★阿修羅♪ > 議論21 > 495.html
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闘争に対する批判はその闘争の主張が間違っている場合にだけ正当です。
http://www.asyura2.com/0505/dispute21/msg/495.html
投稿者 ワヤクチャ 日時 2005 年 7 月 22 日 21:33:28: YdRawkln5F9XQ
 

(回答先: 正しい主張が多数にならなければ意味が無い。その通りです。 投稿者 考察者K 日時 2005 年 7 月 21 日 23:57:44)

考察者Kさん、

「敗北したのはやり方をドジったからのハズ」だなんて一般的に言っても意味無いのですよ。
具体的にどうマズかったのか言えなければ。

貴方が「君が代反対をやめるべきだ。」と主張した理由は
「君が代反対」が多数の人間にとって理解できない闘争だからだ
という事だったのですよ。
貴方は「多数の判断が正しい。」と言っているのです。
これは明確に間違いです。

勝つ為に多数派にならなければならない事は自明です。
しかし、貴方はその為に現時点での多数派の意識に迎合すると言ったのです。
明確に間違いです。

貴方が「君が代反対」を主張として間違いであると言うのであれば私はその事を考えます。
しかし、貴方は「君が代反対」は多くの人間にとって「赤」の主張だと思われているからその主張を下ろすべきだと言ったのです。
間違いでしょ?

多くの人間の言いなりという事です。
それは「民主主義」と呼べるものかも知れません。
そして民主主義の結果は必ずしも正義ではありません。

>正しい主張が多数にならなければ意味が無い。その通りです。
http://www.asyura2.com/0505/dispute21/msg/486.html
>投稿者 考察者K 日時 2005 年 7 月 21 日 23:57:44: JjkI8nWTpj0po

>(回答先: 正しい主張が多数にならなければ意味が無いと私は言っているつもりです>が。 投稿者 ワヤクチャ 日時 2005 年 7 月 21 日 21:54:12)

>>ワヤクチャさん

>一つお聞きしますが、多数の人が不満を持っている社会は、多数の人が不満を持って>いない社会と比べ、どちらが良い社会でしょう?

一般的には後者です。
しかし、多数者が少数者を奴隷のようにこき使って楽な生活を享受していたとしたら?
3千万人の人間が他国を侵略する事によって本国の1億人が裕福になったら?
「君が代」に反対する1万人の人を非国民として処刑して1億人の人間が溜飲を下げたとしたら?
多数の人間と言っても色々です。
世界の50億の人間がイスラム教はテロの温床だと思って13億のイスラム教徒を処刑したら?
多数の意見は常に正しいですか?
最大多数の幸福こそが求められる最高の事でしょうか?

>連合赤軍(浅間山荘)事件については、麻生幾氏の「封印されていた文書(ドシ>エ)」をお読みになると良いかもしれません。あの事件は「単なる内ゲバの果てに追い>つめられただけ」であり、総括の名の下に「気に入らない者を粛正しただけ結果」の>崩壊であった事が分かるでしょう。幹部が「自分のやりたいようにやり」「組織構成>員は自己保身のために仲間を殺していったのです」

現象的にはそう見えるでしょう。
で彼らは元々そんな人間だったのですか?
闘争の過程で変わっていったのでしょう?
その変化を分析すべきです。

>どこにも
>>【彼らは論理的な典型例を示したと思います。
>「革命戦士はかくあらねばならぬ。」というイデア支配の結末を。】
>と言う要素はありません。理想があったのは結成時からしばらくだけだったのだろう>とKは思っています。

で、何故その理想が消えたのだと思いますか?

>民主的手法を否定し、正しい者が導こうとした結果、最悪の状況になり果てたので>す。

正にその「正しい者」という自己認識こそが「我こそが真の革命家だ。」というイデアだと私は主張しているのです。

>>【将棋で負けたら何故負けたのかを考える事が大事であり、「やり方がまずかった。>この勝負は価値が無かった。」とダケ総括していたら腕は上がらないのと同じで>す。】

>それが、分かっているなら、少しは考えて下さい。

というか貴方は「君が代反対」を多数派にする方法を考えていますか?
考える以前に「そのような変人の言うことは誰も相手にしないよ。」って言ったのですよ。

>ワヤクチャさんは「負けても、中飛車戦法が正しい」と主張しているのと同じでしょ>う。

いや、違います。
「正しい事を主張して負けてもしょうがない。」と言っているのです。
2枚落ちの勝負をして最善手を差して負けてもしょうがないのと同じです。

>Kは、負けない戦術を工夫しようと主張しています。

貴方のは戦術では無く
「長いものに巻かれろ」って主張しているだけです。

>それに対し、ワヤクチャさんが「戦術は見直さない(新しい戦術があっても、旧戦術>も続ける)という意味の主張をされているのでしょう。

貴方は何か新しい戦術を提起されましたか?
「多数に従わないと勝てない。勝てなければ意味が無い。」って言っているだけですよ。

>>【正しい事を主張しても少数派で敗北する事は多々あるのであり、「敗北したのはそ>のような主張をするという選択が間違いだったからだ。」なんて言っても意味無いの>です。】

>どうなのでしょうか?これが多数決による敗北の事だとすると、「主張」の敗北と、>「戦術」による敗北の二種類があります。Kは「主張」による敗北だったら、それは>「主張」が間違っていた。可能性が高いと思います。

