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(回答先: 小泉首相の独裁的政治手法と安部晋三氏 投稿者 兼好法師 日時 2005 年 5 月 15 日 04:47:10)
兼好法師さん初めてメールを差し上げます。
現在状況を突いていて意義ある問題提起だと考えます。
まず1として小泉首相の次の首相に阿部氏がなるのには問題があります。彼は非常に危険です、拉致問題で横田夫妻をあおりあげ、個人の問題を国家の問題に格上げさせた張本人です。以前このことで私も書いたことがあります。
そして考えられるなら阿部氏が首相になるようでしたら首相にすべきではない人物として何らかの反対行動を考えてもいいのではないかと思いますが。また彼が首相になったとしても、アメリカのブッシュ政権にはいいかも知れませんが、世界的には今よりも悪い日本のイメージになるのではないでしょうか。
2として、私が考えるには郵政民営化という問題ですが、つまり現在では郵政公社として民営化の逆である国有化になっていることです。人間社会では国有化(社会所有化)が良いのか、または民営化がいいのか、どちらを人々は選ぼうとしているのかにあいまいさがあるようです。
私は以前から人間社会はある時点から経済を握った者が政治を取り込み、治安という名目で軍事力を使用し、人間社会を支配してきた。歴史とは時代の中で経済を握った者がその社会を変化させてきただけであり、現在では封建制(力)に替わるものとして最終的に行き着くところの金、つまり経済がそのものずばりの資本という形で人間社会を支配していく。
不平等本来のもの(富)を握った一握りの人間が社会を支配する形になっただけです。これは資本主義の序盤にすぎないものです。これからが経済を握った者がその富を守るためにどのような手でも使うわけです。
話は変わりますが阿修羅という書き込みの中で以前ユダヤ金融資本が世界を牛耳る時代が来ると盛んに書き込んでいましたが。そのことは歴史の中での経済を握ったものが人間社会を支配するということとなんら代わりがありません、まだ経済力を利用し、力で人間社会を支配している時代に比べたら現在のユダヤ金融資本の支配のほうが現在段階で言論が保障されているだけまだましかも知れません。
別の言い方をすればマルクス自体が経済を握った者が人間社会を支配するということを理解していたのかも知れないと私は考えています。つまりプロレタリア独裁とは労働者が経済を握れということを力説していたのかも知れません。ただ結果として、政権を取った少数のものが経済を握り多数の人達を支配してしまったに過ぎなかったといえますが。原因は民主的な政策が思想自体に欠如していたのでしょう。
何か纏まりの無いものを書いてしまいましたが。一つだけ言いたいのは人間社会では国有化(社会的所有)がいいのか民営化がいいのか、人はどちらを選ぶのか、今回の郵政公社問題で考えさせられました。ただ現在は資本主義の序盤に過ぎないいじょう全ての公的な形の職場(国家公務員・地方公務員・消防・警察・公的学校職員)等々やがて民営化されていくと考えています。イラクに参加している民間の軍人(人殺しの戦場に行く)のように。資本主義の最終的行き着く先は民営化である私企業化に向かうはずです。
かってのサラ金は大手を振って歩ける形ではなかったのが、今では大手の銀行がサラ金化しています。人は経済を握られたとき隷属化する以外生きるすべを失います。