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(回答先: 議論板は個人板ではありません 投稿者 縄文ビト 日時 2005 年 6 月 10 日 15:18:00)
>現在の権力を打倒する為には、この権力に対抗する権力が必要なのです。
この権力を打倒しようという人々は打倒する為の権力を形成するのです。
権力とは即ち「強制する力」です。
私は強制する力以上に人々同意を得る力を拡大させていきたいと思うのだ。
金持ちに納得させるようなことも考えていきたいのだ。階級闘争史上主義者ではないからな。
縄文ビトさん、あなたの構想は面白いから、本も見たいと思うからね。
権力には昔強制する力しかなかった。今や権力も強制する力以上に、同意させる力を重視してきていますね。反対派が弾圧される時代の権力と反対派が自由に発言できる権力の時代の差は大きい。私は権力以上に合意というものを重視している。日本が北・朝鮮に、営業マンが企業が顧客に強制できる権力には限界がある。メリットを提示して、自発的な同意を取り付ける必要がある。強制力以上の交渉力。人々を納得させる力。かつては腕力だけが全てだった。猿の世界はそう。古代・中世・近世はそれに近い。近代でもまだそうだ。しかし、現代ではこれまで支配されるだけだった国民の合意が非常に重視される時代となった。特に先進国の福祉国家では、階級闘争至上主義一本ではなく、金持ちに合意させる力も重視されるようになった。
世の中の進歩には必ずしも前の権力の暴力的打倒ではなく、前の権力に納得させて譲歩を勝ち取ってきた所もある。そうした方がうまくいっている。前者は革命、後者は改良。革命と改良は、二者択一的なものではない。
あなたの言葉が権力者を心を動かすかもしれない。
権力という言葉がまずいのだ。ガンジーの運動とスターリンの運動を一緒くたにはできない。ガンジーの運動は権力者に自発的に譲歩さぜるを得なくする運動であった。
ちなみに相手が納得して、そうせざるを得なくさせる運動はまず非暴力なものだろう。ちなみに安保闘争のデモ隊は非暴力運動である。スクラムを組むことは非暴力である。相手をそうせざるを得なくする運動が暴力を伴うとは限らない。
色々な考えを出し合って、世の中を良くしていくことが大事である。必ずしも全ての取り決めが強制的に決まってきたわけではなく、合意を得てできてきた面もあるでしょ。間違ってはいけない。我々には権力や強制力などないのだ。そんなもの、ちょっとレスしただけであると思うなら、大間違い。誇大妄想だよ。権力や強制力などない。嫌なら読まなきゃいいんだから。我々阿修羅の投稿者が他人の思想を簡単に変えられると思うなら、それは誇大妄想だ。
そんなに他人の考えって簡単に変えられるもんじゃないからさ。顧客への強制力がないから、企業も営業マンも苦しむし、考えるんだ。社会では説得力が必要だ。個人が持つ強制力などない。あったら、恐喝だよ。