても、タンス預金以外の金融資産のほとんどはそうなっているから利息や配当が付くのです。
おそらく、「3)資産評価マネー・・株式や土地等、比較的短期間に現金に交換できる資産。これらの価値は時価総額という概念で捉えられ、経時的に大幅に増減する」をもってそのようなことを言われているのだろうと推測しますが、売却しなければ納税するための現金にはなりません。
なぜ、金融資産の債務側が問題になるかといえば、あなたが言われるように、4000万円の資産を持っている人が25%の徴税をされて1000万円を納税しなければならないときには、金融機関からその金額分を引き出さなければならないからです。
金融機関の払い戻し準備を超える引き出しがあれば、金融機関は現金以外の資産を売却するか貸し出し債権を回収しなければなりません。
>確かに金融機関に預けた現金通貨は金融機関によって、よりリスクのある資産に返還
>されてはいますが、預金そのものは金融機関が保障しているわけですから、現金の次
>にリスクの低い資産でありますから、これも金融資産といってよいと思います。
金融資産であることは否定していません。
すぐ上の話に関わる問題です。
(銀行がというか預金保険機構が保証している預金は、元本1千万円とその利息までです)
>★「負担が辛いかどうか」はその時々の税制で考えればよいことなので、「何しろ、
>水の十分に湧き出る井戸からは容易に水が汲めるのが理屈ですから。」今その課税対
>象まで考察する必要はないと思います。
>民間にお金が多いのですから、いまよりも ずっと容易に徴税できるのではないですか?
「何しろ、水の十分に湧き出る井戸からは容易に水が汲める」という話は、現在のところ論証になっていませんよ。
政府部門が借り入れたお金を財政支出して民間のお金が多くなったわけですから、プライマリーバランスをとるために徴税しなければ金額もそれまでよりもずっと多くなり、容易に徴税できるとは今のところ言えません。
それ以上に、課税ベースにさえなっていない個人金融資産を持ち出して徴税のしやすさを語っているのに、課税対象まで考察する必要はないと言われるのは解せません。
>このテーマの眼目はプライマリーバランスが取れやすい(利払いで雪だるまにならな
>い)であって、容易に徴税できるかどうかでもあるわけですから。
この基本問題も、今のところは論証できていませんよ。