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(回答先: 【国家主義】 投稿者 ジャン 日時 2005 年 5 月 23 日 22:01:24)
若きマルクスは、ライン新聞に執筆当時、ヘーゲル左派として、
国家有機体論によって論敵に対峙していた。
しかし、フォイエルバッハの唯物論との出会い、フランスでの経験などをもとに次第に
ルソーの影響を受けつつ、独自の国家論へと変貌している。
その思想変遷の過程に「クロイツナハノート」があって、研究の対象となつているようだ。
(検索してみれば、いくつかの研究論文が出てくる)
マルクスにとって、国家とは、ある時期は有機体であり、あるときは政府であり、
そして、両者が一つのものになるとき、すなわち統治者と非統治者が完全に一致するとき
国家は死滅するということであろう。
それにしても、国家有機体論からの思想の変遷は、興味深い。
なぜ、そのように変遷したのか。
その内なるエネルギーはなんだったのか。