正しい事を主張してもその主張を理解しないバカどもに数で押し切られる事は多々ありおます。
これを衆愚政治と言います。
貴方はこの時に「そんな多数に理解されない主張をしたから負けたのだ。戦術の失敗だ。」と主張するのですが、それは戦術の失敗では無く、野蛮人が多いから敗北しただけなのです。
野蛮人の考えを変える戦術を提起するのであれば傾聴に値いします。
しかし、貴方は「多数が野蛮人なのだから、ここは従うフリをしろ。」と言うのです。
その結果、貴方は野蛮人側の主張が正しい事であるかのごとく振舞っているワケです。

>「多数決に参加した人の全員が、公平で中立的な自分の良心に従って、票を投じたの>だとすれば、誰がどう見ても正しい事が負ける訳がありません」

貴方はここで「多数が正しい。」と言ってしまっているのです。
正しい事が勝つハズだと。
間違いでしょ?

>それで負けるなら「勝った方にも、負けた方が思い込んでいる以上の理(ことわり)>があったはずです」

そんな理など無くてもバカな決定がジャンジャンなされているのがこの世の中なんですけど。
消費税率アップが多数の賛成で可決されても貴方は正しいからだって言うのですか?

>どちらの理が正しいのかは主観です。Kは「絶対に自分が正しい」と言い切れるほど>の知識も考察力もありませんが、ワヤクチャさんは言い切れるのですね?

そうでは無く、自分が正しいと思う事はいかに少数意見であっても主張し続けるべきだと言っているのですが。
貴方は「少数だと分かっている意見を言うのは得策では無い。」と言っているダケです。何を先に主張するかという優先順位はありますよ。
しかし、優先順位が低い課題だからといって自らの主張を下ろすべきでは無いと言っているのです。

>>【勝つという目的を導き出す為の現在の戦術を「手練手管」で評論家的に考えている>ダケであり、現実のパトス(情熱)を伴った闘争の現場はそんなものではありませ>ん。】

>結果を出さなければ、何も変わらないですよね。

貴方が考える結果とは多数派になる事しか無いのですか?
未だ誰も語った事が無いが自らが正しいと思った事を率先して主張する事は貴方にとっては自殺行為でしか無いでしょう。
地動説はたった一人が主張を始めたのですよ。
それで異端として処刑されたら主張した事が間違いだったと言うのですか?
貴方は後衛の主張をしているダケです。
私は前衛の主張をしているのです。
この「前衛ー後衛」図式自体「左翼エリート主義」だと思われるでしょうね。
しかし、現にそうです。

>パトスを伴った闘争に固執して結果が出せなければ、それは単なる自己満足でしょ>う。

違います。
正しい主張は「一歩も譲れない。」という情熱を持って行われるという事です。
例え弾圧を受けてもそのような主張をする事は正しい事です。
貴方は「弾圧を受けるような事をするのは間違い。」と言っているのです。
矛先がおかしくありませんか?
弾圧をする方は不問に付すのでしょうか?

>>【闘争の現場に共感できず「勝つ方法論」を醒めた目で模索するダケでは闘争などと>>言うものは成り立たないでしょう。

>>と書いてきて、長壁さんや手ポリオさんに対して私が行った批判を考察者Kさんが私にしているダケなのか?という気がしてきました。
違うかな?】

>Kは人様の論争には基本的に関心ありません。ワヤクチャさんと長壁さんの論争も、>手ポリオさんとの論争も読んだ記憶がありませんので、何とも言えませんが
>「闘争の現場」に共感する事で勝てるとは限りません。(共感が悪いと言う意味では>ありません)

共感だけでは勝てません。
しかし、共感も無いのであればそもそも闘いとは言えないのです。

>でも、基本的に現場というのは「高揚感」から「冷静な判断」ができなくなる傾向が>多いでしょう。

貴方の冷静な判断とは「多数に従え」という事ダケです。

>感情論に流されてしまうと、多くの場合には敗北に繋がる可能性が高くなるとは思っ>ています。

貴方は1つ1つの勝ち負けダケが問題なんですね。
それを日和見主義と言います。
弾圧覚悟で共感を得る為に闘争に立ち上がらなければならない時もあるのです。

戦車を止める為に戦車の前に座り込んで轢かれてしまった人を
「無駄な抵抗をした。」と思うのが貴方であり
その自己犠牲的抵抗に反戦の心意気を感じ同じような事はとてもできないまでも
自分なりに頑張ろうとするのが私です。

闘争に勝つ為の方法論ばかりを考えている人は闘争から一歩身を引いているのです。
よりよい方法論を提起できるのならいいのです。
そうでは無く「もっといい手を考えよう。」とダケ言うのは何もしない言い訳をしているダケです。

「負けた闘争が全て間違っていた。」とは言えないのです。
「負けた闘争には全て何らかの問題があったハズだ。」と一般的に言っても無意味です。
個々の闘争の何が問題であったのかを具体的に述べるしか無いのです。

「少数の人にしか理解できない主張をするのはアホだ。」としか貴方は言っておりません。
「主張をする事で一人でも理解者が出てきたらいい。」と闘争する者は考えているのです。
その時点で勝つことだけが目的では無いのです。

では、では

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