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(回答先: 待った待った待った、縄文ビトさん、ちょっとだけ見てくれ 投稿者 スパルタコスポノ 日時 2005 年 6 月 10 日 22:28:38)
スパルタコスポノさん、こんにちは。
可能な限りの合意形成はやっていこうと思っていますよ。
しかし、相手が頑として同意を拒んだら?
強制せざるを得ない局面があるのです。
ブッシュにはイラクから米軍を撤退させるように強制するしか無いと思っております。
この強制こそが対抗的権力だと思っているワケですよ。
例えばデモによって強制するのです。
>>現在の権力を打倒する為には、この権力に対抗する権力が必要なのです。
>>この権力を打倒しようという人々は打倒する為の権力を形成するのです。
>>権力とは即ち「強制する力」です。
>私は強制する力以上に人々同意を得る力を拡大させていきたいと思うのだ。
それは可能な限りやっていきましょう。
私もそれが一番大事な事は同意します。
しかし、それだけではどうしても先に進めない地点というものがあると思います。
>>金持ちに納得させるようなことも考えていきたいのだ。
それは必要です。
中国や韓国ともめるのは得策では無いという金持ちと一緒に首相の靖国参拝阻止をしていきたいと思っております。
>階級闘争至上主義者ではないからな。
私も違います。
私は階級闘争だとは言っておりません。
よりよき社会の為にどのような権力形成が必要か?
と言っているだけです。
>縄文ビトさん、あなたの構想は面白いから、本も見たいと思うからね。
また、感想をお聞かせ下さいな。
>権力には昔強制する力しかなかった。今や権力も強制する力以上に、同意させる力を>重視してきていますね。
同意させる力も権力の作用なんですが。
靖国参拝に同意させるとか。
強制だけが権力の作用では無いのですよ。
「権力=強制」という権力観では市民社会を管理している権力の姿は全く見えませんね。
暴力的に従わせるのは権力の作用の一部なんですよ。
しかし、対抗的権力は当初は賛同を得ながら敵に強制する権力として登場せざるを得ないと考えます。
>反対派が弾圧される時代の権力と反対派が自由に発言できる権力の時代の差は大き>>い。
その権力の変遷は私も理解しております。
人民を飼いならすのも権力の作用なんです。
様々なエサを与えてね。
>私は権力以上に合意というものを重視している。
合意が得られればそれは既に権力を形成し始めているのですよ。
>日本が北・朝鮮に、営業マンが企業が顧客に強制できる権力には限界がある。
それはそうです。
>メリットを提示して、自発的な同意を取り付ける必要がある。
しかし、相手に対してデメリットのある事でも受け入れさせねばならない時点があるのですよ。
累進的課税とか。
>強制力以上の交渉力。
交渉では解決できない先の話をしているのです。
交渉できる範囲であれば交渉すればいいでしょう。
国鉄民営化の際に国労の組合員が選別的に解雇されました。
交渉しても国鉄は撤回をしませんでした。
その後どうするのか?
という問題を言っているのです。
裁判闘争も法的な強制の為の闘争です。
敗北しましたが。
「人として生きよう」(国鉄残酷物語)のドキュメンタリー映画を見てきましたが。
動労(革マル派)は分割民営化に賛成して国労解体に協力しました。
中曽根は分割民営化は総評を解体する為に総評の一番重要な労働組合である国労を解体する為に分割民営化をやったと述べました。
革マル派は中曽根と協力したのです。
全て合意でやっていけるとでも?
>人々を納得させる力。かつては腕力だけが全てだった。猿の世界はそう。
現在はブッシュという猿が猛威を振るっております。
その親猿に従う小猿もウジャウジャおります。
現在が非暴力的世界だとは私は思いません。
イラク戦争を見るだけでも。
>古代・中世・近世はそれに近い。近代でもまだそうだ。しかし、現代ではこれまで支>配されるだけだった国民の合意が非常に重視される時代となった。
どのような合意を得てイラク戦争は行われ、自衛隊はイラクへ派兵されたのだろう。
マスコミによって洗脳された人々が「そんなものかなあ。」と思って許しただけでしょ?合意なんて上等なものでは無いですよ。
アメリカ人はようやく目が覚めてきたようですが。
>特に先進国の福祉国家では、階級闘争至上主義一本ではなく、金持ちに合意させる力>も重視されるようになった。
どんな合意がありましたかねえ?
金持ちに貧乏人が合意させられたんじゃないの?
