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小泉首相は、ナチス・ドイツのヒトラー総統もやらなかった独裁的な政治手法を
取っているようだ。主なものを以下にあげる。
（１）亀井静香氏との財政出動するという選挙公約の反故
亀井氏は、デフレ不況に困窮する中小零細企業と地方の地域経済のことを考え、
今こそ財政出動して、政府が景気を下支えするという考えで、
小泉首相から財政出動するという約束を取り付けて、自民党総裁選から辞退した。
ところが、小泉首相は、自民党総裁・首相になるや、この亀井氏との約束を反故にし、
財務省の言われるままに、緊縮財政に走った。その結果、どうなったか。
景気は回復せず、逆に大量の国債発行を余儀なくされ、かえって日本国の財政は悪化した。
（２）外務省改革を本気でやろうとした田中真紀子氏の更迭
田中真紀子氏は、外務省のことを伏魔殿と呼び、外務省の人事権を握って、
本気で外務省改革を行おうとした。これに対し、外務省官僚は面白くないと思ったに違いない。
更迭の表向きの理由は、鈴木宗男氏とのいざこざだが、背景にある根本的理由は、
外務省の利権をそのまま温存したいというエリート官僚たちが、小泉首相に、
田中真紀子氏の更迭を進めたからだろう。
（３）郵政民営化に難色を示した総務省官僚２名の更迭
内外に難問が山積する中、小泉首相だけが、米国ブッシュ大統領からの要請に従って、
郵政民営化に血眼になっている。日本国民の大多数は、郵政民営化など望んでもいないのに。
今回、郵政民営化に難色を示した総務省官僚２名が更迭された。
小泉首相は、この２名がいたのでは、郵政民営化法案を成立させるのに支障があるからと
判断したのだろう。ここに小泉首相の独裁的政治手法を感じる。
そもそも民主主義とは、少数意見や反対意見も尊重し、最後は多数決で決めるが、
その時には、少数派・反対派にも納得してもらうというのが大原原則なはずだ。
しかし、小泉首相は、少数派・反対派と議論せず、脅しをかけたり、切り捨てたりしているようだ。
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結局小泉首相は、利権を守りたい官僚と、自国の国益を守りたい米国の操り人形なのだろう。
これでは、日本が良くなる訳がない。問題は、小泉首相の後に誰が次期首相になるかだ。
昨日、自由民主党のホームページを見てみた。
今までは、必ず「小泉首相の顔の画像」がトップページのどこかに出ていた。
昨日は無くなっていた。与党自民党は、小泉首相の人気や賞味期限は過ぎたと判断しているのだろう。
代わりに、「安部晋三」幹事長代理「語る！！」というコーナーで
「安部晋三氏の顔の画像」が目立つ。
与党自民党は、次の衆院選挙を、安部晋三のイメージや人気で乗り切ろうとしている姿勢が伺われる。
しかし仮に「安部晋三」氏が次の首相に就任した場合、日本はどうなるだろうか？
今の小泉政権よりも悪くなる可能性が否定できない。
安部晋三氏は、あたかも北朝鮮埒被害者の見方で、国民の為を思っているというイメージを
国民に持たせようとしているようだ。しかし実情は、国民の為と言うより、
次の選挙で有利になるように、北朝鮮埒被害者を政治的道具として利用しているだけではないのか？
安部晋三氏が次の首相になったら何をするか。
次のようなことを行うだろう。
（１）北朝鮮脅威論を煽って軍備拡張
軍備拡張のために邪魔になることを排除し、軍備拡張に繋がることを行う。
具体的なことは、国際貢献の美名のもと、憲法改悪して、自衛隊を軍隊として認め、
自衛隊に集団的自衛権を与えて、米国と一緒になって戦争が出来るようにする。
その為に邪魔になることを規制するために、国民保護やプライバシー保護の美名のもと、
有事立法成立を受けて「国民には国を守る義務がある」などという文言を憲法に盛り込み、
個人情報保護法の成立を受けて「メディア規制で自由な報道を禁止」できるようにする。
軍備拡張した結果何が起こるか。
米国の軍需産業を肥やさせ、日本国民は戦争の犠牲になるだけである。
（２）財政再建の為に増税
国土と地方合わせて日本の借金が１０００兆円を超えると言う。
この借金を返すためには、国民の負担増が必須と言う官僚の考え方の受け売りで、
消費税増税などの国民負担の負担増を迫るだろう。
国と地方の借金が１０００兆円と盛んに宣伝しているのは、
国民に負担増を迫るための布石だろう。
この借金にしても、元々政府や官僚が利用価値のない箱物の建築物を
各地に建造してきたことが原因である。
国民が望んでもいない箱物の建築物を政府や官僚の責任で作ったにも関わらず、
責任を取らずに、それを国民負担に摩り替えることは断じて許せない。
安部氏の目論見は以下のようなものだろう。
自衛隊を正当化し、軍備拡張し、日本の軍需産業に日本経済の景気の牽引役になってもらう。
しかし、その後に残るのは、戦争犠牲者だけである。
安部氏が次期首相になっても決して良くならないどころか、
日本はもっと悪くなるかもしれない。
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私は、次のように予想している。
（１）日本の「右傾化」「庶民いじめ」の傾向は、今後１０〜２０年続く。
（２）多くの日本国民が間違いに気が付き、本当の意味で日本が良くなるのは、
今からおおよそ３０年ぐらい先である。
小泉首相や官僚、政府が、国民の声に耳を貸さず、
弱者切り捨てを平気でやるのなら、小泉首相や政府の相手をするのは時間の無駄である。
日本の将来のことを真剣に考えるなら、さっさと小泉首相や政府を切り捨て、
どんなに不遇であっても、日本の将来のためになることだけやっていた方がマシだと思う。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。