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(回答先: トム・クルーズ,「サウスパーク」再放送に圧力?=業界筋 [ロイター] 投稿者 white 日時 2006 年 3 月 18 日 19:16:15)
□『サイエントロジー』とは? ウィキペディアから
サイエントロジー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サイエントロジー(Scientology)は、L・ロン・ハバードが創始した新宗教であり、アメリカに本拠地を置いている。その活動はさまざまな波紋を呼び、USENETでもたびたび議論を呼んだ。フィンランドの匿名リメイラーサイト(penet.fi)を閉鎖に至らせたことでも知られる。
用語法など、見たところは伝統的な宗教よりも自己啓発セミナーに似ている。実際、サイエントロジーの前身である“ダイアネティックス”は「これは科学である」と主張していた。この活動が自らを宗教と主張するようになったのは、サイエントロジー教会の設立以降である。
"サイエントロジー"、"ダイアネティックス"、"L.ロン ハバード"、"ハバード"という表現はいずれも日本における登録商標である。
活動
最初のサイエントロジー教会は、1954年に米国ロサンゼルスで設立された。その後、全米、全世界の主要都市に設立され、現在では合わせて150を超える教会が活動している。日本では、1980年代に東京で設立され、現在も活動を続けている。現在では、各地域のサイエントロジー教会をすべて統括する上級組織として国際サイエントロジー教会が米国ロサンゼルスに置かれている。サイエントロジー教会の活動と運営は、L.ロンハバードが書き残した数多くの方針書(Policy Letter)に基づいて行われており、それらの方針書は主題ごとに編纂されて全11巻の書籍として出版され、公開されている。
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サイエントロジーの主張
サイエントロジーは、個人の精神性と能力と倫理観を高めることによって、より良い文明を実現しようとする宗教である。宗教学者の多くも、その宗教性の高さゆえに正真正銘の宗教として認知している。また、アメリカ合衆国政府(国税局)もサイエントロジー教会に対して長年にわたる税務調査を行い、純粋に宗教的な目的で運営されていることを確認し、1993年に非課税の宗教法人として承認した。イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、台湾など、その他数多くの国でも政府から宗教法人として公式に承認されている。 ただしスイス国内の少なくとも4か所の裁判所が、 サイエントロジーは宗教ではなくて事業だと認定している。 そして注目すべきことに 同団体は「組織的詐欺」の疑いでも取り調べを受けた。同団体はこの他にも、 世界各国で、不審死亡事件に関連した裁判で敗訴している。
L.ロン ハバードは1950年に、『ダイアネティックス−明確な思考を取り戻せ』を出版し、アメリカ合衆国でベストセラーになった。
その後、同書を読んだ読者たちが、ダイアネティックスの技術を使ってお互いにカウンセリング(同書の中では「オーディティング」と呼ばれる)を始めて、全米各地にダイアネティックスの実践グループが草の根で広がった。ハバードは、その技術の教育と普及を目指してハバード・ダイアネティックス財団を組織し、さらに研究を続けた。ダイアネティックスは、心因性の病気や人間の振舞いの逸脱の原因とされる反応心を取り除くカウンセリング技術だったが、研究を続けるうちに、さらにその理論と技術を深めて、人間の精神性そのものを高める宗教哲学サイエントロジーを開発し、発表した。多くのダイアネティックス実践者たちはこの新しい宗教哲学を歓迎し、1954年にサイエントロジー教会が創設された。それ以来、サイエントロジーだけではなくダイアネティックスも、サイエントロジー教会によって提供されるようになった。
ハバードはその後も研究を続けて、数々の新しい技術の開発に成功し、それらはサイエントロジー教会などによって提供され、サイエントロジストたちに受け入れられていった。その中には、勉強の際に起こる障害を克服するための「勉強の技術」、体内に蓄積された残留薬物や化学物質を体外に排出する薬物リハビリ技術である「ピュアリフィケーション・プログラム」、失われた道徳心を回復するための一般向けの「しあわせへの道」、犯罪者更生のためのプログラム「クリミノン(Criminon)」なども含まれる。
サイエントロジー教会ではさまざまな宗教サービスを提供しており、その主要なものは、オーディティングを提供すること、およびサイエントロジーの理論と技術を学ぶための各種のコースを提供することである。これらのサービス提供を組織的に続けていくには資金が必要であるため、教会ではそれぞれのサービスに対して一定の金額の寄付金をそのサービスを受ける人から受け取っている。例えば東京の教会の場合、地上8階、地下1階の建物全体を利用し、サービスを提供したり組織を運営するためのスタッフが100人以上おり、それらの経費は寄付金によって賄われている。金額はサービスによってさまざまである。その他にも、無料の講演や日曜サービス、2時間半の無料体験オーディティングなどがあり、また、一般書店や教会で販売されているハバードの著作を読むことによって基本的な知識を得ることもできる。日本には、東京の教会以外にも、より規模の小さいミッションと呼ばれる組織が東京近郊や地方にいくつかある。
サイエントロジストに期待されるのは、オーディティングを受け、サイエントロジーの理論と技術についてのトレーニングを受けることによって高い能力と精神的な自由を獲得することであり、サイエントロジーを普及させることによって文明全体の精神性を高めることであるとサイエントロジストは考えている。
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外部から見たサイエントロジー教会
サイエントロジーを時に批判する人もいる。
ダイアネティックスについては、超能力や気功などの疑似科学批判の急先鋒であるマーティン・ガードナーの『奇妙な論理〈1〉―だまされやすさの研究』ISBN 4150502722 において疑似科学であると指摘されている。
また、サイエントロジー教会はこれまでに多数の訴訟を起こしている。その訴因は名誉毀損や著作権・商標権侵害である。
特に興味深い事例が反カルトの急先鋒であったCAN(Cult Awareness Network)という団体への訴訟とその顛末である。『CANに拉致されて脱会プログラムを施された』とペンテコステ派の教団に属する若者が起こした訴訟であったが、弁護士はサイエントロジストだった。敗訴したCANは賠償金支払いに耐えられず破産し、その法人名はサイエントロジー教会を含むキリスト教系、仏教系の関連団体によって受け継がれた。
アメリカの社会を過激に風刺するアニメサウスパークで時々サイエントロジーをからかったようなシーンがある。シーズン7「羊たちのトイレットペーパー」では子供達がサイエントロジー信者に捕まり人格診断テストを受けたという嘘話を作るシーンがある。劇場作品がMTV Movie Awards 2000を受賞したとき、授賞式でジョン・トラボルタにもらった性格診断用紙をトイレットペーパーにする映像が流れた。South Park At The MTV 2000 Movie Awards
2005年7月11日(月)、パリ市議会は、そのメンバーのひとりであるトム・クルーズを名誉市民とするか否かの議題に対し、クルーズがサイエントロジーのメンバーであることを理由に名誉市民にしない趣旨の決議を採択。世紀の二枚目俳優はパリでは「歓迎すべからざる人物」と規定された(クルーズはサイエントロジーのメンバーであることを公言し、「戦闘的活動家」を自認している。ただし、フランス南部のマルセーユ市はクルーズを名誉市民としている)。
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