小泉支持とか。
>世の中の進歩には必ずしも前の権力の暴力的打倒ではなく、前の権力に納得させて譲>歩を勝ち取ってきた所もある。
別に暴力的打倒を主張しておりません。
現在の権力に対抗する権力の樹立を主張しているだけです。
権力の中には法や制度などのいわゆる暴力では無い非暴力要素があります。
権力も暴力の一形態という論もありますので、このあたり暴力の定義をめぐっての議論が分かれるところですが。
>そうした方がうまくいっている。
制度改革ですね。
それを強制するのも対抗的権力の作用だと申し上げているのですが。
なるほど分かった。
あなたは支配者の権力だけが権力であり、被支配者の対抗的権力という概念が理解できないのですね。
>前者は革命、後者は改良。革命と改良は、二者択一的なものではない。
それは、私も同意見です。
その上で改良や革命を遂行する為の対抗的権力が必要だと申し上げたいです。
>あなたの言葉が権力者を心を動かすかもしれない。
動かしても権力者が自ら権力を変革する可能性は極めて小さいです。
変革は強制するしか無いのです。
根本的な変革であればあるほど。
>権力という言葉がまずいのだ。ガンジーの運動とスターリンの運動を一緒くたにはで>きない。ガンジーの運動は権力者に自発的に譲歩さぜるを得なくする運動であった。
ガンジーの運動も大勢を動員したという意味において権力を形成したのです。
彼のカリスマ性が権威になり権力になったのだ。
だから歴史が動いたのです。
>ちなみに相手が納得して、そうせざるを得なくさせる運動はまず非暴力なものだろ>う。
相手が納得しているのだからね。
そりゃそうだ。
>ちなみに安保闘争のデモ隊は非暴力運動である。
しかし、政府に圧力を掛けている点において権力でもあったのです。
>スクラムを組むことは非暴力である。相手をそうせざるを得なくする運動が暴力を伴>うとは限らない。
相手にそうせざるえを得なくさせているのは強制力が働いているからです。
それが権力の特徴です。
>色々な考えを出し合って、世の中を良くしていくことが大事である。
元より。
>必ずしも全ての取り決めが強制的に決まってきたわけではなく、合意を得てできてき>た面もあるでしょ。
その合意が権力を誕生させたのです。
婦人参政権運動は女性に選挙権を与え、政治家が女性の要望にも配慮せざるを得ないという権力を女性に与えたのです。
女性に主権という権力が与えられたのです。
票という権力が。
>間違ってはいけない。我々には権力や強制力などないのだ。
選挙の時に発揮する権力は有しております。
>そんなもの、ちょっとレスしただけであると思うなら、大間違い。
「ちょっと、レス」では無く、そこに何らかの賛同が得られたら?
>誇大妄想だよ。
対抗的権力形成の萌芽を評価できないのであれば我々には対抗的権力を形成する手段はほとんど無い事になるし、万年負け犬の遠吠えをやる事になるでしょう。
>権力や強制力などない。
投稿一般には強制力はありません。
しかし、私は縄文ビトさんとの対話を求めました。
縄文ビトさんがレスをすればそれに答える義務は発生したと思います。
こういう関係性が何かを生み出していると申し上げたいのです。
そして、あなたや縄文ビトさんとの何らかの合意が得られたのならそこにはさらなる発展があると考えているのです。
その事が「労働を売買する社会」に対する対抗的権力形成になっているのだという事を言いたいのですが、これは分かっていただけ無いのでしょうね。
こういう事が何も無いと考えるのであれば、貴方は一体何の為に投稿をされているのですか?
私は社会をよくする為の力を得たいと思って対話をしているつもりです。
その力が権力の萌芽だと言っているのです。
>嫌なら読まなきゃいいんだから。
そりゃあそうです。
>我々阿修羅の投稿者が他人の思想を簡単に変えられると思うなら、それは誇大妄想>だ。
誰も簡単に変えられるとは思っておりません。
>そんなに他人の考えって簡単に変えられるもんじゃないからさ。顧客への強制力がな>いから、企業も営業マンも苦しむし、考えるんだ。社会では説得力が必要だ。個人が>持つ強制力などない。あったら、恐喝だよ。
一般的には個人には強制力が無いという事は同意します。
しかし、この阿修羅で何がしかのやりとりを通じて「この人にはレスしとかなきゃまずいかな?」とかいう事は出てくるのですよ。
貴方にはそれが全く無いというのであればそれはご自由ですが。
私にはそれはあります。
そんなのはおかしいとおっしゃるのならそうおっしゃってください。
私は対話の中からこの世の中をよくする為の仲間が欲しいのです。