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(回答先: 【地球化】【地域化】と国家 投稿者 丸服亭直三 日時 2005 年 5 月 21 日 11:40:46)
という事です。
それで国家の役割を減少させていこうとしているのです。
国家の解体というスローガンは中々受け入れられないと思っております。
それは国家によってこれまでどれだけ多くの人に災いがもたらされたのかについての認識がまだまだ不足しているからです。
>【地球化】【地域化】と国家
地域・市町村・都道府県・日本国・東アジア共同体・アジア共同体・地球
というようなカテゴリーをなるべく多く作って細分化する事によって国家の役割は減少すると考えます。
>http://www.asyura2.com/0505/dispute21/msg/145.html
>投稿者 丸服亭直三 日時 2005 年 5 月 21 日 11:40:46: vkQp.kQsbRAtc
>(回答先: 中心的な役割は支配階級の権力 投稿者 ワヤクチャ 日時 2005 年 5 月 21 >日 10:26:19)
>国家を暴力装置であるとして否定的に見る見解とは別に、グローバリゼーション(地球>化)とかローカリゼーション(地域化)などを持ち出して、国家を否定しようとする>>人々もいます。
国家は軍隊・警察・法律を持っているので明確に暴力装置なのです。
問題は誰の為の暴力装置なのかです。
主要な役割は資本家の為の暴力装置であります。
国家が何をしてきたのかを共に学んでいきませんか?
日本国が何をしてきたのかです。
それは戦争や外交に端的に表れます。
>一方ではグローバリゼーションによって国境の壁はやがて無くなり、他方ではローカリ>ゼーションによって国家は実態を失っていくはずであるとして国家を相対化し、更には>解体してしまおうとするわけである。
これまでのような国家であるのなら百害あって一利ないので解体しようと言っているのです。
害とカモフラージュが渾然一体となっているのが国家なのです。
>経済がグローバル化し、技術や情報などが国境の壁を乗り越えて移動するようになった>結果、旧来の国家概念だけでは説明できない事態が生じています。
>それを象徴するのが、ヨーロッパにおける国家統合(EU)であるというわけです。
>また、国際連合をはじめとする様々な国際機構が成立する事によって、これまで絶対的>と考えられてきた国家主権も制限される傾向にあり、いずれ主権国家はなど消滅するで>あろうと予言されています。
主権国家とは何かを問わねばなりません。
外国資本が国内で活動する事は主権の侵害ではないのか?
だとすれば主権の定義は何か?です。
主権は政治的概念であるので経済活動には適用されないのか?
【主権】
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E4%B8%BB%E6%A8%A9&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=
【経済主権】
http://www.jca.apc.org/~kmasuoka/places/col204.html
【奴隷の主権 :占領下で実施されるパレスチナの首長選挙 】
http://www.k2.dion.ne.jp/~rur55/J/Others/barghouti-slave%20sovereignty.htm
>他方、彼らは国内にあっても地方分権化が今後ますます進行し、その結果、国家の役割>も縮小し変貌せざるを得ないといいます。
地方で様々なサービスを提供できるようになれば国家の役割が減少するのは当然でしょう。いい事なのでは?効率から言っても。一旦巨大な国家という単位で金を集めてそれを再び各地方に分配するなんて二度手間ですよ。
宅急便をすべて東京に一旦集めてから各地区に送り直すようなものだ。
>しかし、それらの現象はあくまでも真実の一面でしかなく、ことの本質を言い当てたも>のとはとてもいえません。
では、本質は何かをおっしゃって下さい。
>というのは、EUにしてもドイツやフランスなどを中心に新しい国家連合を形成し、従>来の国境の壁を低くしようとしているだけであって、仮に将来、新しいタイプの国家が>誕生したとしても、それは決して国家そのものの消滅を意味しないからです。
国家の役割の減少は起こっているのでは?
EU自体が新たな巨大国家として誕生したという見方もあるのかも知れませんが、EUと各国という2段階があるのでそれぞれが規模に応じた役割を担い、各国はこれまでの国家機能の一部(通貨発行券)をEUに移行させたと言えましょう。
このような大きな共同体を作るという事と地域の小さな共同体を作るという事を同時にやっていけばいいのです。
最終的には多くの細分化されたカテゴリーの上に地球共同体を生み出し戦争を回避する事が目標となりましょう。
これまでの意味での国家は少なくとも消滅します。
国家の安楽死を目指しているとも言えます。
「解体する」と「自然死」は違いますが「自然死」を推進するという意味で「解体する」と言っているのです。
>>現に、国際社会においては主権国家が対立していて、近い将来に国家が消滅は考えら>れない情況にあります。
誰も近い将来に国家が消滅するとは言っておりません。
何千年かは掛かるかも知れません。
そういうスパンで考えているのです。
国家の本質に関する理解が多くの人に浸透する速度は100年単位ぐらいで考える必要があるでしょう。
>それどころか、経済や情報などの分野で、グローバル化が進行するほど、逆に人々は国>家や民族のアイデンティティを意識する(させられる)ようになるという現実がありま>す。
意識はするでしょうが、それをどういう方向に持っていくかですね。
共存の方向に持っていくのか対立の方向に持っていくのかです。
そして国家とは何か民族とは何かについて多くの議論が必要でしょう。
私はデッチ上げられたものだと考えております。
デッチ上げられたものを後生大事に我々は取り扱っているのです。
権力を作る過程でデッチ上げられたと思っております。
様々な物語を捏造して。
>また、卑近な例をとってみても、人はパスポート無しには国境一つ自由に超えることは>出来ないし、いざという時、最終的に国民を保護してくれるのはその母国しかないとい>うのが厳然たる事実です。
自己責任という言葉を小泉が使ったという事は日本は国家では無いという事ですか?
というか小泉は国民に命なんてどうでもいいと思っている事を証明したのです。
公明党の冬柴もですが。
国家は国民の中で保護すべき者を保護しない者を取捨選択するのです。
1人の人間の命を助ける為にあらゆるレベルの行政単位が協力して行動する事が必要です。
今のような国家だけでは心許ない限りです。
現状はどうあれ国家だけに人間保護の役割を押し付けるのは実効性に乏しいでしょう。
>「国民」飛び越えた(超越した)「地球市民(世界市民)」など存在していません。
日本国民でありなおかつ地球市民であるという事です。
1人の人間は多数のアイデンティティを持つのです。
地球温暖化の事を考える時にその人は地球市民になっているのです。
国民を飛び越える必要はありません。
>さらに、ローカリゼーション(地域化・分権化)といっても、それはあくまで主権国家>の枠内における出来事でしかありません。
もし、地域で充分に自立し生活できるならば、その地域に主権があると言ってもいいのではありませんか?
主権という言葉の定義もはっきりさせなければなりませんが。
【生活者主権】
http://homepage3.nifty.com/ne/se/
【「主権」っていったいなに?】
http://allabout.co.jp/career/politicsabc/closeup/CU20040418/?
FM=cukj&GS=politicsabc
【主権という考えは近代になって生まれた】
もともとは国王の独裁的権力を主張するための理論だった
http://allabout.co.jp/career/politicsabc/closeup/CU20040418/index2.htm
>いくらローカリゼーションが進行しても、国家の持つ防衛や外交といった機能までは消>滅する事にはなりません。
軍縮会議の開催によって防衛は縮小すべきです。
外交も1国単位から様々な行政単位の外交があり得るでしょう。
沖縄と中国の経済交流を活発化する事などどんどんやっていっていい事でしょう。
【沖縄・中国友好協会】
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-1980-storytopic-11.html
>カンボジアやアフガニスタンなど国家が崩壊した地域の人々の悲惨な境涯を見れば、国>家をフィクションだといって相対化しようというのは、児戯に類した振る舞いでありま>しょう。
それらの国家が崩壊した原因は何ですか?
カンボジアはポルポトの影響が大きいでしょう。
ポルポトは毛沢東主義派であり国家解体論者ではありません。
国家解体論者で無い人々が国を破壊したのです。
権力闘争によって破壊したのです。
私は国家の機能を減少しても大丈夫なシステムを作ると言っているのであり、そのようなシステム無しにいきなり国家を解体すると言っているのではありません。
その順番を間違えないように。
アフガニスタンの現状はアメリカが破壊したのです。
タリバンは問題はあったでしょうが国内は統一されていました。
同じ事はフセイン政権下のイラクでも言えます。
今イラクはCIAやモサドが内乱に持ち込もうと工作しているのです。
>そして皮肉にもこのような国家相対化論者も含めて、国民の生命、自由、財産を守るた>めに機能しているのは母国しかありません。
戦争の方向に持っていっている国家が国民の生命、自由、財産を守るとお思いですか?
甘いですよ。
まして、自殺者が年間3万人を超すという事は生命を守っているとは言えないのです。
これも自己責任で片付けるおつもりですか?
経済政策の失敗による自殺が大半でしょう。
>とすれば、国家が国民の生命、自由、財産を守るためにも、まず国家の治安と秩序が維>持され、対外的独立が保持されなければなりません。
前提が間違っているので後の論も間違っております。
>それゆえに端的に言えば、国家とは「治安と防衛の組織」といえます。
「国家解体論者などは殺してしまえ」という治安の組織です。
中国人や朝鮮人と再び殺し合いをしようとする組織です。
野蛮(暴力)が国家の本質です。